いきいき人生 vol.50
マージャンを愛してやまないシルバー世代に贈る
こころすこやかに生きるためのささやかな処方箋
日々の食事によって健康を保つのは生活の一番の基本!
普段捨ててしまうような部分にも栄養がたくさん!
寒い冬から少しずつ春めいた日が増える3月です! と同時に、花粉症の方はとっても辛い時期になりますね。
最近は、ある会社が開発した乳酸菌のサプリメントを服用すると8週間で改善する、などの朗報が広告でも大きく掲載されています。花粉症の症状がでるのは、Th1細胞とTh2細胞のバランスが崩れ、Th2細胞が多くなってしまい、Th2細胞が優位になることで体内に花粉が入ってくると異物に強い反応を示してしまうからだそうです。そして、くしゃみ、鼻水、涙といった花粉症の症状が出て、花粉を外に排出しようと過敏な反応をしてしまうそうです。
その症状に効果があるのが乳酸菌と言われていますが、皆さんの身近な食べ物にも実は効果があるものがありますよ。その中でとても驚く食材、というか食材の一部、がありました。それは、私がいつも捨ててしまっている部分だったのです。
野菜の皮には栄養素がたっぷりあり抗酸化作用があることが知られていますが、皆さんはレンコンの皮はむいて召し上がっていませんか? レンコンの表面にある黒い点の部分にカテキンが含まれており、皮ごと食べるとアレルギー症状を起こす抗体の血中濃度が下がるという結果が発表されたそうです。皆さんもなるべく黒い部分は取り除いて調理せず、色々な料理に皮ごとレンコンを摂り入れてみてください。
そして、身近に安く手に入るバナナ。毎日食べ続けることにより、花粉症のくしゃみが緩和されたという結果の発表もあるそうです。レンコンは、なかなか毎日食べるのも大変ですが、この時期にバナナを毎日食べることなら続けられそうですね。
このほか手軽にとれる飲み物として、日本茶などカテキンを含むお茶や赤ワイン、青汁もいいそうです。赤ワインは、プロアントオシアジニンというちょっと聞きなれないポリフェノールを含んでいるからだそうですが、飲みすぎるのは厳禁ですね。まだまだありますよ。青魚やきのこ類、シソ、納豆など調べると結構たくさんあることが分かりました。これらは日本人が昔から食べているものも多いのですが、コンビニやファミレスでも最近は根菜類が入っているメニューなども増えていますので、皆さんも普段の食事を考えながらこの時期を乗り切りましょう!
text by 中野千津香
行政書士。2004 年「なかの千津香行政書士事務所開業。
介護福祉士、アロマの資格を持ち、相続・遺言・成年後見など高齢者関係の中心の仕事をメインとしている。
http://nakano-office.net