ごきげんようみなさま!大学卒業を間近に控えたごっさんです。
無限に思えたモラトリアムも遂に終わりを迎えます。この時期は出会いと別れの季節ですね。様々な移動に合わせて、引っ越しや新生活の準備など、何かとお金がかかるのもこの季節です。そしてお金といえばこの頃、何かと気になる話題が多いですね。
先日、黒田総裁率いる日本銀行が、「マイナス金利」を導入することを決定しました。これは民間銀行が日本銀行へ預けている「日銀当座預金」にマイナスの金利、つまり通常お金を預ければ発生する「利子」と対をなす、「手数料」(のようなもの)が発生する仕組みを導入したものです。
今後預けられる日銀当座預金には、このマイナス金利が適応される運びとなっています。
マスコミ各社では歴史的な経済政策だと評されていましたが、実は欧米では以前から実施されている一般的な政策です。注意しなければならないのは、私達が普段使っている民間銀行がマイナス金利を導入するのではなく、日本銀行による民間銀行への制度であるという点です。
はてさて、この「マイナス金利」を少し強引に麻雀の文脈で捉えるとするならば、今まで喰いタン後づけがナシだったルールから、喰いタン後づけアリのルールへと変わったようなものだと言えます。つまり、既存のルールの枠組みを変えることで、各プレイヤーの行動を変えようとしている点が共通しているのです。
マイナス金利は、日銀へお金を預けると損になると判断した民間銀行が民間企業や個人への融資を拡大することを狙いとしています。これにより、新たな民間投資や消費を喚起することで、経済の活性化を目指します。一方で、麻雀における喰いタン後づけのアリ・ナシは戦略を大きく変えます。例えば、鳴きや押し引き、リーチ判断などその影響は様々です。両者のルールを打ったことがある方なら、その大きな違いをご理解いただけるでしょう。
しかしここで重要になるのは、「ゲームに参加しているプレイヤーが正確にルールを理解しているか」ということです。
もしも喰いタン後づけといったルールを理解していないプレイヤーが麻雀を打ってしまえば、当然のことながらチョンボが続出します。これによって、秩序からかけ離れた、混沌とした麻雀が生まれてしまいます。
この現象は経済も一緒です。「マイナス金利」というルールについて誤解が放置されたままだと、混沌とした経済へ突入します。実際にマイナス金利の導入が発表された金融市場は、不確かな情報と誤解によって乱高下しました。そんなルールと秩序の関係性が、マイナス金利と麻雀に共通して言えることなのです。
4月から私も新社会人になるので、接待麻雀のいろはなど、社会のルールをしっかりと叩き込んでいきたいと思います。