〇〇と麻雀 第22回
麻雀の戦いだって、陸上に勝るとも劣らない孤独できびしい卓上の格闘技!
ただひとつ大きく違うのは、とても涼しくて快適な空間で競技ができるということなんであります!
みみなさまごきげんよう。ごっさんです。気が付けば今年も残り3か月ですね。今年もいろいろあったなぁと感想戦に入りたいところですが、まだまだ気は抜けません。後半戦も頑張っていきましょう。
頑張ったといえば、先日閉幕した世界陸上をみなさんご覧になりましたか。私は日本代表が出場する競技をほぼすべて見ていたので、連日寝不足でした。
なかでも、世界陸上初の銅メダルを獲得した男子リレーでは、深夜にも関わらずついつい大きな声をだしてしまいました。ご近所さん、すいません。他にも競歩やマラソンなど、見応えある競技が目白押しでした。陸上競技は野球やサッカーなどと違い、ほとんどが個人競技であるため、派手な展開には欠けると思われがちですが、人を惹きつける魅力にあふれています。
私たちには想像もつかない過酷な世界をひとりで戦い抜く姿は自然と応援したくなります。私も幼いころはテレビで流れる陸上にまったく興味がありませんでしたが、いつの間にやら駅伝やマラソンを面白いと感じるようになりました。きっと私もそれなりに苦汁をなめてきたため、人の頑張る姿に声援を送りたくなるのかもしれません。
今回の世界陸上では、世界最速の男、ウサイン・ボルト選手が引退することでも話題になりました。結果として彼が立った表彰台は最も高いところではありませんでしたが、すべてを出しきった表情は見ていて気持ちがよいものでした。本当にお疲れ様でした。
ちなみに、「陸上の格闘技」と呼ばれる種目をご存知でしょうか。これは800m競争のことを指すたとえです。100mあたり13秒というスピードを保ちながらポジションを争いつつ走るため、接触や転倒が多発するのでこの異名で呼ばれます。終盤にかけてのデッドヒートは陸上界随一の盛り上がりを見せます。
さて、思えば私たちが興じている麻雀も陸上のようなものではないでしょうか。麻雀も陸上も開局と同時に一斉に走り出し、相手のペースや全体の流れを意識しつつトップを目指します。どんなに苦しい局面であろう助
けてくれる人は誰もいません。一度トップに立てたとしても、後方からの追い上げに気は抜けず、慎重にかつ大胆に走り続けなければなりません。まさに卓上の格闘技です。そう思うと、テレビ画面の向こう側で苦悶の表情を浮かべながら己のすべてをぶつける陸上選手には、ひとりの麻雀打ちとして最大の声援を送りたくなります。これからやってくる
スポーツの秋に向けてここはひとつ、陸上番組を見てイメージトレーニングするのはいかがでしょうか
PROFILE:ピカピカの社会人1 年生。
マスコミ関係の仕事でバリバリ稼ぎます。
麻雀店スタッフ経験有り。