Mリーグ 2023‐24シーズン U-NEXT Pirates Mリーグ史上初の 2度目の優勝に輝く!
- 2024/6/4
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Mリーグ2023‐24シーズンは、2024年(令和6年)5月17日(金)に「朝日新聞Mリーグ2023‐24ファイナルシリーズ」最終戦が行われ、およそ8カ月にわたって行われたシーズンの全日程が終了し、U-NEXT Piratesが史上初となる2度目の優勝を決めた。なお、パイレーツはレギュラーシーズン・セミファイナルも1位で通過ということで、このすべてのステージを首位で終えるという「完全優勝」も史上初の快挙となった。
■レギュラーシーズン最終結果
①U-NEXT Pirates
887・6ポイント
②赤坂ドリブンズ
345・3ポイント
③KADOKAWAサクラナイツ
247・2ポイント
④KONAMI麻雀格闘倶楽部
46・9ポイント
⑤EX風林火山
▲16・6ポイント
⑥渋谷ABEMAS
▲22・1ポイント
⑦BEAST Japanext
▲378・7ポイント
⑧TEAM RAIDEN / 雷電
▲484・5ポイント
⑨セガサミーフェニックス
▲625・1ポイント
今シーズンはU-NEXT PiratesとKADOKAWAサクラナイツの2チームが、レギュラーシーズンで敗退するとレギュレーションによって選手の入れ替えを余儀なくされる、試練のシーズンとなった。しかし両チームともに好位置をキープし、危なげなくセミファイナルに進出。特にU-NEXT Piratesは個人ランキングトップ5に3名が名を連ねるなど他を圧倒し、歴代最高となる887・6ポイントを記録した。また、個人では鈴木優プロがMVPを獲得。優プロはシーズン中もMリーグレコードとなる個人5連勝を達成するなど、飛躍の年となった。
なお、セミファイナル圏内の6位を巡るボーダー争いは例年になく熾烈を極めたが、3月になって一気に調子を上げたEX風林火山がライバルのBEAST Japanext、TEAM RAIDEN / 雷電、セガサミーフェニックスを突き放し、最終的には5位フィニッシュ。昨シーズンのチャンピオンチームである渋谷ABEMASは、チーム創設以降初めてレギュラーシーズンをマイナスで終えた。
なお、BEAST Japanext、TEAM RAIDEN / 雷電、セガサミーフェニックスの3チームは、同じメンバーで2年連続してレギュラーシーズン敗退となった場合、規定により選手入れ替えの義務が生じることになった。
■セミファイナル最終結果
①U-NEXT Pirates
549・2ポイント
②EX風林火山
512・2ポイント
③KADOKAWAサクラナイツ
86・8ポイント
④赤坂ドリブンズ
37・8ポイント
⑤渋谷ABEMAS
▲162・7ポイント
⑥KONAMI麻雀格闘倶楽部
▲279・0ポイント
セミファイナルは、圧倒的優位なポジションからさらにポイントを伸ばしたU-NEXT Piratesが1位通過。2位にはセミファイナルの20戦で500ポイント以上を稼ぐ快進撃を見せたEX風林火山が食い込んだ。以降、KADOKAWAサクラナイツ、赤坂ドリブンズと続き、今シーズンのファイナルにはいずれも優勝経験のある4チームが進出、史上初となる2回目の優勝チームが生まれることが確定した。5位でセミファイナル敗退となった渋谷ABEMASは、Mリーグ発足から唯一続いていたファイナル連続進出の記録が5年で途切れることに。また、Mリーグファンの間で有名な「前年度優勝チームはファイナルに進出できない」というジンクスは、今シーズンも続くこととなった。
■ファイナル最終結果
①U-NEXT Pirates
555・1ポイント
②赤坂ドリブンズ
