ねんりんピックおいでませ!山口2015健康マージャン交流大会 | 麻雀新聞
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10月17日(土)〜10月20日(火)の4日間にわたって「第28回全国健康福祉祭やまぐち大会・ねんりんピックおいでませ!山口2015」が、厚生労働省・山口県・一般財団法人長寿社会開発センターの主催で開催された。

「ねんりんピック」とは、60歳以上の方を中心として、あらゆる世代の人たちが楽しみ、交流を深めることができるスポーツと文化の祭典。卓球やソフトボールなどの「スポーツ交流大会」10競技、なぎなたやサッカーなどの「ふれあいスポーツ交流大会」11競技、健康マージャンがふくまれる「文化交流大会」の4競技をメインにさまざまな関連イベントが開催された。
今大会は「おいでませ!元気な笑顔ゆめ舞台」をテーマに、全国47都道府県20政令指定都市からの代表選手が25の種目に参加し、山口県内各地で交流を深めた。

「健康マージャン」は今回で7度目の正式種目での開催となった。
大会初日の17日(土)には、山口県山口市「維新百年記念公園陸上競技場」で総合開会式が開催された。
全国から集まった過去最多の約1万300人の選手団が、雲1つない青空のもと、色とりどりの揃いのユニフォームを纏って行進を行った。
そしていよいよ迎えた「健康マージャン交流大会」は5日(日)・6日(月)の2日間にわたって山口県防府市「防府市スポーツセンター武道館」にて開催された。
主催は厚生労働省、山口県、一般社団法人長寿社会開発センター、ねんりんピックおいでませ!山口2015実行委員会、防府市、ねんりんピックおいでませ!山口2015防府市実行委員会。主管は山口県麻雀段位審査会。後援は一般社団法人日本健康麻将協会、全国麻雀段位審査会、日本麻雀連盟。

今大会は42都道府県19政令指定都市から67チーム268名(男性216名・女性52名)が参加した。
競技は1日目が団体戦、2日目が個人戦で行われる。
1日目の18日(日)は競技に先立って開始式が執り行われた。
最初に大会委員長である横川甫・山口県麻雀段位審査会会長が開式宣言。続いて国歌斉唱が行われた。
次にねんりんピックおいでませ!山口2015防府市実行委員会会長で健康マージャン交流大会会長の松浦正人・防府市市長が歓迎の挨拶を述べた。

その後、大会役員、競技役員、協賛商社を紹介。次にゲストの井出洋介プロ(麻将連合・ゼネラルマネージャー)、健康麻将大使の江橋崇・法政大学名誉教授、土田浩翔プロ(最高位戦日本プロ麻雀協会特別顧問)、元島明子プロ(最高位戦日本プロ麻雀協会、山口県出身)が紹介され、記念品が贈呈された。
続いて特別表彰が行われ、「最高齢者賞」が北澤亦夫選手(86歳、横浜市)、今西祀子選手(87歳、三重県)の男女1名ずつに贈られた。
その後、高齢者賞が男女3名ずつに、防府市特別賞が2名に贈られた。
そして競技規定の説明を審判長である藤原英司・山口県麻雀段位審査会委員長が行い、いよいよ地元山口県代表の田村直弘選手と熊谷千秋選手の選手宣誓で開始式を終了し、団体戦の競技に入った。

団体戦は各チームの選手4人が4ブロックに分かれて4回戦を戦い、その総合得点で順位を決定する方式となっている。
競技とともに大会中は、地元の物産などを紹介・販売する「物産コーナー」や、ドリンクやふるまい鍋などをサービスする「おもてなしコーナー」、健康づくりの指導・相談をする「健康チェックコーナー」などが設けられた。なかでも防府市の名産である「鱧」を使って地元ボランティアの皆さまが手作りしたふるまい鍋「天神鱧汁」は、参加者に大変好評だった。
また、ゲストと体験対局ができる「お楽しみ対局」では、参加者のほかにも多くの観覧者が詰めかけ大いに盛り上がった。
昼食休憩後には、地元の子供たちによるアトラクション、太鼓演奏「勝間浦人太鼓」で、選手たちを歓迎した。
引き続き団体戦後半の2回戦が行われ、初日の競技はつつがなく終了となった。

2日目の19日(月)は、前日に行われた団体戦の表彰からスタート。見事優勝に輝いたのは長野県チーム(信州りんご)だった。メンバーは加藤弘之さん、川尻一恵さん、両角洋子さん、下坂昭子さんの4人。何よりもチームの結束力が優勝の原動力と話した。
準優勝は京都市チーム(京都ねんりん会)、メンバーは田中博さん、竹園健さん、伊藤忠男さん、望月紀與子さん。第3位は川崎市チーム(川崎市)、メンバーは志田政弘さん、長妻和子さん、池田安麿さん、高井英充さんとなった。
続いて個人戦の競技が開始。個人戦は各チームの選手4人が4ブロックに分かれて戦い、ブロックごとに上位入賞者を表彰するという方式。よって各ブロック間に上下関係はないものとなる。

個人戦の昼食休憩後には参加者・スタッフ共々、「お笑い体操」を行い、頭と身体を心地よくほぐした。
そして2日間にわたった競技もいよいよ終わりの時を迎え、競技終了後にはプロの大太鼓奏者の原田嘉子さんの演奏で選手たちの労をねぎらった。
また、この大会を通じて、陣内利彦選手(佐賀県、大三元)、新原正章選手(広島県、四暗刻)、小島成郎選手(東京都、四暗刻)、永島浩選手(栃木県、国士無双)、千代栄一選手(東京都、四暗刻)、八幡弘徳選手(神奈川県、四暗刻)、西野弘一選手(奈良県、緑一色)、切石哲雄選手(静岡市、四暗刻)、坪根二郎選手(北九州市、国士無双)と9名の選手が役満を成就した。

個人戦の結果は、天満宮(赤)ブロック優勝が坪根二郎選手(北九州市)、国分寺(白)ブロック優勝が中園孝幸選手(宮崎県)、毛利邸(緑)ブロック優勝が上田稔選手(大分県)、阿弥陀寺(黄)ブロック優勝が橋場ひびき選手(石川県)となった。
表彰式に続いて行われた閉会式では、ゲストを代表して井出洋介プロ、競技副委員長である山岸次雄・全国段位審査会委員長が競技講評を行った。そして松浦正人市長が大会を閉会するにあたりお礼のあいさつを行った。
その後、来年の「ねんりんピック長崎2016」の健康マージャン交流大会主管をつとめる奥山昌実・長崎県麻雀段位審査会会長をはじめ長崎県の役員・参加選手があいさつを行い、ねんりんの輪がしっかりとリレーされた。
そして最後に横川甫・大会委員長が閉会を宣言し、大会はつつがなく終了した。

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