4月は新生活スタートなどで生活スタイルが変わる方もいらっしゃる時期ですね。桜の花が咲き、季節は完全に春と思いきや、この季節の変わり目は体調の変化に注意が必要です。春は寒暖差が激しく、低気圧と高気圧が頻繁に入れ替わる気圧変動が大きい季節です。私たちは寒暖差に対応するため、自律神経の1つである交感神経が優位となると、エネルギー消費が増えて疲れやすさを感じるようになります。皆さんは、なんだか最近だるいなぁ、とだるさを感じていませんか?
また、気圧の変動があると、耳の奥にある内耳が敏感に感知します。内耳は、三半規管や前庭などの身体のバランスを保つ気管が集まっている部分です。内耳が感じ取った気圧低下などの情報は、内耳の前庭神経を通って脳に伝達され、それによって自律神経はストレス反応を起こして交感神経が興奮状態となります。そして、抑うつやめまいの悪化、血圧上昇、慢性痛の悪化などの症状が現れるそうです。私たちは多少のストレスは必要なのだそうですが、いろいろと身体に不調が出てしまっては仕事や生活にも影響してしまうので、対策を知っておき、自律神経の乱れがなるべく少なくできるといいですよね。
ではどうすればよいのでしょう。まず、朝食をちゃんと食べるということです。朝食は、寝ている間に下がってしまった体温をあげ、自律神経を整えるのに大きな役割を果たすそうです。余談ですが、朝食をきちんと食べている子どものほうが、勉強ができるというデータを前に見たことがありました。朝少し早く起きてゆっくり朝食を食べる習慣をつけたいものですね。今の時代では白米やパンなどが主食となり、1日3食ですが、昔の日本人は玄米や雑穀を食べていたので、消化が遅くて2食でミネラルなどが摂れていたそうです。最近、コンビニのおにぎりに押し麦やサラダに雑穀が入っていたりしますので、たまに朝食に取り入れてみるのもいいかもしれませんね。
そして、お風呂でもシャワーで済ませるのではなく、自律神経のバランスを整えるため、38〜40度のお湯に10〜20分くらい入浴するのがよいそうです。なかなか時間が取れない皆さまだと思いますが、朝ごはんとリラックスできるお風呂タイムを作り、体調管理をしながら麻雀をお仲間と一緒に楽しみましょう。