184・3ポイント
③KADOKAWAサクラナイツ
▲42・1ポイント
④EX風林火山
▲104・3ポイント
ファイナルは、序盤ではKADOKAWAサクラナイツが岡田紗佳プロの連勝などでスコアを伸ばし、一時は混戦模様となりつつあった。しかし折り返しを迎えた後半戦、最終週の月曜日・火曜日でU-NEXT Piratesが4戦3トップ2着1回と猛チャージをかけて一気に抜け出すと、木曜日の試合でも瑞原明奈プロがトップを獲得、優勝を決定的なものにした。一方で、2位以下の争いが熾烈を極めることになった中で、序盤に出遅れた赤坂ドリブンズがリカバリーに成功。最終的には2位で逃げ切って準優勝となった。
シーズン最終戦は、KADOKAWAサクラナイツとEX風林火山の3位争いの構図に。特に勝又健志プロは昨シーズンに引き続き3位を懸けた着順勝負の最終戦に臨んだが、今シーズンも堀慎吾プロとの戦いに屈し、EX風林火山は悔しい2シーズン連続の4位に終わった。
優勝したU-NEXT Piratesは、シーズン前に掲げた「圧倒的に勝つ」を文字通り体現する結果に。特にファイナルの16戦では各選手が4戦ずつ出場、特定の選手に頼らずチーム全員で勝ち切ったことは、称賛に値するだろう。その他にも、4年ぶりの新規参入チームとなるBEAST Japanextの存在や7名の新Mリーガー誕生、今シーズンは役満が1度も出なかったなど、いろいろな点で話題になることが多いシーズンだった。Mリーグはオフシーズンに入ったが、2024年(令和6年)6月3日(月)からは個人戦となる「Mトーナメント」が昨年に引き続き開催される。各団体の推薦選手を交えてのトーナメント戦では果たしてどんな戦いが繰り広げられるのか。そして選手の入れ替えなどは行われるのか、シーズンオフもMリーグから目が離せない。
(文・東川亮)
なお、ファイナル最終戦は東京都中央区『ベルサール汐留』にて「Mリーグ2023‐24パブリックビューイング」が開催された。
例年通りMリーグファンが集まって最終戦の戦いを観戦するとともに最後には表彰式がファンの前で行われた。
当日はファイナルを戦う4チームのファンだけでなく他チームのファンも数多く足を運び、会場実況:松嶋桃プロ、1戦目解説:茅森早香プロ(セガサミーフェニックス)・猿川真寿プロ(BEAST Japanext)・萩原聖人プロ(TEAM RAIDEN / 雷電)、2戦目解説:滝沢和典プロ(KONAMI麻雀格闘倶楽部)・日向藍子プロ(渋谷ABEMAS)の布陣でパブリックビューイングを楽しんだ。
最終戦終了後には表彰式が開催された。表彰式はテレビ朝日の林美沙希アナウンサーの司会で進行。まずは個人成績における各部門賞が発表され、4着回避率部門1位の伊達朱里紗プロ(KONAMI麻雀格闘倶楽部)、最高スコア部門1位の鈴木たろうプロ、個人スコア部門1位の鈴木優プロ(U-NEXT Pirates)に藤田晋・Mリーグチェアマンよりメダルが授与された。
優プロは2シーズン目にして初のMVP獲得。たろうプロが叩き出した112800点はMリーグ歴代最高スコア。そして伊達プロはMリーグ加入3シーズンで個人3賞をすべて獲得するという快挙を達成した。
続いて、チーム成績の発表が行われ、下位のチームから順位順に登壇。チーム代表選手が挨拶を行った。そして最後に史上初の2度目の優勝を達成したU-NEXT Piratesが登壇。藤田晋・Mリーグチェアマンより優勝シャーレ、優勝賞金5000万円の目録が贈呈。続いて4選手がそれぞれ喜びの言葉を述べると温かい拍手と歓声が贈られた。
最後は藤田晋・Mリーグチェアマンが今シーズンの総括と閉幕宣言を行い、Mリーグ2023‐24シーズンは感動のフィナーレとなった。
以下、各チーム各選手の閉幕イベント取材でのコメントを紹介する。
