一般社団法人 日本健康麻将協会「春の健康麻将祭2024」
- 2024/5/13
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毎春恒例の健康麻将協会最大のイベント開催!
「第31回健康麻将全国大会」
「第36回家族ふれあい健康麻将大会」
「第18回健康麻将国際公式ルール春季交流大会」
「第17期健康麻将名人戦」
「2023年度品川区いきいき健康マージャン広場の集い」
2024年(令和6年)3月16日(土)〜18日(月)の3日間、東京都品川区『品川区総合区民会館 きゅりあん』において、一般社団法人日本健康麻将協会最大のイベントである「春の健康麻将祭2024」が開催された。
このイベントは、毎年春に一般社団法人日本健康麻将協会が主催・共催する、さまざまなかたちの健康マージャン大会を3日間にわたって開催する恒例のイベント。
今年は、初日の16日(土)に「第31回健康麻将全国大会」、翌17日(日)に「第36回家族ふれあい健康麻将大会」「第18回健康麻将国際公式ルール春季交流大会」「第17期健康麻将名人戦」、最終日18日(月)に「2023年度品川区いきいき健康マージャン広場の集い」が開催された。
また、この3日間の大会を用具面で支えるのが大洋技研株式会社。今回、和歌山工場から32卓の全自動麻雀卓『アモスJOYバッテリー卓』を運び設置し、大会中はスタッフが常駐して大会をバックアップした。このイベントへの協力について、大洋技研株式会社の古田晃基・エンジニアリング部課長にお話をお伺いすると、「毎年、ご協力させていただいております。今回ご用意させていただいております全自動麻雀卓は、バッテリーが搭載されていますので、本体からコンセントへの配線が必要ありません。これにより、床に配線が這い回って、躓きの原因となるちょっとした段差ができることもありませんので、特に今回のようなシルバー世代の方が多く参加する大会においては、安全面にも配慮があり安心して競技していただけるものと思います。また、普段手積み卓で麻雀をしている方々が、全自動卓での麻雀をとても喜んでいただけるのを見ていると、とてもやりがいを感じます。とにかく私たちは、縁の下の力持ちと言いますか、皆さまが気持ちよく麻雀ができる環境を整えることが役割だと思っていますので、今後もいろいろお手伝いさせていただきたいと思います」とお話しいただいた。
◎「第31回健康麻将全国大会」
2024年(令和6年)3月16日(土)、「第31回健康麻将全国大会」(主催:一般社団法人日本健康麻将協会、後援:厚生労働省、協賛:株式会社伊藤園・株式会社きちみ製麺・株式会社すごろくや)が開催された。
この大会は、全国の日本健康麻将協会加盟の健康マージャン開催会場や、協会が支援する地域の健康マージャンサークルにおいて、日々健康マージャンを楽しまれている方々が全国各地から参加し、その腕前を競うとともに、麻雀を通じて楽しく交流することを目的に開催されている。
大会は、戸構亮事務局長の司会で進行。開会に先立ち、和田政宗参議院議員が登壇し挨拶。参加選手を激励した。続いて田嶋智徳理事長代行が開会を宣言した。その後、齋藤正会長が、今回、健康麻将大使としてゲスト参加される歌人の田邊良夫さん、女優の中原ひとみさん、歌手の保科有里さんを紹介し、皆さんが挨拶を行った。続いて戸構事務局長が競技規定の説明を行なって半荘4回戦の競技に入った。
この「健康麻将全国大会」では、ウエルネスマージャン・スマートルールを採用。このルールは、どうしても初心者にとってはハードルが上がってしまう点数計算の複雑さを、符計算を廃し、翻(役)だけで計算することで解消し、ビギナーでもより平易に麻雀を楽しむことができるようになっている。全国の健康マージャン開催会場や教室でもこのルールを採用しているところが増えてきており、この全国大会においても初心者から上級者までさまざまなクラスの方々が参加し、交流を深めてもらいたいという意図のもと、ウエルネスマージャン・スマートルールでの開催となっている。
