「大和証券Mリーグ 2023‐24シーズン」 今シーズン早くも折り返し セミファイナル進出をめぐる 戦いもいよいよ苛烈なものに! | 麻雀新聞

「大和証券Mリーグ 2023‐24シーズン」 今シーズン早くも折り返し セミファイナル進出をめぐる 戦いもいよいよ苛烈なものに!

「大和証券Mリーグ2023‐24」レギュラーシーズンは、12月半ばの段階で各チームが半分近い試合数を終えた。

チームそれぞれに現状置かれている立場は違うが、ここから年末年始を経てどのように状況が変わっていくのか、まずは12月15日終了時点の順位から確認していきたい。

■チームランキング(12月15日終了時)

①赤坂ドリブンズ

294・5ポイント

②U-NEXT Pirates

266・1ポイント

③KADOKAWAサクラナイツ

203・8ポイント

④KONAMI麻雀格闘倶楽部

202・8ポイント

⑤EX風林火山

82・9ポイント

⑥渋谷ABEMAS

▲4・4ポイント

⑦TEAM RAIDEN / 雷電

▲118・3ポイント

⑧セガサミーフェニックス

▲421・8ポイント

⑨BEAST Japanext

▲505・6ポイント

11月からの1ヵ月で一気にポイントを伸ばした赤坂ドリブンズが、久しぶりに首位に立った。1ヵ月以上ラスがなく、新戦力の浅見真紀プロ、渡辺太プロも活躍。園田賢プロが個人成績首位と大活躍で、序盤戦は非常に苦戦していたたろうプロもここへ来てポイントを伸ばし始めるなど、隙がない戦いを見せている。

ただ、上位陣は4位まで200ポイント台と団子状態で、1日で順位がコロコロと入れ替わる程度の差しかない。ここからどのチームが抜け出すか、あるいは脱落するか、目が離せない。

一方で、序盤から大きく出遅れているセガサミーフェニックス・BEAST Japanextは、12月に入っても苦戦が続いている。セミファイナル進出圏内の6位とも大きく離されていて、このまま終盤に向かえばさらに厳しい状況を迎えることとなってしまうだけに、一刻も早く巻き返していきたいところ。

また、11月半ばには100ポイント以上のプラスを持っていたTEAM RAIDEN / 雷電がマイナス100ポイント越えとやや失速傾向。これ以上ポイントを減らさないように踏ん張って、まずはEX風林火山や渋谷ABEMASを捉えていきたい。

■個人スコアランキング(12月15日終了時)

①園田賢プロ

319・3ポイント

②鈴木優プロ

239・4ポイント

③勝又健志プロ

229・2ポイント

④魚谷侑未プロ

178・9ポイント

⑤二階堂瑠美プロ

157・7ポイント

個人首位には園田プロが浮上した。13戦でトップ5回2着5回と安定感抜群の戦いぶりで、首位に立つドリブンズを牽引している。2位には直近3連勝と好調をキープしている優プロが急浮上。2シーズン目となるMリーグにおいて「戦闘民族」とも称される持ち前の強烈な押しからのアガリなど、印象的な戦いでファンを沸かせている。3位・勝又プロと5位・瑠美プロのEX風林火山勢も、安定した戦いで上位をキープ。4位・魚谷プロはチームこそ下位に沈んでいるが、自身の活躍でポイントを支えながら、仲間の復調を待っているといったところだ。

◎1月のMリーグ・注目ポイント

レギュラーシーズンが12月で折り返しを迎え、いよいよシーズンは後半戦へと向かっていく。試合数が少なくなるごとに1試合の重みが増していくなかで、特に下位チームは1月の内にある程度上位を狙えるところまでポイントを戻しておきたい。

また、上位陣も大きく突き抜けたチームが出てきていないだけに、下位チームの活躍次第では大混戦のまま2月以降の終盤戦へと向かっていく可能性もある。また、この先は選手起用も気になるところ。ある程度ローテーションを組んで試合を消化するチームが多かった中で、後半戦は勝負どころで信頼を置ける選手の起用が増える、ということも多くなりそうだ。選手起用で言えば、11月を苦手とする渋谷ABEMAS・多井隆晴プロが1ヶ月間まるまる出場しなかった、ということもあった。各選手の好不調や相性、あるいは自身のモチベーションなど、選手起用にはさまざまな要素が絡んでくる。特に1月は、そうした各チームの方針などを見て行くと、さらに楽しめそうだ。

(文・東川亮)

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