◎全国麻雀業組合総連合会 高橋常幸理事長 新年あいさつ

皆様、新年明けましておめでとうございます。謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

2020年から世界を侵食し続けた新型コロナの猛威もようやく落ち着きをみせ、2023年は社会が再び躍動し始めたと感じさせられた年になりました。

ようやくお客様が戻り、にぎわっている麻雀店をみると、感染防止シートにパーテーション、黙食にマスク…あの時代はいったいなんだったのだろうかと今でもふと思うことがあります。

そんな異常が当たり前となっていたコロナ禍をようやく乗り越えた2024年は業界にとっても飛躍の年になるのではないでしょうか?

業界の今を見てみると、長年業界が取り組んできた健康マージャン推進活動は、改めて盛り上がりをみせており、Mリーグなどの影響で世代を問わず麻雀ファンも増加し、客足だけでなく麻雀イベントや大会も増えているようです。

組合も総力をあげてこの流れを一層盛り上げ、活気ある業界にしていきたいと考えております。

さて、業界が活気を取り戻しつつある中、麻雀店の新規オープンも増加しておりますが、営業形態は非常に多様化しており、ともすれば射幸心を煽りかねない派手な営業をしているお店も増えているように感じます。

警察もそれを感づいているのか、昨年7月には東京都内の麻雀店を対象にした講習会で、警視庁から厳しい指導を受けました。

地域の良好な環境づくりに都道府県連や地域組合の役員の方が努力されて麻雀のイメージも向上している中、1つの悪いニュースで業界全体のイメージが一気にダウンしてしまう恐れもありますので、全雀連としては、緊張感をもって対応していきたいと考えております。

全雀連の規制緩和へ向けた活動も2024年は、大きな動きを見せることになろうかと思います。数年前から取り組んできた許可の必要のない麻雀施設(麻雀教室)の要件整備については、麻雀議連の後押しもあり、警察庁とも協議を重ね、ようやくガイドランができようかというところまできております。

後は、業界全体で、勝手な無許可営業を出さないようにし、風営法上の娯楽としての麻雀営業と、麻雀を覚える・学ぶための教室営業をしっかり線引きした上で共存できる体制を整えれば、実現となろうかと考えております。この法整備の背景にあるものは、18歳未満の麻雀ファンが急増してていること、子供も高齢者も健全に麻雀を学べる施設を確立させていかなければという新しい時代へ向けた動きでもあります。業界が30年以上かけて取り組んできた健康マージャンがさらに昇華し麻雀が全世代で楽しめる世の中になる、2024年はそう感じさせる年になろうかと信じております。

さて最後に、2024年は、業界全体が新時代へ向けて変革をして行かねばならない年かと感じております。地域を担う役員も高齢化しており、どんどん地域の世話役さんがいなくなっております。そんな中で、改革なしに組織は存続しないと危機感を頂いております。麻雀業界の皆様方におかれましては、何卒改革にお力添え頂き、新時代にふさわしい業界を作っていければこの上ない喜びでございます。

結びに、本年が皆様にとりまして、輝かしい年となりますことを心からお祈り申し上げまして、年頭のご挨拶とさせていただきます。

 

◎一般社団法人全国麻雀段位審査会 山岸次雄会長 新年あいさつ

謹んで新春のお慶びを申し上げます。

昨年度も各都道府県のマージャン関係者や愛好者の皆様には当法人の各種事業に対して多大なご協力とご支援をいただきまして感謝申し上げます。

2020年以来、国内のみならず全世界で猛威を奮った新型コロナウイルス感染症対策として長い期間にわたり「新型インフルエンザ等対策特別措置法」に基づき、政府や都道府県から緊急事態宣言が出されたり、まん延防止等重点措置が取られたり、飲食店への営業時間の短縮要請が出されました。マージャンを取り巻く環境下でも感染予防対策の実施のために地域での活動に大きな制限がかかっていましたが、昨年は新型コロナウイルスの感染法上の分類を5月8日から、季節性インフルエンザと同じ「5類」に引き下げるという政府の発表を受け社会経済活動の正常化に一段と弾みがつくことに期待を持った年でもありました。

当法人としても従来の全国健康福祉祭(愛称:ねんりんピック)や国民文化祭という国主催の祭典で「健康マージャン」事業を継続的に実施してきておりますが、加えて昨年度より和歌山県御坊市と共同で「麻雀の聖地 わかやま御坊プロジェクト・健康マージャンペアフェスタ」という事業を新設、第1回大会を実施いたしました。