大会にはゲストを含め全100名の健康マージャン愛好者が全国から参加し、笑顔あふれる交流を育むとともに熱戦を繰り広げた。
また、競技終了後には、年々急増し、手口もどんどん巧妙になって特に高齢者に対する被害が深刻になっている特殊詐欺についての予防・啓発のために、警視庁品川警察省の担当官による防犯講和が行われ、参加者の方々は真剣に耳を傾けていた。
その後、成績発表・表彰が行われ、まず最初に最高齢者賞が93歳の若杉忠男選手(東京都、東久留米いきいき健康マージャンクラブ)に贈られた。続いて、最遠方賞が広島県広島市から参加の吉野真佐夫選手(雀荘 華)・梶原和美選手(風鈴 広島店)に贈られた。
そしていよいよ順位の発表となったが、なんと今大会はゲストが大活躍。見事優勝に輝いたのは女優の中原ひとみさん、続く準優勝は歌人の田邊良夫氏、第3位は飯河誠選手(東京都、健康麻将MTKフレンズ)、そして第4位にも歌手の保科有里さんが入った。
また、ゲストを除く60歳以上での方で最も成績が良かった第3位の飯河誠選手には厚生労働大臣賞が贈られた。
【第31回健康麻将全国大会成績上位者】
①中原ひとみ(ゲスト、女優)
②田邊良夫(ゲスト、歌人)
③飯河誠(東京都、健康麻将MTKフレンズ)
④保科有里(ゲスト、歌手)
⑤谷川孝(東京都、ガラパゴス神保町)
⑥堀和則(千葉県、千葉幸町団地健康マージャンサークル)
⑦綱島英雄(東京都、錦江荘)
⑧羽富竹二(東京都、杉並いきいき健康麻将)
⑨佐野裕(岡山県、岡山健康マージャン協会)
⑩野田直孝(東京都、麻将教室 朝日塾)
(敬称略)
◎「第36回家族ふれあい健康麻将大会」
2024年(令和6年)3月17日(日)、「第36回家族ふれあい健康麻将大会」(主催:一般社団法人日本健康麻将協会、後援:一般社団法人Mリーグ機構、協力:大洋技研株式会社・一般社団法人ニューロン、協賛:株式会社伊藤園・株式会社すごろくや・株式会社きちみ製麺)が開催された。
この大会は、1988年(昭和63年)に日本健康麻将協会設立記念イベントとして開催して以来現在まで続く協会のシンボルイベント。20歳未満ひとりを含むペア(家族・友人など)の合計得点を競う形式で「子どもたちと大人が一緒に頭脳スポーツとしてのマージャンを楽しみながら、他世代間交流を行う中でマージャンの素晴らしさを伝えていきたい」との思いで開催されている。
また、この大会は一般社団法人Mリーグ機構が後援を行い、今大会にも、鈴木たろうプロ(赤坂ドリブンズ、最高位戦日本プロ麻雀協会)、黒沢咲プロ(TEAM RAIDEN / 雷電、日本プロ麻雀連盟)、小林剛プロ(U-NEXT Pirates、麻将連合)の3人のMリーガーがゲスト参加した。
大会は、戸構亮事務局長の司会で進行。最初に田嶋智徳理事長代行が開会挨拶を行い、続いて3人のゲストプロが挨拶を行った。続いて最年少参加者である田代賢人くん(5歳)が選手宣誓を行うと会場から大きな拍手が起こった。その後、戸構事務局長がルールの説明を行い半荘3回戦の競技に入った。
今大会は特別ルールとして年齢差によるハンデ(子どもの年齢を18歳で0とし1歳につき3000点のハンデをつけ、逆に19歳の方はマイナス3000点となる。ただし、ハンデがつくのはペアのうち1名)を採用している。
大会には61ペアが参加。賞品にはNintendoSwitchなどが用意されているほか、満貫以上の手をアガるとお菓子がもらえる満貫賞などもあり、また、憧れのMリーガーが間近にいることあって会場は大いに盛り上がった。
姉弟で参加の林初音さん(中1)・京弥くん(小5)ペアは、コロナ禍の時にポンジャンから麻雀を覚えたそう。Mリーグが大好きだそうで推し選手を伺うと、初音さんは「牌の扱いが優しくて、攻めも守りも上手でかっこいい」白鳥翔プロ、京弥くんは「鳴きが自分も好きなのでそれがとても上手な」園田賢プロを応援していると話してくれた。
お母様が麻雀が好きということもあり、3歳くらいから麻雀牌に触っているという姉妹で参加の小松穂乃香さん(9歳)・紗瑛さん(7歳)ペアは、『ニューロン麻雀スクール』に通って麻雀を楽しんでいるそう。好きな役を聞くと、穂乃香さんはタンヤオ、紗瑛さんはチートイツと教えてくれた。
