日本最大のプロアマオープンタイトル戦「麻雀最強戦」は、2024年(令和6年)3月から4月にかけて、「伝説を継ぐ者」「因縁の傷跡」「骨肉の乱闘」の3大会が実施。トッププロたちが激闘を繰り広げた。
2024年(令和6年)3月31日(日)に行われた「伝説を継ぐ者」は、若手時代から麻雀界で活躍し、今では押しも押されもせぬトッププロになった佐々木寿人プロ・滝沢和典プロが、前原雄大プロ・土田浩翔プロ・沢崎誠プロ・荒正義プロ・忍田幸夫プロ・伊藤優孝プロというレジェンドたちに挑むという企画。佐々木プロ・滝沢プロの2人は予選卓こそレジェンドの後塵を拝するも2位で決勝卓に通過、決勝では佐々木プロが持ち味の力強い攻撃で持ち点を積み重ね、見事に優勝してファイナル行きのチケットを手にした。
2024年(令和6年)4月14日(日)に行われた「因縁の傷跡」は、麻雀最強戦をはじめ、昨今の麻雀界におけるさまざまな因縁のあるメンバーを集めた一戦。決勝卓はMリーグ・KADOKAWAサクラナイツのチームメイトである内川幸太郎プロと堀慎吾プロ、元雀王の浅井堂岐プロ、昨年の麻雀最強戦で活躍した石井良樹プロというメンバーに。各者それぞれに選択がある中で、それをことごとく結果に結び付けた堀慎吾プロがリードを持ったまま盤石の戦いで逃げきり、見事に優勝を果たした。
2024年(令和6年)4月21日(日)に開催された「骨肉の乱闘」は、Mリーグの赤坂ドリブンズ・U-NEXT Piratesの新旧メンバー2名ずつが集められた、麻雀最強戦の中でもとりわけコンセプト色が強い一戦。決勝には小林剛プロ・丸山奏子プロ・渡辺太プロ・朝倉康心プロという、それぞれのチームの新旧メンバーが1名ずつ勝ち上がり、大会コンセプトに最も沿ったような戦いとなった。ここでは元赤坂ドリブンズの丸山プロが躍動。相手の攻撃に対応しながらドラ単騎リーチにたどり着いて一発でツモるなど押し引きが見事に決まり、最後は朝倉プロとの接戦を制して、2年振りのファイナル進出を決めた。
麻雀最強戦は、5月には恒例となる「Mリーグスペシャルマッチ」を開催。Mリーグとのコラボ企画で、出場者は今シーズンのレギュラーシーズン個人成績上位8名。過去大会は各選手がMリーグのユニフォームを着用、会場もMリーグスタジオで、演出面もMリーグに合わせたものになっていたが、今シーズンがどのようなものになるのかも要注目だ。
また、アマチュア予選も全国各地で開催中。東京・赤坂の『麻雀HOLIC』は特別店舗として全国各地の地方予選を開催しており、関東近郊にいながらにして全国の予選を戦うことが可能だ。その分熾烈な争いになるが、チャンスは広がっている。詳しいスケジュールなどは、麻雀最強戦のホームページをご覧いただきたい。
■麻雀最強戦ホームページ
https://mahjong-saikyosen.com
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