第38回国民文化祭 第23回全国障害者芸術・文化祭 いしかわ百万石文化祭2023 全日本健康マージャン交流大会 | 麻雀新聞

「いしかわ百万石文化祭2023」全日本健康マージャン交流大会

招待プロ選手8名を含む224ペア448名の選手が石川県金沢市に全国から集結!

2日間にわたり麻雀で楽しく交流!!

 

2023年(令和5年)11月18日(土)〜19日(日)、石川県金沢市『金沢勤労者プラザ』にて「第38回国民文化祭 第23回全国障害者芸術・文化祭 いしかわ百万石文化祭2023」全日本健康マージャン交流大会(主催:文化庁・厚生労働省・石川県・石川県教育委員会・金沢市・金沢市教育委員会・いしかわ百万石文化祭2023実行委員会・いしかわ百万石文化祭2023金沢市実行委員会・一般社団法人全国麻雀段位審査会・一般社団法人日本健康麻将協会・一般社団法人日本スポーツ麻雀協会、主管:石川県麻雀段位審査会・日本麻雀連盟石川県本部、特別後援:一般社団法人Mリーグ機構、後援:株式会社スリーアローズコミュニケーションズ・雀魂・エムシージェイ株式会社・NPO法人健康麻将全国会・大洋技研株式会社・株式会社鳳凰・一般社団法人日本プロ麻雀連盟、協力団体:一般社団法人最高位戦日本プロ麻雀協会・一般社団法人日本プロ麻雀協会・一般社団法人麻将連合・RMU、特別協賛:株式会社芝寿し)が開催された。

国民文化祭とは、「全国各地でさまざまな文化活動に親しんでいる人たちが集まり、発表や交流を行う国内最大の文化の祭典」であり、全国障害者芸術・文化祭とは、「障がいのある人が芸術及び文化活動への参加を通じて、生活を豊かにするとともに、国民の障がいへの理解と認識を深め、障がい者の自立と社会参加を促進することを目的とする祭典」で、毎年各都道府県が持ち回りで開催されている。

令和5年度は、「文化絢爛(ぶんかけんらん)」をキャッチフレーズに統一名称を「いしかわ百万石文化祭2023」として、2023年(令和5年)10月14日(土)〜11月26日(日)の44日間にわたって、石川県各地でさまざまイベントが開催された。

この「国民文化祭 全国障害者芸術・文化祭」に健康マージャン競技は、2018年(平成30年)の大分県開催から参加している。

大会前日の11月17日(金)には、大会役員・競技役員を中心に会場の設営や式典リハーサルを行い、万全の準備で大会当日を迎えた。

大会1日目の18日(土)にはペア戦、2日目の19日(日)には個人戦が行われ、全国から招待プロを含めて224ペア448名の選手が参加した。

初日の18日(土)は大会開会式でスタート。総合司会を安城るいプロ(日本プロ麻雀連盟北陸支部所属)がつとめた。

最初に大会顧問である齋藤正・一般社団法人日本健康麻将協会会長が開会宣言を行い、つづいて国歌斉唱が行われた。次に主催者を代表して、大会会長・いしかわ百万石文化祭2023金沢市実行委員会会長の村山卓・金沢市長を代理して新保博之・金沢市副市長が挨拶を行い、中川俊一・金沢市議会副議長が歓迎の挨拶を行なった。次に鈴木宗男・参議院議員、和田政宗・参議院議員の来賓祝辞が会場に紹介された。その後、来賓・大会役員の紹介、後援企業・団体紹介につづいてゲストプロ・招待プロの紹介が行われた。まず、一般の方々とのふれあい対局に参加する本田朋広プロ(日本プロ麻雀連盟、TEAM RAIDEN / 雷電)、瑞原明奈プロ(最高位戦日本プロ麻雀協会、U-NEXT Pirates)の紹介に続き、大会に選手として出場する招待プロの森山茂和プロ(日本プロ麻雀連盟会長)、宮内こずえプロ(日本プロ麻雀連盟四国支部長)、鈴木たろうプロ(最高位戦日本プロ麻雀協会、赤坂ドリブンズ)、吉田葵プロ(最高位戦日本プロ麻雀協会)、小林剛プロ(麻将連合、U-NEXT Pirates)、仲林圭プロ(日本プロ麻雀協会、U-NEXT Pirates)、水口美香プロ(日本プロ麻雀協会)、松田麻矢プロ(日本プロ麻雀協会)が紹介された。