友達4人で参加の高1の及川琥太郎くん、永井蒼悟くん、松本陸くん、濱田湊斗くんは、麻雀卓のある松本くんの家でみんなで覚えたのだそう。「ゲームでも麻雀するけど、リアルは全然違う。牌を打つ時の感覚が最高!」と口々に話してくれた。
女優の中原ひとみさんは昨日の全国大会に続き、お孫さんの重富可憐さんとペアで参加。可憐さんは知らない人と麻雀をするのは今日が初めてだけれども全然緊張はしていないとのこと。中原さんは「私の血を継いでいて、この子もとっても負けず嫌いなの。だから優勝目指してがんばりますね」と話してくれた。
競技終了後には、今回参加の子どもたち全員とゲストのMリーガーで記念写真を撮影。続いてゲストのMリーガーが今大会の講評を行い、子どもたちの麻雀のレベルの高さを讃え健闘をねぎらうとともに、このように子どもと大人が一緒に麻雀を楽しむことのできる環境の素晴らしさや大切さについて言及した。その後、Mリーガーへの質問コーナーも設けられ、今日一日のMリーガーとの交流は、子どもたちにとって大切な思い出になったはず。この日、参加した子どもたちから近い将来Mリーガーが誕生するなんてことも夢ではないだろう。
その後、成績発表と表彰式がスタート。まずは本日唯一の役満・大三元を成就した紀平修選手に役満賞が、そして立派な選手宣誓を行った田代賢人くん(5歳)に最年少参加者賞がそれぞれ贈られた。続いてブービー賞、8位〜1位までの入賞者が順に発表され、Mリーガーから表彰を受けるとともにそれぞれお気に入りの決めポーズで記念撮影を行った。見事優勝に輝いたのは、お父様が大三元も成就した紀平修・紀平一麿の親子ペアとなった。準優勝は川本寛之・平松廉ペア・第3位は川尻喜一・川尻珠実礼ペアだった。優勝ペアのスピーチでは、父・修さんは「子どもが麻雀をできる機会や場所がなかなかないので、こういった機会で麻雀ができてうれしく思います」、ご子息の一麿くんは「自分は中3で、父の影響もあって去年の夏から麻雀を始めて、Mリーグを観ながら麻雀を続けてきて、このような大会で優勝できてとてもうれしい」とそれぞれ話した。
この「家族ふれあい健康麻将大会」を長年取材してきているが、子どもたちの麻雀のレベルが年々上がってきていることを如実に感じる。ゲストのMリーガーの方々も本当にびっくりしていた。特に年少の子どもたちが、2つも3つも椅子を重ねてちょこんと座り、伸び上がって牌をツモる姿はとても微笑ましく可愛いものだが、そこから大人顔負けの牌さばきでしっかりとした麻雀を打つ姿には驚くばかりだ。Mリーグやネット麻雀が定着し、少女漫画誌で麻雀をテーマにした漫画が連載されるなど、麻雀のイメージが向上し、ブームともいえる状況を呈する時代の追い風にのって、今後も今回の大会のように世代を超えて家族や友人と麻雀を楽しむことのできる環境がしっかり整っていくことを切に願いたい。
【第36回家族ふれあい健康麻将大会成績上位ペア】
①紀平修・紀平一磨ペア
②川本寛之・平松廉ペア
③川尻喜一・川尻珠実礼ペア
④岡田知之・岡田駿ペア
⑤長内優和・長内優弥ペア
⑥岡大・岡楽ペア
⑦山口正人・山口凛生ペア
⑧野村勇太・野村明未ペア
⑨笈川航太朗 ・笈川健二朗ペア
⑩岡宏・岡平ペア
(敬称略)
◎第18回健康麻将国際公式ルール春季交流大会
2024年(令和6年)3月17日(日)、「第36回家族ふれあい健康麻将大会」の盛り上がりと感動が冷め止まぬなか、「第18回健康麻将国際公式ルール春季交流大会」(主催:一般社団法人日本健康麻将協会、後援:日本麻将体育協会・日本麻雀連盟)が開催された。
「国際公式ルール」とは、日本健康麻将協会が1994年(平成6年)よりスタートした中国との交流イベントである「日中交流マージャン大会」を重ねていくなかで、田邊惠三会長(当時・現名誉会長)の「中国でも賭けないマージャンルールを制定したらどうか?」との呼びかけに中国・国家体育総局が応え、全国から9人のマージャン研究科を招集。2年がかりで議論を重ね、400以上あった役を200に絞り、さらにそこから81に絞り込んで、頭脳スポーツとしてのルールを作り上げ、1998年に中国国家体育総局が「麻将競賽規則」という名前で発表した、マージャンの生まれ故郷、中国においてはじめて国が定めた競技ルール。