【優勝:U-NEXT Pirates】
◎小林剛プロ
「今年は個人的には本当に成績悪かったんですけど、チーム3人のおかげで勝てたなという感じですね。麻雀なので全員がうまくいくことってなかなかないので、こうやって誰かが勝ってくれてトータルで勝つ。しかも結果的には圧倒的に勝つことができたので、個人成績以外は満足しております。偶然の部分が一番大きいんですけど、130ゲームで1300ぐらい勝つって麻雀というゲームでたまに起こるものの、そんなによく起こることではない。絶対良い偶然がすごい働いてるんですけどね。ただその良い偶然が起こりやすいように一生懸命普段から麻雀を勉強して知恵を絞って打牌をしてるので、それが報われやすい打牌を結構チームとしてはできたのかなと思ってますね。来シーズン、うちがもう3度目の優勝をしてやりたいと思います。内容は圧倒的でなくても、結果的に勝てればいいと思うんですが、3回目勝てれば実績になるなと思います。3回目の優勝目指して頑張りたいと思います」
◎瑞原明奈選手
「(開幕前から優勝を公言していたことを踏まえて)自分は予言者だったのかな(笑)。1年間、このチームで戦ってみて手応えを感じたというのが一番の優勝するんじゃないかと思った理由ではあるんですけれども、開幕前から今年優勝する気がするなと思って、ほんと漠然と予感みたいなものがあって。私あんまりそういうこと口にしないタイプなんですが、今年はずっと優勝優勝と言い続けて、実際それが達成できてとても嬉しいと思います。前回優勝の時もファイナルではプラスポイントで乗り越えられていてたんですが、セミファイナルの呪いはまだ解けてないです。勝って初めて呪いを破ったと言えるんですが、結局セミファイナルではダメなままだったので、来年こそはセミファイナルに勝ちたいです」
◎鈴木優選手
「シーズン初めからですね。チーム優勝っていうのを本当に体験してみたい。ファイナルを体験して優勝するのはこの4人でしたいっていう気持ちが強かった。チームで優勝することができたからこそ、やっぱりMVPも喜べるという感想があります。今期は前期と比べて恵まれたことが多く、本当に実力以上の展開で、これだけのポイントを稼げたのかなと思ってます。昨年本当に何もさせてもらえない麻雀を打って、本当に夢にも出てくるぐらいの悔しい思い出がたくさんあったんですけど、やっとこれで1つ優勝することができて、リベンジは果たせたかなと思ってます」
◎仲林圭選手
「もう、めちゃくちゃ嬉しいです。まあ優勝決まった卓に座ってただけで、僕が優勝を決めたっていうよりはできるかなという感覚でしかないですね。最終戦に僕が出てたっていうだけでした。やっぱりMリーグっていうものと、個人のタイトルっていうものは全然やっぱり違うなって、喜びが個人のも嬉しいんですけど、この4人そして監督、チームの関係者の皆さんとか全員でそれを背負って、打って勝ったっていうのがとても嬉しいですね」
【2位:赤坂ドリブンズ】
◎園田賢選手
「正直、優勝はもうめちゃくちゃしたかったです。ファイナル残ってどこが勝っても2度目の優勝されてしまうっていうので。やっぱりドリブンズが最初に優勝したということぐらいしか誇れるものがなかったんで。2度目の優勝っていうのを他に取られるっていうのは嫌だなっていうのがあったんですが、レギュラーシーズンで不甲斐ない成績も多かったので、2位っていう結果自体は結構嬉しいなって感じです。久々に強いとこ見せられたなみたいな」
◎鈴木たろう選手
「最高打点も取ったんですけども、ほとんどダメな時期とめちゃめちゃいい時期となんか極端な1年だったなと思いました。とてもチームの雰囲気もよくて、負けていてもなんかみんな励ましてくれるというか、大丈夫だよっていうような雰囲気とか。1年間明るく過ごせたなっていう気持ちがいっぱいだと思います」
◎浅見真紀選手
