『ABEMA』 オリジナル対局企画 「Mトーナメント2023」 KADOKAWAサクラナイツ 渋川難波プロが優勝に輝く! | 麻雀新聞

『ABEMA』 オリジナル対局企画 「Mトーナメント2023」 KADOKAWAサクラナイツ 渋川難波プロが優勝に輝く!

Mリーグシーズンオフの大型企画として始まった、『ABEMA』オリジナル対局企画「Mトーナメント2023」。ここ数年はオフシーズンにMリーグの熱狂から遠ざかってしまう「Mリーグロス」が話題になることがあったが、今シーズンは「Mトーナメント」の開催によって、Mリーガー、そしてMリーグには在籍しておらずとも強豪として名を馳せる多くの麻雀プロたちが繰り広げる熱戦を楽しまれた方が多かったのではないだろうか。

2戦勝負のトータルスコアで2名が勝ち上がる「Mトーナメント」は、2023年(令和5年)7月15日(土)からFINALステージが開幕。予選を勝ち上がった12名に、Mリーグ2022‐23シーズンで優勝した渋谷ABEMASの4名を加えた16名で優勝が争われることになった。

【A卓】

浅井裕介プロ(最高位戦日本プロ麻雀協会)

石立岳大プロ(日本プロ麻雀連盟)

日向藍子プロ(渋谷ABEMAS)

松ヶ瀬隆弥プロ(EX風林火山)

【B卓】

浅井堂岐プロ(日本プロ麻雀協会)

多井隆晴プロ(渋谷ABEMAS)

二階堂瑠美プロ(EX風林火山)

萩原聖人プロ(TEAM RAIDEN/雷電)

【C卓】:

園田賢プロ(赤坂ドリブンズ)

滝沢和典プロ(KONAMI麻雀格闘倶楽部)

松本吉弘プロ(渋谷ABEMAS)

山脇千文美プロ(日本プロ麻雀連盟)

【D卓】

坂本大志プロ(最高位戦日本プロ麻雀協会)

渋川難波プロ(KADOKAWAサクラナイツ)

白鳥翔プロ(渋谷ABEMAS)

本田朋広プロ(TEAM RAIDEN/雷電)

A卓は浅井プロ、石立プロの招待選手2人が勝ち上がり。初戦を浅井プロが制すると、優位な立場を迎えた2戦目も受けているばかりではなくしっかりと攻め、最後は勝ち上がりポジションにいた石立プロと2人で日向プロの親番を蹴って連勝。石立プロは日向プロと順位点で並んだものの、素点で上回って2位通過となった。

B卓は初戦を瑠美プロが制して優位なポジションを築くと、2戦目は多井プロが序盤にダブルリーチでハネ満をツモって大きくリード。その後は盤石な戦いぶりで試合を進め、瑠美プロと共に勝ち上がりを決めた。

C卓はオーラスでの山脇プロの猛追をしのぎ切った松本プロがトップを獲得。2戦目では滝沢プロが南3局の親番で倍満をツモって残り2人を一気に突き放し、松本プロと共に次のステージへと駒を進めた。

D卓では初戦で白鳥プロがトップを獲得。ここまでMトーナメントでは初戦でトップを獲得した選手はすべて勝ち上がりを決めていたが、2戦目では渋川プロ、坂本プロが白鳥プロを猛追してトータルスコアを逆転し、セミファイナルへと進出した。

【セミファイナルA卓】

浅井裕介プロ

二階堂瑠美プロ

滝沢和典プロ

渋川難波プロ

【セミファイナルB卓】

石立岳大プロ

多井隆晴プロ

松本吉弘プロ

坂本大志プロ

そこで迎えた2023年(令和5年)8月6日(日)の準決勝・決勝。セミファイナルA卓では、初戦を渋川プロが圧勝。残る3者のうち誰が勝ち上がるかが2戦目の焦点となる中で、浅井プロが滝沢プロからハネ満を直撃すれば、滝沢プロは親番で倍満をツモるという高打点の応酬に。オーラスは全員に勝ち上がりの可能性が残る中で瑠美プロがアガリをもぎ取り、渋川プロと共に決勝進出を決めた。

B卓では坂本プロ・石立プロの2人が高打点のアガリを重ねて坂本プロがトップに。2戦目ではトップ目に立った石立プロが南場での松本プロ・多井プロの親番をつぶしていき、そのまま坂本プロと決勝へ勝ち上がった。渋谷ABEMASの同チーム対決となった多井プロ・松本プロは、ここで共に姿を消すことに。決勝はMリーガーから渋川プロ・瑠美プロ、招待選手から石立プロ・坂本プロという組み合わせになった。

【決勝卓】

渋川難波プロ

二階堂瑠美プロ

石立岳大プロ

坂本大志プロ

決勝戦、初戦を制したのは渋川プロ。坂本プロらの猛追をしのぎきって優勝に向けて優位なポジションを築くと、2戦目もトップでオーラスまでたどり着く。最後は瑠美プロがツモって裏ドラか一発が絡めば逆転優勝というリーチをかけるもアガリには至らず、渋プロが逃げ切って見事「Mトーナメント」初代王者に輝いた。

普段のリーグ戦とはまた違ったトーナメント戦、そして個人戦を戦うMリーガーたちの姿や、まだ見ぬ強豪の麻雀を見ることができたという意味で、本大会は非常に意義深いものになったはずだ。ぜひ、来年の開催も期待したい。

(文・東川亮)

ⒸABEMA

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