麻雀を教えるって、どういうこと?第2回

初めて麻雀教室を受講される方に対して

私の場合、麻雀教室を受講される方には、必ずアンケートを記入して頂きます。
麻雀に対しての知識を伺いたいこともあるのですが、麻雀を始めたいと思っている方へ麻雀に対してのイメージを伺いたいという意味合いもあるのです。

麻雀を知らない人は麻雀のことを難しいものと感じている?

アンケートを取るとほとんどの生徒さんから、
『麻雀は難しい』

『頭が良い人がやるゲーム』

という回答が返ってきます。
そんな生徒さん達に対して、

『麻雀は簡単なゲーム』

だということをまずしっかりと伝えることにしています。
ですから私は他の講師の方々よりも、講義すること、お話しすることに力を入れています。
生徒さんとしては、早く、たくさん麻雀牌に触りたいと思うのでしょうが、そんな気持ちを抑えてもらってでも、麻雀の楽しさや麻雀の本質を言葉で伝えたいのです。
それは何故か?
「麻雀を嫌いになってもらいたくないからです」

それは、麻雀というゲームは、理解すればするほど、経験を積めば積むほど、大きな壁に突き当たるからなのです。
アタマで理解してから進まないと、

『私にはわからないから』

であるとか、
『難しいからもうやめたい』

などといった自己否定から麻雀を拒絶するようになってしまいます。
また、

『あの人ばっかりアガってズルい』

とか、

『私ばっかりツイてない』

などといった、他人と比べる発言が増えてくる傾向にあります。
それを聞いた周りの生徒さんたちのテンションは下がってしまいますし、アガることが申し訳ないとまで感じてしまう方もいるかもしれません。
そうではなくて、アガった方がいたのなら同卓者全員で『おめでとう』って喜ぶ習慣をつけてあげたり、聴牌しなくても手牌進行の方向性を褒めてあげたり、放銃しても道中を褒めてあげたりすることで、アガらなくてもダメではないことや、内容が良ければ褒められることを早い段階で感じてもらうことができますし、またそのことがとても大切だと思うのです。
それが次も教室に足を運びたいという活力になるのですからね。
少し話が進みすぎてしまいましたが、本当に最初の最初が肝心なんですね。

「麻雀用語」が生徒さんの思考を止める

もう1つ大切なのは生徒さんに対して説明する時に、『麻雀用語を使わない』

ということです。
普段の生活に麻雀と関係が深い講師の方ほど、知らず知らずのうちに普段の会話に麻雀用語が入り込んでしまっています。わからない言葉を聞くと、そこで思考が止まってしまう方が結構いるのです。
ですから説明はなるべく麻雀用語を使わないで伝えた上で、後から麻雀用語をしっかりと説明するという作業が必要なのです。
幸いなことに、麻雀用語は中国語ですから、黒板やホワイトボードに漢字で書いて意味を説明すると、ほとんどの方がすぐに理解してくれます。
意味をわかって言葉を聞くのと、わからないで言葉を聞くのとでは、理解スピードが雲泥の差なのです。

忘れてしまってもいいんです!

他に私の麻雀教室では、
『お話したことは忘れちゃってください』

とお伝えしています。
勉強と同じで、覚えよう覚えようとするとプレッシャーに感じてしまったり、覚えることが嫌になってしまう恐れがあるからです。
先に進みたい気持ちをグッと堪えて、焦らないでゆっくりと進めていくことをお勧めします。

いよいよ麻雀牌に触れる時

それではいよいよ受講者のみなさんに麻雀牌に触れてもらうわけですが、ここで大切なことは、

『両手を使って牌を並べ、頭を使って考え、
言葉でコミュニケーションを取る』

これが脳の活性化のために有益で、認知証予防にとても効果的だということをお伝えするということです。
普段使わない利き手とは逆の手を積極的に使い、末端神経が通う小指を使って山を積むことが脳の活性化や健康にとても良いというのを伝えること。これが生徒の皆様の意識を高めることに繋がるのです。
山を積むことだけでも脳の健康のためには有効だということをお伝えすると、生徒さんの目の色が変わってきます。さらに、普段の生活においても、なかなか使う機会のない小指、特に利き手と反対の小指を意識的に使ってみることを勧めるとさらに効果的だと考えています。

「4枚麻雀」をやらない…?

ここからはいよいよ麻雀に入っていくのですが、以前は私も最初に「4枚麻雀」を取り入れていました。しかし今は、いきなり13枚で麻雀を始めるようにしています。

それは、何故か?

それは、13枚でメンツを作る方が、4枚でメンツを作るより遥かに簡単だからです。
メンツを作る楽しみや喜びを、早い段階でお伝えしたいとの思いから、最初から普通に麻雀を行うようになりました。
この最初に牌を使って麻雀というゲームの基本的な構造を受講者の皆さんに理解してもらう時に、どのような方法を使うのか?
この問題はとても大切な部分なので、より実践的な説明を加えて次回から解説していきます。

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