オンライン麻雀『Maru-Jan』20周年記念イベント「人間麻雀」

オンライン麻雀『Maru-Jan』20周年記念イベント

東京都『有明コロシアム』を舞台に今世紀大きさが最大の麻雀対決「人間麻雀」が開催!

136名の参加者が麻雀牌となって麻雀プロが対局するリアルイベント

 

2024年(令和6年)3月23日(土)、株式会社シグナルトークが運営するオンライン麻雀『Maru-Jan』の20周年記念配信イベント「人間麻雀」が、東京都江東区『有明コロシアム』にて開催された。

このイベントは、オンライン麻雀『Maru-Jan』のサービスタート20周年を記念して企画されたもの。《今世紀大きさが最大の麻雀対決》と銘打ち、会場である『有明コロシアム』のアリーナを麻雀卓として、人間が麻雀牌となって対局が行われた。

企画開催発表から多くの注目を集めたこのイベントの「麻雀牌役」136名の募集には、募集スタートから想定を超える申し込みが寄せられ、最終的に5113名の応募の中から先着68名・抽選68名の計136名が当選し「麻雀牌役」として参加した。なお、麻雀牌役参加者には、謝礼1万円が贈られ、アガリ役の牌姿になっていた人にはさらに特別賞として1万円が贈られた。また、観戦希望にも多くの応募が寄せられ、444名が観戦に訪れた。

また当日は、参加者・観戦者によるSNSやYouTubeでの生配信も歓迎されていたので、多くの方がそれぞれに配信を行なっていた。

イベント配信が始まると冒頭、MC実況を担当する松嶋桃プロ(日本プロ麻雀協会)による「麻雀牌になりたいか〜!」の掛け声に参加者が「オー」と応え、イベントがスタート。その後、オンライン麻雀『Maru-Jan』生みの親であり、今回の対局者でもある栢孝文・株式会社シグナルトーク代表取締役が「本日は、このアホすぎる企画にこれだけの人が集まっていただいてありがとうございます。麻雀牌役の136名に5000人以上の応募がありまして、こんなに麻雀牌になりたい人がいたのかとびっくりしております。有明コロシアムという場所で今やっているんですが、すごい広いですね。東京オリンピックの時にこういう箱モノを作るのは無駄だと言われてたんですけれども、まさか人間麻雀に使われるとは思わなかったと思いますけど、ありがとう東京都という感じで、ありがたく使わせていただきたいと思います。今日は本当に楽しみにしています」と挨拶した。

続いて、本日の対局を解説する土田浩翔プロ(最高位戦日本プロ麻雀協会)が「20周年おめでとうございます。この世界初の企画、ありえないです。どうなってしまうのかまったく予想がつかないので、会場の皆さまもハプニングを十二分に楽しんでいただきたいし、牌になった方々、本当に申し訳ございません。大変なことになると思います。何時間になるかわかりませんけれども、耐えていただきたいと思います。本日はみなさんで楽しみましょう!」と挨拶した。

続いて、本日対局を行う、日向藍子プロ(最高位戦日本プロ麻雀協会・渋谷ABEMAS)、石橋伸洋プロ(最高位戦日本プロ麻雀協会)、瑞原明奈プロ(最高位戦日本プロ麻雀協会・U-NEXT Pirates)が紹介され、それぞれ「人間麻雀」に対する期待や意気込みをユーモアを交え語った。

その後、いよいよ「人間麻雀」最初の1局目の準備に入る。『有明コロシアム』アリーナの約42メートル×27メートルの床一面に麻雀卓上を模して緑のシートが敷かれ、牌山・配牌などの所定の位置にお腹の前に首からかけて牌パネルを装着した麻雀牌役の参加者の方々がスタンバイ。牌パネルの表面は青い布で覆い隠されており、ツモ牌・手牌・捨て牌・ドラ表示牌などになったら青布をめくって何の牌であるかを開くということになっており、対局者はそのようすを高い位置から確認し、麻雀牌役の参加者にマイクで指示を出して対局が進行していく形で行われた。

そして「人間麻雀」1局目がスタートし、各対局者の配牌が開かれると会場にどよめきが起こる。なんと1局目は敢えて作為的な配牌(ただし牌山はランダム)を採用し《役満縛り》の配牌が配られたのだ。東家の栢代表は大三元、南家の石橋プロは清老頭、西家の瑞原プロは小四喜・大四喜、北家の日向プロは緑一色のチャンス手ということで会場は一気にボルテージが上がった。

そして、ドラがめくられ、東家の栢代表の記念すべき第1ツモ。すると第1ツモとなった5索の方が栢代表の手牌の方に走ってくる。しかし、まったく必要牌ではなかったため即ツモ切りとなり捨て牌第一打の所定の位置に行き仰向きに寝転がると会場から拍手が起こった。

その後は、各者役満に向けて鳴きの応酬となるとポン・チー・カンが頻出。麻雀牌役の方々が忙しく会場を移動。そしてフーロを重ねて4者全員が役満をテンパイすると会場からは手拍子が起こり、大いに盛り上がった。

最後は清老頭のテンパイとなった石橋プロが、単騎待ちの待ち牌の選択を麻雀牌役の方同士のジャンケンに委ね、見事待ち牌として残した1筒をツモってアガリを決めた。

会場の『有明コロシアム』は主にテニスでのセンターコートとして利用されることが多い。今イベントでは、牌パネルを装着した人間たちが並ぶ一種異様な光景が展開された。これをYouTubeにて同時配信が行われ、捨て牌などがわかりやすくなるよう天井からの俯瞰映像も配信された。

