ユニークな大会形式で今年で第16期を迎えたのが「長野県麻雀王(長野県麻雀有段者大会)」である。
今年は5月26日(初段・2段戦)、6月9日(3段・4段戦)、6月23日(高段者戦)、7月7日(決勝戦)の日程で長野市の「麻雀クラブ東通」で行なわれた。
大会形式は勝ち上がり戦となっていて、例えば最初の「初段・2段戦」で上位半数が勝ち上がると次の「3段・4段戦」では勝ち上がり進出者と3段・4段の有資格者が戦い、またそれの上位半数が勝ちあがり、次の「高段者戦」でも同じように対局し、ここでの上位半数が決勝戦に進出するというシステムで開催されている。
要するに最初の戦い(初段・2段戦)から参加するとなると都合3回の2分の1の門をくぐらなければならないのだ。
やはりどうしてもワンマッチの大会が多い中で、このような形式は大変ユニークであるといえるし、より実力本意の大会になっていることだろう。
この長きにわたる戦いを制し、見事第16期の長野県麻雀王に輝いたのは池田功選手(3段)だった。準優勝は両角洋子選手(5段)、第3位は工藤実伸夫選手(初段)、第4位は中沢清人選手(6段)となった。