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全国麻雀業組合総連合会「令和5年度第2回常任理事会」「営業環境適正化委員会」「風営法適用外施設についての意見交換」開催
- 2023/11/30
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2023年(令和5年)10月19日(木)、東京都千代田区『万世橋区民館』ならびにオンラインにて「全国麻雀業組合総連合会(以下、全雀連)・令和5年度第2回常任理事会」が開催された。
当日は理事会に先立ち、「風営法適用外施設についての意見交換」が行われた。
この意見交換会は、麻雀の技能取得・向上や麻雀による健康増進、子供が麻雀をできる環境づくり等を目的とする麻雀施設が、風営適正化法の「まあじゃん屋」に係る規制の適用を受けずに当該施設を運営することができるようにすることを目的として、警察庁との連携のもと、当該施設を運営するための要件を整理するとともに、当該要件を満たす施設を「スポーツ麻雀施設」として認定するためのガイドラインの策定に向けて開催された。
■「風営法適用外施設についての意見交換」開催
【出席メンバー】(敬称略)
〇ナイトタイムエコノミー推進協議会代表理事/全雀連顧問弁護士:斎藤貴弘
〇全雀連特別顧問(警視庁OB):大里均・勝俣茂
〇全国麻雀業組合総連合会会長:斎藤正、理事長:髙橋常幸、法務渉外委員長:小正英雄、理事:山田昌和、改革推進委員長・石端伸次郎
〇株式会社サイバーエージェント/Mリーグ機構事務局長:畑敦之
〇マツオカ株式会社代表取締役社長:山下真理
〇日本プロ麻雀連盟理事 :黒木真生
〇最高位戦日本プロ麻雀協会理事:坂本大志
〇日本プロ麻雀協会副代表:鍛冶田良一、監事:田知弘、事務局長:市井悠太
〇日本健康麻将協会副理事長:田嶋智徳、理事:清川由紀子、事務局長:戸構亮
〇健康麻将全国会代表理事:金澤喜重
〇朝日新聞:藤田明人
〇学生麻雀連盟会長:正能和仁
警察庁は、「麻雀をスポーツ的に、将来はプロになりたいなどいう思いでマージャンに触れ合う未成年が増えていることや、健康増進のために麻雀を学ぼうとしている高齢者がいることは理解している。ただ、施設に卓を設置し、麻雀を打たせ、料金を徴収するものは、それは風俗営業の許可が必要な麻雀施設である。但し、麻雀を覚える、トレーニングすることが目的で、且つ一定の条件を満たした施設は、風営法の必要な麻雀施設ではないとみなすことができるのではないか」という見解を示し、当該施設の運営を行うには一定のガイドラインが必要ということで以下のようなガイドラインで定める要件が要望された。
【ガイドラインで定める要件】
・営業時間の制限(8時〜 20時[16歳未満の者は18時まで])
・18歳未満の者の施設利用に係る保護者同意[詳細を別途策定]
・18歳未満の者の平日昼間の施設利用に係る学校等との相談[詳細を別途策定]
・施設利用に当たっての本人確認・会員登録[詳細を別途策定]
・施設利用者の施設利用状況の記録・保存[詳細を別途策定]
・施設の利用規約を遵守しない者の施設利用の停止[詳細を別途策定]
・防犯カメラの設置・撮影映像の保存[詳細を別途策定]
・施設管理責任者の指定・常駐
・資格を有する指導員の配置(4卓に1人以上)[資格要件を別途策定]
・指導員の管理下以外での麻雀の禁止
・カリキュラムの策定[カリキュラムの基準を別途策定]
・テキストを用いた講義の実施
・ルールの制限
・施設利用料の設定方法の制限
・酒類・たばこの提供・持込みの禁止
・麻雀の結果に応じた賞品提供の禁止
・違法行為発覚時の警察への通報
・警察による聴取等への協力
