「学生麻雀連盟」東西で夏合宿開催!

日本最大の学生麻雀団体である「学生麻雀連盟」がこの夏、今や恒例となった夏合宿を東西で開催した。

「学生麻雀連盟」では毎年春と夏に麻雀合宿を行っており、雑誌「近代麻雀」が主催する麻雀界最大級のタイトル戦「麻雀最強戦」とタイアップした「学生麻雀最強戦」の予選をこの合宿で開催。東西春夏で選ばれた代表選手4名で戦われる「学生麻雀最強戦」に優勝すると学生麻雀最強位の称号が贈られ「麻雀最強戦」の予選である「全国アマチュア最強位決定戦」および「グランドチャンピオンシップ2016-2017」への出場権が与えられることとなっている。

関東では「麻雀強化合宿2016」が8月14日〜16日、神奈川県足柄郡湯河原町「杉の宿」にて開催された。
今回の合宿には、茨城大学・横浜国立大学・開智国際大学・立教大学・電気通信大学・群馬大学・慶応義塾大学・早稲田大学・千葉大学・筑波大学・都留文科大学・東京工芸大学・東京工業大学・東京電機大学・東京農工大学・東洋大学(順不同)の16大学から76名の学生が参加した。
1日目には、バーベキューとレクリエーション対局(グループに分かれて複数のルールで麻雀を行う)を楽しんだ後、麻雀強化メニューの1つ、「イヤホン麻雀」を開催した。

これは、対局者のトイメン同士の2名が1局ごとに音楽が流れるイヤホンをつけて(まわりの情報が入らないように)ゲームを行い、残りの2名は自分の手組みなどを実況解説しながらゲームを進めていき、局の終了時に対局を見守る学生たちとともに感想戦を行うというもの。普段なかなか聞くことのできない他人の対局観や思考回路を、局の進行にそって勉強できるこの機会に、参加学生は大いに刺激を受けたようだ。
2日目は、「学生麻雀最強戦」の予選が行われ、都留文科大学の友井祐貴さんが見事優勝し、夏合宿関東代表として「学生麻雀最強戦」の出場権を獲得した。
夜には、麻雀強化メニューの2つめである、「オンライン対戦麻雀「天鳳」のパブリックビューイング」が行われた。これは、「天鳳」の鳳凰卓プレイヤー(「天鳳」内の成績上位者)の学生がリアルタイムで解説しながら打つのを、参加者たちが観戦しながら勉強するというもの。昼間の大会の疲れも見せず、勉強会は深夜にまで及んだようだ。
今回の夏合宿について「学生麻雀連盟」学生代表の山本樹宏さんは、「今回は雀力向上をコンセプトにしました。新しい試みのイヤホン麻雀も参加者からおおむね良い評価をいただき楽しんでもらったようです。とにかく麻雀をがっつり勉強したいという学生たちにとっては、とても刺激になる良いイベントだったと感じています。反省点としては、少し学生の麻雀のマナーが良くない部分があったことにあります。ですから、次回に向けて考えているのはマナー講座を入れてみるということです。これによって学生全体の麻雀の質の向上につながるとともに、新入生や麻雀初心者の方々の参加に期待したいと考えています」と語った。

関西では「近畿麻雀合宿2016」が8月31日〜9月1日、和歌山県白浜「紀州・白浜温泉むさし」にて開催された。

今回の合宿には佛教大学・関西学院大学・関西大学・大阪経済大学・大阪産業大学・奈良先端科学技術大学・大阪大学・神戸大学・京都女子大学・都留文科大学・大阪商業大学の11大学から35名の学生とゲストの女流プロ・夏月美勇プロが参加した。今回はこの合宿の模様を「学生麻雀連盟」学生副代表の神田幸大さんにレポートしてもらった。
この夏合宿の内容は各大学の学生で構成された企画部が考案して、当日の運営も企画部が中心となって行われました。
合宿の日程は1泊2日で、1日目には麻雀個人戦(「学生麻雀最強戦」の予選)、2日目には麻雀団体戦が行われました。目的地へ向かう道中のバスレクリエーションや団体戦は、選ばれた4人の参加者をリーダーとするチームに分かれて行いました。今回の夏合宿では、最終日の団体戦の勝敗の決定にはバスレクリエーションの戦績も考慮するシステムとなっていたので、イントロクイズやお絵描きリレーなどのゲームで各リーダーがメンバーを励ます様子がみられ、バスの道中も大いに盛り上がりました。

合宿地に到着したあとは麻雀個人戦が行われた。全4回戦のスコアで順位を決定し、優勝した学生には「学生麻雀最強戦」への出場権が与えられるとあって、参加者には熱が入っており、対局が終了するごとに各々のスコアを確認して一喜一憂する非常に賑やかな大会となりました。そんな中、見事優勝したのは関西学院大学4回生の三島航さんとなり、夏合宿関西代表として「学生麻雀最強戦」の出場権を獲得しました。

2日目には団体戦が行われました。1日目の夜に、各リーダーによるドラフト会議が行われ、そこで決定されたチームの合計スコアで競うシステムとなりました。こちらも全4回戦で行い、特殊ルールとして、4回戦目に限り各リーダーの卓に対して、他のチームから任意に刺客となるメンバーを差し向けることができるルールを採用しました。さらに、それらの卓はウマを大きく設定することで、戦略性を高めることとなり、3回戦終了時点で大きなリードを保っていた1位チームが、
4回戦でトップ者を続出させた2位チームに逆転されるといった波乱もおきて、大いに盛り上がりました。
団体戦が終了し、最下位チームの罰ゲームなども終わったところで一行は「とれとれ市場」に移動し、そこで昼食をとった後に、大阪に戻り解散となりました。

この麻雀合宿は初参加の人でも交流を広げて楽しめることを目指して企画されているが、今年もその目標を達成できたと感じられる合宿でありました。
また、この東西の2合宿の代表選手も参加した「学生麻雀最強戦」の決勝戦が9月7日、大阪府大阪市「株式会社鳳凰ショールーム」にて開催され、「最強戦チャンネル」より生放送された。
決勝戦は、春合宿関東代表の志田秀宣選手(東京工芸大学)、春合宿関西代表の中原龍選手(関西学院大学)、夏合宿関東代表の(友井祐貴選手(都留文科大学)、夏合宿関西代表の三島航選手(関西学院大学)で行われ、見事優勝に輝いたのは、中原龍選手(関西学院大学)となった。中原龍選手には、優勝特典として「全国アマチュア最強位決定戦」および「グランドチャンピオンシップ2016‐2017」への出場権が贈られた。

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