この企画は、「ねんりんピック紀の国わかやま2019(全国健康福祉祭和歌山大会)・「紀の国わかやま文化祭2021」(国民文化祭 全国障害者芸術・文化祭和歌山大会)の2つの全国大会を成功させた御坊市で、そのレガシーとして、またマージャン用品製造の国内トップシェアを誇る大洋技研株式会社の所在地であり、当市を「麻雀の聖地」として内外にPRを行い、全国大会を毎年継続的に実施するという、マージャン大会を活用した町おこし事業のモデルケースとして位置付けるための事業としてその効果などを期待するものです。

御坊市教育委員会と共に急ピッチで創りあげた第1回大会でしたが、全国30におよぶ都道府県から256名のマージャンファンにご参加いただき、またMリーグ機構や日本プロ麻雀連盟をはじめとする国内の主要プロ団体、大洋技研をはじめとする多くの地元企業のご協力のお陰もあり賑やかに開催することができました。

ねんりんピックは昨年度は愛媛大会として、健康マージャン交流大会は「日本一の紙のまち」「四国の真ん中」四国中央市で開催されました。これには全国各地より60歳以上の健康マージャンファン276名にご参加いただきました。愛媛県はかねてより健康マージャンが盛んにおこなわれている地域でもあり、愛媛県麻雀段位審査会(会長:青野勝)を主管競技団体として多くの地元関係者が競技役員として携わっていただきました。四国中央市も熱心に取り組んでいただきまた、地元の企業からも多くの支援をいただきながら盛会のうちに終了することが出来ました。

来年は「ねんりんピックはばたけ鳥取2024」と題して健康マージャンは鳥取県若桜町で開催予定です。その1年前イベントとして同町でリハーサル大会を実施いたしました。NHKテレビ番組で街並みなどが特集されたばかりということもあり、大いに観光客でにぎわいを見せていました。リハーサル大会は鳥取県内各市町村から選手が集まり、104名の参加で実施できました。当法人として2015年より鳥取県社会福祉協議会の求めに応じて県内の健康マージャン主管競技団体・鳥取県健康マージャン連盟(会長:阿部泰典)の設立の声掛けをしてきまして、その成果として毎年同県が実施する因伯シルバー大会での健康マージャン競技会を独自に運営できるようになっており、県内の健康マージャンの普及・振興に大いにご活躍いただいております。また、開催地若桜町では上川元張町長の力強いご支援や町民課の皆さまのご尽力もあり、当法人から派遣した競技役員と協力してしっかりと務め上げることができ、本大会に向けて準備は万全といえます。

国民文化祭は「いしかわ百万石文化祭2023」と題して健康マージャンは石川県金沢市で実施いたしました。開催の直前に、主管競技団体のひとつ、日本麻雀連盟石川県本部(本部長:中村勇)を長きにわたり先頭に立って支え続けて来た若林昇さん(享年88歳)の突然の逝去の報が届き、本大会の実施に向けて共に準備を進めてきておりましたので大きな柱を失い悲哀の念に堪えません。生前、「ねんりんピックいしかわ大会」(2010年石川県大会)で健康マージャン交流大会の大会委員長として誘致や正式種目化に向けて行政と粘り強く交渉され、大会を見事成功に導いてこられた功績は、今となれば当たり前のように正式種目として開催されるようになったねんりんピックでの健康マージャン交流大会の育ての親として称されるべきであり、石川大会以降も長きにわたり後援団体のひとつとして中心的に尽力されておりました。自県開催の国民文化祭を目前にして故人のご無念もいかばかりかと、衷心より哀悼の誠を捧げます。

さて、当事業に関しては各文化団体主催事業に対する行政のかかわり方が開催地毎に異なり、いしかわ百万石文化祭では当法人を中心として健康マージャン関係団体が準備・実施のすべてを担うことになりました。この件は実施に向けての大きな不安要素でありましたが、全国各地から運営に駆けつけていただいた競技役員の皆さまの優れた対応力や、これまで培ってきた信頼関係に基づくチームワークなど、あらゆる場面で大いに発揮していただき素晴らしい大会運営が実現できたと感じております。全国35の都道府県からお越しいただいた、過去最高448名の選手の皆さまには遠路ありがとうございました。お褒めの言葉をたくさん頂戴し苦労が報われた思いです。また、大会を大いに盛り上げていただいた麻雀プロの皆様のホスピタリティに感動しましたし、ご協賛・ご支援いただきました企業・団体様などこのイベントに関わっていただいたすべての皆様に深く感謝いたします。

本年もねんりんピックや国民文化祭事業、御坊市と連携した健康マージャン全国大会などを確実に務め上げ、文化としてのマージャンをしっかりと未来へ繋げられるよう、さらなる普及・発展に努めていきたいと思います。