世界の麻雀愛好家と競えるこのルールは、日本健康麻将協会はもちろんのこと、この大会の後援をつとめる日本麻将体育協会や日本麻雀連盟など数多くの団体で楽しむことができる。
今大会はこの「国際公式ルール」を普段から楽しんでいらっしゃる方々の実力発揮の場として、 また、さまざまな団体で楽しまれている方々と健康的な頭脳スポーツを通じての交流を目的として開催されている。
大会には、40名の熱狂的な「国際公式ルール」ファンが参加し、一荘(85分打ち切り)3回戦の合計得点で順位を競うシステムで行われた。
大会は、土屋政士理事の開会挨拶、青木敬一理事長の理事長挨拶に続いて、高見沢治幸理事が競技規定の説明を行って競技に入った。
国際公式ルール競技特有の張りつめた緊張感のなか繰り広げられた熱戦の結果、見事優勝に輝いたのは、手塚ゆり選手(日本麻将体育協会厚木支部)だった。準優勝は赤塚修選手(JMSA本部)、第3位は釘宮百香里選手(日本麻将体育協会)となった。
【第18回健康麻将国際公式ルール春季交流大会成績上位者】
①手塚 ゆり
②赤塚 修
③釘宮百香里
④柏木 拓
⑤岩沢 和利
⑥頼住 和宏
⑦宮川 純一
⑧遠藤 俊晃
⑨二萬 章吾
⑩松本 攻
(敬称略)
◎「第17期健康麻将名人戦」
2024年(令和6年)3月17日(日)、こちらも「第36回家族ふれあい健康麻将大会」の盛り上がりと感動が冷め止まぬなか、「第17期健康麻将名人戦」が開催された。
この大会は、麻雀プロや芸能人など各界著名人を招待し、健康麻将の最高峰である「健康麻将名人位」を競うタイトル戦として開催されてきたが、コロナ禍により一旦中止に。しかし今回ようやく再開となり、著名人ゲストと全国の健康麻将協会加盟の各支部・開催会場から推薦の選手が参加しての開催となった。
今大会には、鈴木たろうプロ(赤坂ドリブンズ、最高位戦日本プロ麻雀協会)、小林剛プロ(U-NEXT Pirates、麻将連合)のMリーガーの2人、健康麻将大使として歌人の田邊良夫氏、女優の中原ひとみさん、歌手の保科有里さんが参戦した。
大会は、戸構亮事務局長の司会で進行。田嶋智徳理事長代行の開会挨拶に続きゲスト選手が登壇し挨拶を行った後、半荘4回戦の競技に入った。
ゲスト5名と全国の健康マージャン愛好者の精鋭、全47名の白熱した競技の結果、見事優勝に輝き、第17期健康麻将名人位を戴冠したのは静岡県から参加の長濱健治選手(アルカンシェル静岡)となった。準優勝は小口昌男選手(横浜健康麻将同好会)、第3位は小林剛プロだった。
【第17期健康麻将名人戦成績上位者】
①長濱健治(アルカンシェル静岡)
②小口昌男(横浜健康麻将同好会)
③小林剛プロ(U-NEXT Pirates、麻将連合)
④増川利夫(健康麻将MTKフレンズ)
⑤伊藤実(第16期名人戦チャンピオン)
⑥鈴木正一(横浜健康麻将同好会)
⑦金子博信(NPO法人健康麻雀コミュニティの会)
⑧大屋敷英樹(両国カルチャースクールかぼちゃ倶楽部)
⑨日高君江(横浜健康麻将同好会)
⑩佐藤光夫(横浜健康麻将同好会)
(敬称略)
◎「2023年度品川区いきいき健康マージャン広場の集い」
2024年(令和6年)3月18日(月)、「春の健康麻将祭2024」のフィナーレを飾る「2023年度品川区いきいき健康マージャン広場の集い」が開催された。
この大会は、2002年からスタートした日本健康麻将協会と品川区の協働事業として開催されている健康マージャン教室「品川区いきいき健康マージャン広場」の参加者が年に一度一堂に会して麻雀で交流するイベント。
この協働事業では、初心者教室に加えて初心者教室卒業生を対象とした「ゆっくりコース」「一般コース」を設けて、健康マージャンを継続的に楽しめる場を提供している。
今大会にもたくさんの「品川区いきいき健康マージャン広場」参加者が集い、健康マージャンの大会を楽しんだ。