「追憶の麻雀」第3回『上限300円は高いか、安いか』

追憶の麻雀

麻雀新聞第5号 昭和52年9月10日より

遊技料金1時間300円の実施は現在のところ一部の店に限られている。全店が300円に踏み切れない情況も理解できるが、物価高にくらべればやはり300円は必要であると考えられる。類似サービス業の遊技料金と、比較した場合、1体1時間300円がどう感じられるかということを考えた上で、自店の料金をもう一度、考え直すことも必要ではないだろうか。

まず麻雀のライバルであるパチンコの場合、機種の自動化が進み手動式にしても電動式にしても、200円の貸玉で70個であるから普通に1時間遊ぶとなると難しい。10分ともたない場合もあり1時間遊ぶとなると、500円から600円は必要である。ただし出玉率のよい台にぶつかれば、200円でも充分に遊べ、おまけにおみやげももらえる。しかしこれは、麻雀のツキと同じで、なかなか難しい。

一時期流行ったボーリングは、現在かくれたブームを呼んでいる。ゲーム料金は1ゲーム学割250円、一般で300円、1時間たのしむには1000円前後必要である。

現在大きなブームを呼んでいるゲームセンターはどうだろうか。

麻雀、パチンコと伴に三大室内娯楽として仲間入りし、レジャー人ロ1千万人ともいわれている。

ゲーム場には学生、サラリーマン、若いカップルの姿が目立つ。遊技料金は、ドライブ、ガンビーム等の機械は1回100円、またメダルは、200円で10枚、野球や競馬の予想ゲーム、スロットルマシン等につかう。1時間遊ぶとなると、1000円ぐらいはかかる。

喫茶店の状況はどうであろうか。コーヒー豆産地の凶作、諸物価高謄による値上げで、一時若い客が離れたという現象もあったが、現在では1日の回数が減った程度である。230円~300円が多く、設備のよいところでは(コーヒー専門店)350円、また駅周辺では、200円といったところ。この業界も過当競争を迎えているが麻雀荘と違い設備投資以後の経費がバカにならず、転業が多い。都心部での新規業者は少なく、郊外での開店が増えている。

ビリヤードは、1時間240円~300円である。この業界は風営法の枠をはずしてから、衰退したといわれ、都心部でもビリヤード場を捜すのに苦労する程である。

映画の揚合、ロードショーで、邦画1200円、洋画1300円、時間にして平均2時間前後、観劇は大小劇場、劇団で様々だが、1000円~3000円で、平均3時間ぐらいか劇場の場合A席B席C席等段階があるので、料金体制は他の業種と違ってくる。このような料金制度をもつものは、野球場、各種スポーツ観戦、音楽会等である。会場も広く、席によってたのしみの度合も違ってくるためである。野球場の外野席を除いて、これらの料金は安いところでも1000円を割ることはない。時間にしても2時間前後野球だけが3時間強である。

以上類似サービス業の料金と比較してみても、麻雀の1時間300円は決して高くなく、遊ぶ側からすればそれ程のことでもないと考えられる。業者の姿勢の弱さが300円に踏み切れないのではないか。どうか自信を持って、料金アップに踏み切り、客を説得し得るサービスを心がけることによってこの現状を乗り切って欲しいものである。

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