「深夜酒類提供飲食店」の届出

ある警察署への許可申請の時でした。

申請者と予約時間15分前に生活安全課の部屋の前で待っていると、黒人男性と日本人女性のペアーがやってきて、うろうろ。廊下を通る警察署署員に声をかけ、「あのー、呼び出しを受けて申請にきたのですが…」「・・さんに呼ばれてきたんですが…」

しばらくすると担当者が現れ「直した電気スイッチの写真持ってきた?」。黒人男性が「シンセイショルイ、モッテキマシタ」。すると係官が「ジョンさん、写真は?」。「シンセイシテカラ、ナオソウトオモッテ…」とジョンさん。女性も続けて「申請のあとで直せばいいって言いましたよね?」。「えっ!きちんと直してから申請書持ってきてと言いましたよ!直してないの?マリさん」。「そんなの聞いてません!」。「ちょっと待って。風俗営業とか深夜酒類提供店の内容、わかっているよね?」。「ヨクワカラナイノデ、オシエテクダサイ」。「こういう営業をする人は、みなさん法律をちゃんと知っているよ」。「ワカラナイノデ…」。「ちょっと待って。普通、ネットや何かで調べて営業するもんだよ、普通の人は」。「ナニモワカラナカッタモノデスミマセン」。「真っ暗にして営業しちゃいけないんだよ!」

するとマリさん、「節電に協力して営業してたんです」。「えっ?」。そばにいた私たちも耳を疑い、失笑してしまいました。担当者は「おー、そうきたか!」。「節電ねえ?じゃあ、クーラーガンガンで、ドアを開けて、めいいっぱいのボリュームで音楽を流していたのは何なんだい!どこが節電なんだよ!」。「もういい。帰りな!」。
食い下がるマリさん、「申請受けてくださいよ。健全な飲食店営業なんだから!」。「健全なら申請はいらないよ。12時までなら飲食店営業でできるんだから」。「深夜にやりたいのっ!」。

こんなやりとりを聞きながら、私たちは時間通り、申請窓口へ入ってゆきました。たぶん、クラブ(DJバー)の届出なのでしょう。正確には「深夜酒類提供飲食店」の届出です。それにしても「節電営業」とは、よく言ったものです。ちょっぴり笑ってしまう警察署での出来事でした。

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