「最初に出てくる感想はすごい楽しかったっていうのが一番で、私も個人の成績としてはいいときもあったし、悪い時もあったんですけど。貴重な経験をさせてもらえたことがすごい収穫だなと思っています。あとはセミファイナルとファイナルまで1年目でみんなのおかげで連れてきてもらえたのはすごい財産だなと思ってますし、最後まですごく楽しかったなぁって思ってます」
◎渡辺太選手
「(ネットの世界からプロ、そしてMリーグ参戦という経緯を踏まえて)緊張する要素もかなりあったんですけど、ただ自分の麻雀に関しては自信を持ってずっとネット麻雀続けてきたので、それをなるべく変に崩したりせずに打てるかどうかっていうのが、自分の中で課題だったんで、それができていたのと、そんなに個人としては大勝ちっていう感じではなかったんですけど、結構安定した成績は出せて、まあなんて言うんでしょうか、チームにもですし、結構Mリーグ全体にも自分の打ち方が影響を与えてるかなって感じた部分が印象深いです」
【3位:KADOKAWAサクラナイツ】
◎内川幸太郎選手
「レギュラーシーズンに関しては、今までやってきた5シーズンで一番苦しい成績のシーズンでした。岡田紗佳選手を中心に3人とも3桁近くのプラスをしてくれてたので、自分はつなぎでっていう気持ちがずっとあり、自分はラスだけ引かないようにという気持ちがちょっと強すぎて、それでラス引かないんだったらまだいいんですが、余計に勝負をせずに着落ちする場面が多くて。なかなか1年を通して切り替えが難しかったかな、というふうに今は振り返っています」
◎岡田紗佳選手
「成績の上ではかなりいろいろ残せて、しかも、今までで一番多く出場させていただいたんですよね。ファイナル最終日に打ったのもこれが初めてですし、いろいろ個人的には大きな一歩踏み出せたんじゃないかなと思います。メンタル面も成長できたのではと思っています。どんな時でもそんなに緊張せずっていうか、しっかり考えてから打つことができました」
◎堀慎吾選手
「個人では最低限の仕事はできたかな。ただ、優勝を目標にやってきたので、そこは素直に悔しい。去年は初めてファイナルに行けないっていうシーズンだったんで、サクラナイツは毎年ファイナルにそれまでは行けてたんで、ファンの方をちょっとがっかりさせてしまったかな?っていう気持ちがすごいあったんで、なんとしてもとりあえずファイナルには進もうっていう気持ちで 1年やってきました」
◎渋川難波選手
「最低限ファイナル、セミファイナルには残ってほしい、誰も入れ替えてほしくない。というファンの方の声もたくさん届いてきて、普段ならガンガン押すところを1位を狙いに行くんじゃなくて 2、3位でいいかみたいな妥協した時が結構あって、それはそれでありだと思うんですけど、優勝を狙うなら僕はトップ狙いでいくべきだったなーみたいな時も結構あって、ファイナルだけ思い切っていこうと思ってたんですけど、そのファイナルでなんかちょっと結果出せなかったので、来シーズンはもうレギュラーシーズンからずっとね。僕の選択についてこい。これをやっていこうかなと」
【4位:EX風林火山】
◎二階堂亜樹選手
「過去も振り返って、多分今期が一番活躍できたシーズンだったかなと思うんです。今まではチーム貢献をしたくてもなかなかできないことが多く、セミファイナルまでは良かったんですけど、ファイナルは全然だめで。ダメな時にいかに抑えるか、勝てる時に勝たないといけないという基本がものすごく大事であることをすごく痛感したシーズンでした」
◎勝又健志選手
「ラッキーでした!ラッキー以外のところだと、レギュラーシーズンの最終、チームが7位以下で敗退するか、セミファイナルに生き残れるかというところで、しっかりとトップを取ることができたのは嬉しくもあるし、ただ、それが自分の役割だとも思うから、当たり前だとも思うし、結果勝てたことは良かったかと思います。感覚的には7、8割は自分の練習してきたことが出せたかなとは思うけれども、やはり足らなくて、もっともっとやらなければいけないなっていう部分もあったなと思います」
