大阪麻雀連合会(木下裕章理事長)は「第69回定期総会」を4月8日、大阪府大阪市天王寺区「天山閣」で開催した。

総会は楠田重頼副理事長の司会で進行。杉本忠勝副理事長の開会の辞、木下理事長の挨拶に続いて以下の議案を審議。
①26年度事業報告(木下理事長)
②同収支決算報告(寸田直温副理事長、山下高史副理事長、大西敏之会計副部長、竹馬進会計理事)
③同会計監査報告(藤森昭博・矢野晃会計監査理事)
④役員改選
▼木下理事長が退任し会長に就任。石端伸次郎副理事長が満場一致で承認され新理事長に就任した。
⑤27年度事業計画および予算編成(石端新理事長)
以上の全議案を原案通り承認し、粂映二副理事長の閉会の辞で終了した。
引き続き開かれた懇親会は山下副理事長の司会で進行。石端新理事長の挨拶で開会した。来賓代表として松岡博文・マツオカ株式会社社長、楠田重頼・㈲気楽亭「雀サクッ事務局」代表が祝辞を述べ、皆川拓哉副理事長の発声で乾杯。
歓談を深めた後、平井康夫副理事長の中締めで散会となった。

石端伸次郎
理事長就任挨拶

このたび大阪麻雀連合会の理事長に就任いたしました、石端です。
マージャン店経営に本格的に携わったのは22年前でした。子供の頃から「商売人」になることを夢見ながら勉強のために会社員をしていましたが「商売人」になる日は突然やってきました。
豊中の庄内でマージャン店を経営していた父がある日、膝の靭帯を切る怪我を負い歩けなくなりました。翌日に会社に辞表を出し、会社の引き継ぎ作業をしながら毎日夕方からマージャン店の経営に参加することになりました。
父はゴルフが大好きで当時大阪麻雀連合会理事のゴルフ仲間と共にゴルフに連れて行って頂きました。その時「ヤング会」という集まりを紹介されました。その会は大阪麻雀連合会理事の皆さんの2世の人達が集まっていて、これからマージャン業界で生活していく次世代の人たちとの交流の場ということで喜んで参加しました。定期的に集まっての食事会・マージャン大会・ボウリング大会などが開催されて親交を深めながら情報交換が出来る貴重な会でした。
その頃に全雀連の事業として大阪で毎日新聞が主催する第1回全国大学対抗麻雀選手権大会の開催が決まり、ヤング会として当日の運営に呼ばれたのが初の組合活動でした。
御堂筋のちんどんパレードや支部対抗マージャン大会などにも参加するようになりました。当時は「めんどくさい」と思いつつも日頃はお店から出ることも無かったので結構楽しんで参加させて貰いました。
あれから20年…。

当時は自分が大阪麻雀連合会の理事長に就任するということは想像もせずにいました。
ただ、マージャン店を営む者として業界の未来のことは常々考えてはいました。個人経営から人を雇用することになり、自分も含めてそこで働く人の未来を考えると自店だけではなく業界全体や業界外のことまで見るようにしなければやっていけないと考えていました。組合と関わることで情報の上流で新しく濃い情報を得ることが出来たように思います。
「組合は何もしてくれない」「組合なんか要らない」ということをよく聞きますが、私の考える組合活動とは、「如何に組合を活用し商売繁盛に結びつけるか?」「個店では出来ないことを組織として活動するために数を力に変えること」「組合は何もしてくれない!」ではなく「自分が組合に対して何が出来るか?」ということになります。
まずは組織力を上げるために加盟率の向上を目指します。そして、営業者だけではなく、関連事業者・競技団体(プロ団体)・マージャンファンまでを含めた【マージャン界】としての数の力が必要だと考えています。
マージャン店経営者やそこで働く人が社会に認められ夢を持って生活出来る業界にしたいと考えています。皆さま何卒ご協力をお願いします。