聖地巡礼入門ー麻雀関連作品を探してー
- 2017/4/11
- 麻雀コラム
「聖地巡礼」という言葉を聞いたことはありますか?
アニメや映画など創作物の舞台となった場所を聖地と呼び、ファンがそこに訪問することを「聖地巡礼」と呼びます。
この「聖地巡礼」、実は町おこしも使われていたりするのです。
例を挙げますと、茨城県大洗町はアニメ「ガールズ&パンツァー」の舞台となり、行政と住民が一体となり町おこしを行いました。
観光協会が聖地巡礼特設サイトを開設し、ふるさと納税でもお礼の品としてもコラボグッズを展開しています。
アニメもヒットし、地元のお祭りである「あんこう祭り」ではアニメのキャストがイベントを行ったこともあり、過去最高となる13万人が集結しました。
他にも「らき☆すた」の埼玉県久喜市、「花咲くいろは」の石川県金沢市など成功例はいくつもあります。
経済効果も高く、注目されているコンテンツとなっています。
さて、そんな聖地巡礼ですが、麻雀新聞としては麻雀関連作品の聖地も調べざるを得ませんね。
女子高生が競技麻雀に挑む麻雀漫画「咲ーSakiー」も長野県茅野市などを舞台とし、聖地として注目を集めています。
劇中の舞台探訪はもちろんの事、茅野市の洋菓子店では、市観光協会からの依頼で「咲ーSakiー」にちなみ「麻雀牌ケーキ」を作成、販売しています。
(詳細は信毎webのこちらのページで)
今年1月に奈良県吉野町行われた全国アニメ聖地巡礼サミットでは、「咲ーSakiー」の番外編である「咲ーSakiー阿知賀編」が吉野を舞台としているということもあり出展していました。
そして麻雀漫画といえば「アカギ~闇に降り立った天才~」を忘れるわけにはいきません。
女子高生が闘牌する「咲ーSakiー」とは真逆の立ち位置にあるこの作品ですが、実は聖地があるのです。
神奈川県横須賀市、汐入駅すぐの場所にあるベイスクエアよこすか2番館の2階に。そこに主人公赤木しげるの墓碑があります。
赤木のファンが多く、赤木の墓を作ってほしいというファンの要望があり、出版社の竹書房が2009年に制作。
なんと、墓碑開眼と、作中で1999年に逝去した赤木の十周忌法要も執り行われました。
以前は吉祥寺のバーに常設されていましたが、そのバーの閉店に伴い、現在の場所に移設されたそうです。「アカギ」ファンの方はぜひ1度足を運んでみてはいかがでしょうか?
ここまで、「聖地巡礼」について紹介してきましたが、麻雀関連作品だけでも「聖地」は多く存在すると思われます。
もし好きな漫画・アニメ・映画などの「聖地」について興味を持たれましたら、1度検索してみてはどうでしょう。
旅行気分にもなり、新しい趣味の一つになるかもしれません。