◎松ヶ瀬隆弥選手
「僕の今までの人生の中でもちょっと記憶にないぐらい、厳しい戦いがずっと続いてレギュラーシーズンが終わって。セミファイナルではちょっと巻き返しできるかなと思ったんですけど、またファイナル入ってからは全然ダメなままで悔しい1年でしたね。来季に向けてはですね、もう2回続けてファイナル4位という結果に終わってますので、しばらく期間がありますんで、建て直して来シーズンを迎えたいなと思っています」
◎二階堂瑠美選手
「自身としてはファイナルシリーズで、トップが必要なところを視野に入れてしまったような打ち方になってしまっていました。やっぱりファイナルでの打ち方っていうのが組み方が悪かったかなっていう反省がやっぱりあるので、そこら辺日頃から引き締めて練習してこなかったかなっていう感じでしたね」
【5位:渋谷ABEMAS】
◎多井隆晴選手
「いつも最終戦、僕が5年連続打ってたので、今日この日に麻雀を打たなかったことがないので。ずっと試合全部観てたんですけど、Mリーグは何か新しいものにちょっとなったのかなという少しそんな感じはしました。なんか別のものを観てる、違うものを観てる感覚で今日の試合を観てました。パイレーツさんの麻雀の打ち方が、かなりほとんどの局で参加してるなぁというタイプの麻雀で、それが今年のMリーグでピタッと合っちゃったのかな?というイメージがあって、自分の麻雀というか、ABEMASの麻雀はそこまで参加率が高くないので、来年は少しまあ、自分のバランスを少し変えつつ、僕が多分ガラッと変えるとチームは少しは変わると思うんで、参加率を上げて、素直に今年の負けを認めて、ちょっとパイレーツに寄せようとそんな気持ちで今はいます」
◎白鳥翔選手
「僕はもうちょっとやれたかなっていうところが、まあ正直なところで、やっぱりどこかでこうマイナスが続いてしまった時に、ちょっとプレッシャーを感じて自分的にはミスかなと思うところも多々ありましたし、そこは改善点かなと思います。今回の負けによって身が引き締まったというか、そこから本当に稽古量もめちゃめちゃ増やしてますし、来シーズン戦えることを前提に話すんですけど、戦いがもう始まってるかなっていう感じでした。今回負けたのは本当に正直僕のせいだなと思ってるんで、来シーズン必ず勝ちます」
◎松本吉弘選手
「レギュラーシーズンが96試合ある中で、32試合打ったらちょうど3分の1。大きくポイントを持ち帰られなかった責任はすごい感じました。もっと持って帰って楽にできたかなと。それがやっぱりいっぱい打ったものの務めだと思うんで、そこについてはちょっとやっぱり後悔あるんだけど、後悔しなかったシーズンって僕は1回もなかったんですけど、6年間で優勝した経験もあるわけで、もっと奮起できて盛り立てられたなという気持ちがあります」
◎日向藍子選手
「純粋に悔しいし、ちゃんとチカラにはなれてなかったですね。判断や敗因は全部繰り返し観てるんですけど、そんなにこうずれたようなことは正直ないかなという印象でした。結果としてはマイナスなんですけど、なんか大きくこう修正しなきゃいけないなという印象ではなかったので、また1つこう練習して挑むを繰り返してたような印象です」
【6位:KONAMI麻雀格闘倶楽部】
◎佐々木寿人選手
「数字的にはかなり不満の残るものになってしまったので、残念でした。やっぱり負けるとどうしても後悔が残るんでそこが厳しいところです。長年やってても絶対ミスってのはやるんですけど、一瞬で勝負決まっちゃいますから。来シーズンはリーチをたくさんうって、トップを量産できるようにがんばります。今年は結構少なかったんで」
