麻雀を教えるって、どういうこと?第3回

前回はいよいよ麻雀を打ち始めるところについて触れてきましたね。

以前は最初に4枚麻雀を取り入れていましたが、今はいきなり13枚で麻雀を始めるようにしているとの話をしたかと思います。

その理由は、13枚でメンツを作る方が、4枚でメンツを作るより遥かに簡単だからということでしたよね。

今回はこの部分について深く掘り下げていこうと思います。

話は前回に遡りますが、私の麻雀教室では講義を大切にしているといったことをお伝えしましたね。実際は(私も昔はそうでしたが)講義を聞くよりも麻雀牌を使って麻雀を打つ方が、生徒さんも楽しいに決まっていますよね。それでも講義を大切にしているのは、麻雀という複雑なゲームのメカニズムを知ってから麻雀に触れた方が、知らないで始めるよりも圧倒的に成長や理解度のスピードが速いからなのです。

「習うより慣れよ」なんてよく聞く言葉ですよね。

実際麻雀を覚えた方はこれがほとんどだと思うのです。今、麻雀を楽しんでいる方の大多数がこのように実際に麻雀牌を触りながら教わったのではないでしょうか?もちろん私もそうでした。

麻雀の面白さに引き込まれ、麻雀を覚えようと、強くなろうと努力した日を昨日のことのように思い出します。そんな時、みなさんは麻雀をやりながらいろんな疑問にぶつかりませんでしたか?

???なんて、?がいくつも並ぶようなことは日常茶飯事だったはずです。

そんな時はどうしたかというと、麻雀が詳しい人に聞いてみたり、自分で本を読んで調べながら学んだはずなのですが…皆さんはどうでしょうか?

人に教えてもらったり、自分で調べた事でも、納得がいかなかったり理解に苦しむことが必ずあったはずです。麻雀を丁寧に教えてくれる人がいればいいのになぁって、私もずっと思いながら麻雀を打っていたような気がします。私の場合は、そのような疑問を持ちながらも麻雀の楽しさの方がずっとずっと上回っていた為に、わからないながらも麻雀を打ち続けてきたのだと、今となってはそう思うのです。

しかしそれはレアケースなのですよね。

同時期に麻雀を始めた仲間たちで、今でも麻雀を打ち続けている仲間は本当に少なくなりました。それは、麻雀以上に楽しいことを見つけたり、他にやりたいことが出来たなどといった理由の方も多いとは思いますが、大多数は麻雀というゲームの性質を(本質といってもいいのかもしれません)理解できなかったからだと思うのですよ。

麻雀のメカニズムさえハッキリと理解しておけば、麻雀の楽しさは倍増するはずです。

ですから麻雀についての講義に私は力を入れているのです。

麻雀の講義の内容ですが、まずは麻雀牌の枚数や種類について丁寧にお伝えします。

(この部分について今回は割愛します)

その後、組み合わせ(メンツ)の種類と作り方についてお話していくのですが…

この部分が4枚麻雀をやらずに13枚で麻雀を伝えるようになったかの秘密が隠されているのです。

麻雀の組み合わせ(メンツ)には、大きく分けて刻子(コーツ)と順子(シュンツ)があることを伝えます。その他に、雀頭(ジャントウ)と呼ばれる二枚一組で作る組み合わせがあり、『4メンツ+1雀頭』を作るゲームだということを徹底的に伝えるのです。(国士無双や七対子といった例外もありますが…この時点では全く触れません)

ここで生徒さんたちに考えて頂きます。

組み合わせを作るときに、コーツを作った方が簡単なのか、シュンツを作った方が簡単なのかを質問するのです。

すると、大抵の生徒さん達は考えるのです。

考えると、コーツよりシュンツの方が圧倒的に作りやすいことに気が付いて頂けるのですよ。ここで大切なことは、『自分で考える』ということです。何となくといった回答は受け付けずに、ゆっくりでもいいから考えて頂くようにすることが大事なのですよね。

自分で考えたことは、あまり忘れません。

しかし、言われた事や聞いたことは意外と忘れやすいのです。

これが、講義をやらずに黙って生徒さんの麻雀を見てみると、生徒さんの大多数が(特に女性の方には多いのですが)シュンツを作らずにコーツを作ろうとする方が多く見受けられるのです。(女性に多い理由は視覚的にコーツの方がシュンツより美しく見えることが原因だと思われます)

麻雀牌は1種類につき4枚しかないという事。麻雀は4人で行うゲームだという事。

コーツ作りには運の要素も含まれるという事。

よって、コーツを作るのは非常に難しいという事。これをまずしっかりと伝えます。

対してシュンツを作ることは、

組み合わせを作る工程上、シュンツを作ることがコーツを作ることより遥かに簡単だという事。

シュンツは横に伸びていくという事。

コーツ作りには運の要素も必要だが、シュンツ作りにはテクニックがあるという事。

このシュンツ作りの【テクニック】をまずは生徒さんにご理解頂く事に私は何よりも重点を置いているのです。

それは、塔子(ターツ)の優劣と単独孤立牌の優劣の話なんですね。

ターツには、

・辺張(ペンチャン)ターツ

・嵌張(カンチャン)ターツ

・二門(両面)(リャンメン)ターツ

の三種類のターツがあるという事。

この三種類のターツにはそれぞれ優劣があるという事。

カンチャンターツの中にも差があるという事。

詳しくは企業秘密になりますのでここでは割愛しますが、しっかりと優劣を判断して選択することが、メンツ作りにおいては大きな差が出る事をお伝えするのですよ。

この話と同時に、今度は単独孤立牌の優劣の話をするのです。

ターツはシュンツの卵である為に大切にする傾向が多いですが、時としてターツよりも単独孤立牌を優先すべき時があるのだと。

麻雀というゲームは、2枚ある形に1枚を持ってきてメンツを作るのではなく、1枚を2枚に、2枚を3枚にしていくゲームだという事を強く伝えたいのです。

ここが4枚麻雀をやらなくなった理由の一つでもあるのです。

4枚で麻雀をすると、1つのメンツと1つの雀頭を作ればOKということになるのですが、そうすると最初に出来てしまった形(ターツやトイツ)を切り出す事が極めて困難になります。結果、河でいくつものメンツを並べる事になってしまう事が多いのです。

しかし13枚で組み合わせを作る練習から始めると、最初から牌の切り出しの選択を考えるようになるのですね。組み合わせを作ることが上手になると、麻雀はたくさんアガれるようになります。アガる楽しみを生徒さんにたくさん感じてほしいのですね。

さて、私は最初役を全く教えません。なぜでしょう?

それどころか、ポンもチーも教えないのです。さらにはリーチすらも教えませんし、アガリはツモアガリだけ。ロンアガリがあることもこの段階では教えないのです。

それは何故か?これは次回のお楽しみということで。

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