1局目が終わったところで、小さなお子様を連れて観戦に来られたお母様にお話を伺うと、自分は麻雀はやらないが「人間麻雀とは面白そう!」と思ってご夫婦で麻雀牌役で応募したそう。でも、ご主人のみが当選となったので、お子様には「運動会を見せるつもり」で一緒に観戦に来たと楽しそうに話してくれた。

また、解説の土田プロにもお話を伺うと「あれだけスムーズに進行するなんて思ってなかったんで驚きました。『Maru-Jan』スタッフたちの見事な準備のたまものだと思います。また、みなさん(牌同士)のチームワークが良く、積まれてる山たちも含めて良かったんじゃないかなと思います」と語ってくれた。

2局目は、まるで椅子取りゲームのように洗牌を行い、サイコロによって取り出しを決めるなど、まるで普段の真剣対局のように進行。最後は瑞原プロのリーチ、仕掛けた栢代表、ダマでテンパイを入れた石橋プロの3者がぶつかると、悩み抜いて「男には勝負しなければならないことがある!」と叫んで捨てた石橋プロの8索で栢代表がロンアガリして、「人間麻雀」の対局は終了した。

対局終了後には、栢代表をはじめ各参加者が今回のイベントの感想を述べて、エンディングとなった。

最後は参加者全員で記念撮影。その終了後も参加者各々が好きな役での記念撮影を撮ろうと初対面同士の牌たちが声を掛け合って役を揃えて写真を撮りあったり、仲良く交流したりするシーンはとても印象的だった。

この「人間麻雀」というイベントで一緒に麻雀牌となった136名の方々は、ある意味同志としての連帯感のもと、一生の思い出としてこのイベントを胸に刻んだことだろう。

【栢孝文・株式会社シグナルトーク代表取締役インタビュー】

(編集部)本日は「人間麻雀」お疲れ様でした。とても楽しいイベントでしたね。お話を聞かせていただきます。よろしくお願いいたします。まずは、『Maru-Jan』20周年記念イベントを「人間麻雀」にしようと考えたきっかけはどういった点でしょうか?

(栢代表)弊社も創業から20年以上も経っています。若い頃に飲み屋で創業メンバーが夢を語り合っていたときですかね。「人間将棋の麻雀バージョンをやりたいね」なんて話していました。会社の20周年で「水中麻雀」にチャレンジしたこともあり、今回はぜひ「人間麻雀」をやってみたいという思いに至りました。また、今は暗い時代なのでなんかふざけたことをしたかったという思いもありました。中継やSNSの投稿を見てみんなが「こいつらバカだな」って楽しんでもらって「来週から仕事がんばろう」みたいになってくれれば、それこそエンタメの価値だと思っています。

(編集部)「人間麻雀」において、準備の点でどういったところが大変でしたでしょうか?

(栢代表)まずは麻雀牌となる人々が136人も集まるのかという不安がありました。結果的には5000人を超える応募があり、観戦応募も600人を超えていました。また、会場について麻雀卓となる四角で必要な広さがあって、そのうえ俯瞰するカメラのための天井高も必要、見やすい観客席も欲しいといった条件をすべて満たす施設を探すのに苦労しました。結果として『有明コロシアム』という良い会場を希望する日時に押えることが出来て本当に良かったです。

(編集部)2024年は『Maru-Jan』において20周年イヤーになると存じますが、「人間麻雀」以外に20周年記念で予定されているイベント・『Maru-Jan』ゲーム内イベント等ありますでしょうか?

(栢代表)今回の「人間麻雀」のようすを中心に特別編集で制作した20周年記念動画を4月26日(金)に公開する予定です。また、毎年4月に行っている会員様向けキャンペーンを今年は『Maru-Jan生誕20周年記念祭』として、より盛大に、豪華賞品も多数取り揃えて実施いたします。

(編集部)どんな麻雀になるのかまったく予想できませんでしたが、実際イベントを終えてみてどんなお気持ちですか?

(栢代表)こういう企画は思いつくだけでしたら思いつけますが、実現するとなると多くの壁を乗り越えなくてはなりません。今回、大変多くの方に助けていただき、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。そして、参加いただいた136名の方はもちろん、観戦のお客様、対局した3名のプロ、解説・実況の2人のプロとみんなに盛り上げていただきました。会場にいらした皆さんだけでなく、配信をご覧になってくださった多くの方にも心から楽しんでいただけたイベントに出来たことが本当にうれしいです。あと、最後にアガれたことも実はシンプルにうれしかったです。

(編集部)「人間麻雀」が通常の麻雀と違うと感じたところはどういったところでしょうか?

(栢代表)やっぱり人間味がよりでてしまうところが魅力ではないでしょうか。参加者の方々が、ツモられて意気揚々とアピールしてみたり、捨てられて天井を仰ぐ寝姿に哀愁がにじみ出たり。対局者もなぜか牌に愛着が湧いてしまったり、牌同士で仲間意識や絆が芽生えたりと。

(編集部)あらためまして、いくつもあるかとは存じますが栢代表がお考えになる「麻雀の魅力」を1つ頂戴できますでしょうか?

(栢代表)対局者それぞれの個性や考え方を麻雀卓の上で自由に表現できるところ。囲碁・将棋・チェスと異なり4人で戦う分、局面での判断や思考が難しいといったところではないでしょうか。

「人間麻雀」イベント
ショートバージョン(約2分)
https://www.maru-jan.com/lp/ningen_mahjong_youtube_short/
ダイジェスト(約33分)
https://www.maru-jan.com/lp/ningen_mahjong_youtube_digest/

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