・許可まあじゃん屋と同一施設における運営禁止
・風営法の制限地域内における運営の原則禁止、運営する合の住民等説明会の実施及び保全対象施設の管理者等の同意取得
特に4号営業との線引きとしてまとめると、
◎自由に麻雀を打たせないこと(逐次指導を挟む)。
◎1日の中で麻雀教室の時間(講義)を一定時間入れること。
◎卓貸し営業を行わないこと。
◎1ゲーム単位で料金を徴収しないこと。
◎アルコール類の提供は行わないこと。
◎会員制にすること
◎上記の条件などを遵守していることを第三者に担保されていること
となり、課題としてはこのガイドラインが、無許可営業の免罪符になってはならず、スポーツ麻雀施設として申請しながら、やっていることはほぼ通常の許可営業店とならないようにする等があり、それを解消するためには、
●業界全体で4号営業とスポーツ麻雀施設を両立させるという意志を持つこと
●スポーツ麻雀施設が加入する組織として「スポーツ麻雀施設振興会」(仮)を立ち上げる
●「スポーツ麻雀施設振興会」(仮)内部にスポーツ麻雀施設管理委員会を置き、警察OBなど有識者に認定・監督をしてもらう
という方針で今後の実現に向け活動していくことを確認した。
■営業適正化委員会
続いて営業適正化委員会が開催。
最初に山田圭・営業適正化委員会委員長が挨拶。
次に顧問の活動報告や営適店舗数についての報告が行われた。
■令和5年度第2回常任理事会
最初に高橋常幸・全雀連理事長が挨拶。
続いて以下の議案について審議が行われた。
①上半期活動報告
②中間決算
▼全雀連令和5年3月〜8月会計報告
③各委員会からの報告
▼営業環境適正化委員会、改革推進委員会、法務渉外委員会
次に以下の件についての報告があった。
■「オールジャパン2024」提案
関東中心に店舗予選を行なっていた「オール東京」を全国規模に拡大し「オールジャパン」へ。「オールジャパン」は、日本中の麻雀ファンとMリーガーを始めとする麻雀プロたちが一堂に会し、麻雀の技術を競い合い、交流する全国大会とする。
◎「オールジャパン」の目的①…「オールジャパン」の店舗予選を通して、組合加盟店への情報通達をスムーズにする。
◎「オールジャパン」の目的②…予選会は組合加盟店のみで行う。大会の価値を高めることで、全国に加盟店を増やしていく。
◎店舗予選を行うメリットを提供する…組合加盟店がオールジャパンの店舗予選を行うことで、どれくらい収益が見込めるのかをわかりやすく具体的に提案する。
◎麻雀組合に加入するメリットを理解していただく…麻雀組合に加入すると、健全に営業を行うことができる情報が提供。さまざまな大会の予選会を行うことができる。
■「第一回ハチ公杯渋谷区世代間交流麻雀大会」2023年11月26日開催
2023年(令和5年)11月26日(日)、東京都渋谷区『渋谷区役所 15階 交流フロア「スペース428」』にて「第一回ハチ公杯渋谷区世代間交流麻雀大会」(共催:渋谷麻雀業組合・東京都麻雀業協同組合・渋谷区)が開催される。
この大会は、忠犬ハチ公生誕100年を記念し、特別ゲストにMリーグ「渋谷ABEMAS」を迎えて、小学生から参加可能な世代間交流麻雀大会。
●参加資格:渋谷区内在住・在勤・在学で小学生以上の方(令和5年4月1日現在)
●大会概要:半荘4回戦。対局は半荘東南まわしとし、半荘の制限時間は50分。すべての対局は、制限時間到達時の局で終了。競技は全自動麻雀卓を使用。試合の組み合わせは及び競技運営は渋谷区世代間交流麻雀大会実行委員会が行う。「場所決め」は、組み合わせ表による座位指定で実施。大会ルールは「Mリーグ公式戦ルール」に準じて実施。
●表彰:得点上位3名(優勝・準優勝・3位)を表彰。(※上記以外に特別賞も設定し表彰)