結びに、会員の皆様や関係各位の今後ますますのご多幸とご健勝、ご活躍を祈念申し上げ、年頭のご挨拶とさせていただきます。

 

◎一般社団法人日本健康麻将協会 齋藤正会長 新年あいさつ

新年あけましておめでとうございます。

会員の皆様におかれましては、清々しい新年を迎えられたことお慶びを申し上げます。

昨年はようやく、新型コロナ感染症も沈静化し、新たな年明けを迎えられることとなりました。

これまでの約3年間は未曾有のコロナ災害に見舞われ、厳しい麻雀業界でしたが、新年からは、コロナ禍の新しい対策を講じ、前向きな健康マージャンを推進していきたいと思っております。

ところで、日本健康麻将協会は創立35周年を迎えました。新年度からは、心を新たに、積極的な発展を目指すべきと強く思っています。健康マージャンは、国民誰でも知っているような状況に知名度が大きくアップしました。その要因としては厚生労働省主催の全国健康福祉祭(ねんりんピック)や文化庁・厚生労働省が主催する国民文化祭の参加種目として健康マージャンが採用されていることが大きい要因と思っています。他方では、超高齢化社会が進み、我が国においては協会が果たすべき役割は、益々重要なものとなっています。すなわち、4人に1人が高齢者という現状において、健康寿命の延伸に的確に役立つのは私たちが提唱している「健康マージャン」であります。これまでは、ともすれば賭博性が高いと思われていたマージャンですが、頭脳スポーツとして健康マージャンの利点である「健康づくり・生きがいづくり・仲間づくり」が注目され、社会貢献に寄与されている評価が高くなっています。今後はIT化・ネット化・デジタル化に取り組み、健康マージャンのファン・会員の方々へのサービス向上を目指してまいります。協会会員の皆様のご支援とご協力を切にお願いし、新年のご挨拶とさせていただきます。

 

◎一般社団法人日本スポーツ麻雀協会 小川義美会長 新年あいさつ

新年おめでとうございます。

「朝のこない夜はない」、吉川英治の云ったといわれるこの言葉を胸に3年余り、やっと明るい兆しが見えきて、新しく迎える令和6年(2024年)は干支でいう甲辰(きのえたつ)の年であり、新しいことを始めて、成功する年になると考えられています。

昨年の秋11月に開催された「いしかわ百万石文化祭2023」の全日本健康マージャン交流大会では、参加希望が多くて、会場一杯の448人に絞るのに苦労されたと聞きました。私の知る昭和40〜50年代のブームの再来のようです。コロナ禍の3年余の中にあっても宮崎、和歌山、沖縄、神奈川等での全国健康マージャン交流大会の灯りをともし続けた業界、組合の皆さんや、アマチュア競技団体、プロ選手の方たち、そして、それを支える多くの麻雀愛好家の人達によって、その思いがコロナ禍の影を脱して、さらにチャレンジをする新しい年になるように思います。

自粛や中止を余儀なくされていた一般行事や祭りも各地で再開されてきました。私の教室でも新しく麻雀を習いたいという女性が数人で誘い合って来られるようになり、賑やかさを取り戻してきています。風が吹いてきました。辰(青龍)は東の方角の守り神、私たちもいよいよ東家でスタートし、大いに点棒を積む年としようではありませんか。

 

◎大阪麻雀連合会 石端伸次郎理事長 新年あいさつ 

新年明けましておめでとうございます。

日頃は業界発展のため格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。

コロナ禍も一旦落ち着きを見せ始めましたが、ここ数十年続く不況に円安、高騰を続ける物価や最低賃金の上昇など麻雀店経営にとって厳しい状況が続いております。会員の皆様のお店でも大変な状況だと存じます。

コロナ以降、新しい生活様式が定着し何でもパソコンやスマホで事が済んでしまう世の中に変化し、お金や時間の使い方も人の関わり方も大きく変わっているように感じます。経営者の皆様日々の営業に関して模索されていることと思います。麻雀ファンの動向も日々変化しておりシニア層・ミドル層・若年層それぞれに向けたサービスを考えていく必要があるように感じます。

これから時代の変化は加速する一方です。健康マージャンやMリーグ・子供麻雀教室など世間から認知され麻雀への注目度も上がってきています。麻雀業界としても営業者や競技団体や業界外とも横断的な交流が必要だと思います。こんな時代だからこそ業界を取り巻く環境変化に対応するべく情報交換ができるのも麻雀組合の大きなメリットではないでしょうか。

麻雀業界だけが社会に取り残されることがないよう、皆さんと力を合わせて新たな顧客やビジネスチャンスを作っていけるよう活動していきましょう。引き続き我々麻雀業界が盛り上がりますようお力をお貸しください。

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