次に、金沢市特別表彰として、最高齢選手の滝下義雄選手(91歳、石川県)、最年少選手の信太壮介選手(7歳、福岡県)が表彰を受けた。

そして、望月雅継・競技審判部長が競技規定の説明を行い、健康マージャン公式競技規定のもと1日目のペア戦の競技に入った。

競技と並行して、館内1階の多目的室には「ふれあい対局コーナー」や「文化展示コーナー」を設置。「ふれあい対局コーナー」では、ゲストの本田朋広プロと瑞原明奈プロが一般の麻雀ファンの方々と麻雀を通じて交流した。「文化展示コーナー」では、麻雀の文化や歴史に関するパネルが展示された。また、昼食休憩の時間等にはプロの方々のサイン会も行われた。

 

競技対局では、競技に参加する招待プロと同卓できた選手は、この貴重な体験を喜び、楽しそうに麻雀を打っていた。そして全4回戦のペア戦の競技が終了し1日目の大会が終了した。

2日目の19日(日)は、1日目のペア戦の表彰からスタート。ペア戦1位の成績を残したのは「招待プロ④」ペア(仲林圭プロ・水口美香プロ)だったが、大会規定によりプロ選手の受賞がないため、繰り上がって「徳島県2」ペア(石川賢一・冨永憲作)が優勝となった。優勝の「徳島県2」ペアには金沢市長賞が贈呈された。準優勝は「岩手県1」ペア(太田玲子・内館信子)、第3位は「石川県31」ペア(宮田稔・古林良春)となった。

準優勝の「岩手県1」ペアには金沢市議会議長賞が、第3位の「石川県31」ペアには金沢市教育委員会教育長賞がそれぞれ贈呈された。その後、8位までの入賞各ペアの表彰が行われ、つづいて1日目ペア戦の競技の講評を招待プロを代表して森山茂和プロが行なったペア戦の表彰式は終了し、個人戦4回戦の競技に入った。

 

個人戦全4回戦終了後には、宮内こずえプロのMCでゲストプロ・招待プロによるトークセッションとプレゼント企画が行われ、会場は大いに盛り上がった。

そして最後となる個人戦、総合成績の成績発表・表彰に入った。

見事、個人戦優勝に輝いたのは、長平大栄選手(石川県)だった。優勝の長平選手には石川県知事賞が贈られた。

準優勝は金子健一選手(佐賀県)、第3位は松下俊彦選手(山形県)となった。準優勝の金子選手には石川県議会議長賞が、第3位の松下選手には石川県教育委員会教育長賞がそれぞれ贈呈された。

その後、8位までの各入賞者の表彰につづいて、2日間の成績をトータルした総合表彰が行われ、古林良春選手(石川県)が総合第1位に輝いた。第1位の古林選手には文部科学大臣賞が贈られた。

総合第2位は石川賢一選手(徳島県)、総合第3位は長平大栄選手(石川県)、総合第4位は松下俊彦選手(山形県)となった。

表彰終了後には、主催者を代表して山岸次雄・一般社団法人全国麻雀段位審査会会長がお礼の挨拶を行なった。

つづいて2024年(令和6年)に「第39回国民文化祭 第24回全国障害者芸術・文化祭 『清流の国ぎふ』文化祭2024」が開催される岐阜県の参加選手・役員がステージに登壇し、代表して山田和弘・岐阜県麻雀段位審査会会長が挨拶を行い、岐阜大会での再会を約した。

最後に大会委員長である宮川悟・石川県麻雀段位審査会会長が閉会を宣言し、大会はつつがなく終了した。

大会が行われた2日間はあいにく雨や雹が降るほどの悪天候の上、気温が大幅に下がり、競技が行われたスペースには暖房設備がなく、選手の皆様には厳しい環境での競技となったが、それを吹き飛ばすような熱気が会場を包み込み、全国から集まった選手の皆様が楽しく麻雀で交流し、笑顔にあふれた素晴らしい大会となった。

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