いきいき人生 vol.52
マージャンを愛してやまないシルバー世代に贈る
こころすこやかに生きるためのささやかな処方箋
お茶と一口に言っても、その味や効能はさまざま。
ぜひあなたも自分の身体にあったお茶を見つけて、
健康的な麻雀ライフをおくりましょう!
4月は新しいことがスタートする方も多い月ですね。暖かく春らしい季節にもなり、お茶を持って出かけたくなってきます。そのお茶ですが、今ではコンビニでも色々な種類のお茶が出ていて、手軽に飲めるようになりましたね。
皆さんがよく飲む日本茶は、年に4回摘み取りをする時期がありますが、4月末から5月に摘み取られるのが「一番茶の新茶」です。この時期のお茶が一番おいしいと言われるには理由があります。その理由は、冬に養分を蓄え、春に成長する新芽なので、うまみ成分のテアニンが多く含まれるからだそうです。
お茶は抗酸化作用があるカテキンが多く含まれているため、風邪予防や抗がん作用が期待される飲み物として知られていますが、お茶の種類によって製法や成分が違うので、身体の不調やダイエットなどの目的別に飲み分けることもできます。
先月は粉症によい食べ物をご紹介しましたが、花粉症対策としてメチル化カテキンという成分がほかのお茶より多く含まれるべにふうき茶がよいそうです。メチル化カテキンという成分は、抗アレルギー作用も高いのですが、なんと脂肪蓄積を抑制する効果も高いそうです。一石二鳥!という方も多いのでは。さらに、美肌効果としてビタミンC、消臭効果としてクロロフィル、リラックス効果としてテアニンやGABA、虫歯予防としてフッ素も含んでいるそうです。色々な効果が期待されるお茶ですね。
次にご紹介するのは、これから薄着になるのでダイエット効果があるお茶です。テレビコマーシャルでも黒茶として宣伝されているプーアール茶で、緑茶をコウジカビで発酵させたお茶です。プーアール茶は、脂肪分解酵素であるリパーゼを活性されて余分な脂肪を分解して排出させる成分があり、脂肪吸収を抑制する重合化カテキンという成分も豊富なためダイエット効果があると言われており、食事と一緒に飲むのがお勧めです。このほか、アスパラチンやS0Dという酵素により、悪玉コレステロール抑制や血糖値抑制などの効果が期待されるルイボス茶、ビタミンやミネラルが豊富で飲むサラダと言われるマテ茶など、ご紹介しきれないほど世界中の様々なお茶がありますので、皆さんも体調に合わせて手軽にお茶を飲んでみませんか?
text by 中野千津香
行政書士。2004 年「なかの千津香行政書士事務所開業。
介護福祉士、アロマの資格を持ち、相続・遺言・成年後見など高齢者関係の中心の仕事をメインとしている。
http://nakano-office.net