麻雀って こんなにも面白い! 読むとすぐに打ちたくなる 麻雀BOOKレビュー 「Mリーガーの素顔(近代麻雀戦術シリーズ)」

2023年(令和6年)12月5日に発売された『Mリーガーの素顔』(近代麻雀戦術シリーズ)は、現在はMリーガーとして活躍する麻雀プロたちがどのような歩みを経て今日へと至ったのかを、長く麻雀界でライターや裏方として活躍してきた日本プロ麻雀連盟・黒木真生プロが、本人への取材や過去のエピソードなどを元に紹介する本。

本の中では、こちらの14名が取り上げられている。

◎二階堂瑠美プロ(EX風林火山)

◎佐々木寿人プロ(KONAMI麻雀格闘倶楽部)

◎滝沢和典プロ(KONAMI麻雀格闘倶楽部)

◎伊達朱里紗プロ(KONAMI麻雀格闘倶楽部)

◎白鳥翔プロ(渋谷ABEMAS)

◎魚谷侑未プロ(セガサミーフェニックス)

◎近藤誠一プロ(セガサミーフェニックス)

◎萩原聖人プロ(TEAM RAIDEN / 雷電)

◎瀬戸熊直樹プロ(TEAM RAIDEN / 雷電)

◎黒沢咲プロ(TEAM RAIDEN / 雷電)

◎本田朋広プロ(TEAM RAIDEN / 雷電)

◎菅原千瑛プロ(BEAST Japanext)

◎小林剛プロ(U-NEXT Pirates)

◎瑞原明奈プロ(U-NEXT Pirates)

14名はそれぞれに違った人生の中で麻雀プロになり、Mリーグへとたどり着いた。どのようにして麻雀と出会い、栄光をつかみ、あるいは挫折を味わったのか。一人ひとりの麻雀を越えた人生に迫り、読んでいくことで個々人のパーソナリティーや信念、麻雀に懸ける思いなどを知ることができる内容となっている。

特に、黒木プロが実際に長く付き合いのある日本プロ麻雀連盟所属のプロに関しては、黒木プロ自身が直接やり取りをかわした各者のエピソードなども臨場感たっぷりにつづられており、今だからこそ明かされる秘話もたくさん収録されている。彼らがどのように麻雀と向き合い、どんな思いを抱いてMリーグで戦っているかを知ることで、より一人ひとりに対して感情移入できるようになるだろう。

本書は麻雀の戦術が学べる本ではないが、一度読めば、本で取り上げられているMリーガーをより応援しようという気持ちもさらに強くなるはず。本を読む前と読んだ後では、画面の中で対局しているMリーガーの姿も、どこか違ったものとして見えるようになるかもしれない。各選手のファンの方にはぜひ読んでいただきたいし、そうではない人にも、選手の新たな一面を知るという点において、うってつけの一冊になるはずだ。

(文・東川亮)

■『Mリーガーの素顔』(近代麻雀戦術シリーズ)

著者:黒木真生

出版社:竹書房

発売日:2023年12月5日

定価:1540円

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