◎高宮まり選手
「4着もトップも少なかったかなという感じだったので、チカラを磨いて来シーズン、次の戦いに備えたいと思います。モデルチェンジしてからはだいぶ板についてきたかなという感じはあるので、よりブラッシュアップしていきたいなと思っているところです」
◎伊達朱里紗選手
「Mリーグ3年やらせていただきまして、今年が一番レギュラーシーズンで稼いだポイントとしては少なかったんですけれども、内容としては年々自分的には良くなってきているという自覚があります。かなり運に恵まれた個人タイトル獲得でしたし、最後の方は本当にチームメイトの協力もあって獲得させていただいたタイトルだったので、その守備と攻めのバランスをもっと調整しながらなんか本当はもっと押したいなとか攻めたいなとか思うこともあるんですけども。その辺も来シーズンはまたちゃんといろいろ挑戦したいなと感じております」
◎滝沢和典選手
「取りこぼしがかなり大きくて、それがそのままマイナスポイントになっちゃったかなという。勝てる試合をこぼしたのは多かったです。あんまり言いたくないけど、手は追いついてきてなかったですね。裏目に出ちゃったことが多かった」
【7位:BEAST Japanext】
◎鈴木大介選手
「本当にあっという間で自分としてはすごくうまくいかなかったです。けれども、いろんな経験ができて良いシーズンだったかなと思います。その局にかける必死度が伝わるような感じで、甘くはなかったっていうのか率直な感想です」
◎菅原千瑛選手
「本当に観ている時と、実際にこの場に立つのって全然違うかなっていうのを感じたレギュラーシーズンでしたね。これまで個人戦として麻雀プロとしてやってきたことが、チーム戦になって気持ちだったりとか、背負ってるものの大きさだったりとか、勝てば喜びも何倍にも、負ければ悔しさももっと何倍にもなる、という点は大きな違いを感じました」
◎中田花奈選手
「やっぱり大変だろうなと覚悟の上で参加したんですけれども、やっぱりまだまだだなと未熟だなというところが出てしまって、すごく不甲斐なかったんですが、やっぱり麻雀って面白いなと改めて認識させてもらえ、改めて自分の麻雀を見つめなおすいい1年だったかなと思います」
◎猿川真寿選手
「今回Mリーガーになって最初の大敗を喫したのもあるんですけど、それによってこう、また新たに麻雀に真摯に向き合えることにもなって、やっぱりそのやりがいがすごいありました。そういう意味ではすごい充実した1年になったなと思っています。レギュラーシーズン敗退して、セミファイナルの始まった時に、負けた翌日ぐらいから選手各々が来シーズンに向けての学習を始めていると思ってるんで、来シーズンは新しい麻雀とかを見せれたらいいなと思います。ポーズに関しては片手にすればよかったです(笑)」
【8位:TEAM RAIDEN /雷電】
◎黒沢咲選手
「序盤から私はなかなかトップが取れなくて結構苦しんで。焦りじゃないですけれども、苦しい気持ちで時間を過ごしたんです。けれども、どこかで大きなトップが来るだろう、来るだろうと思って、本当にあっという間にシーズンが終わってしまって。今までの6年間で、私にとっては本当に一番きつい1年だったんですけど、 技術的にというよりは、なかなか自分のペースとか流れに行けないなっていう。ずっともどかしさみたいな感じだったんです。やっぱり結果が出ない中で、今までどういうふうに打ってたんだろう?っていう迷いだったり、やっぱりこのままじゃいけないのかな?とかいろんなことを考え始めてしまって、それがすごく、自分にとっては悪循環になっていってしまったなと思っています」
◎萩原聖人選手
「まぁダメでしたね。はい。もう負けたらダメですね。負けたらダメなんですけど、ただ負けたらダメではない負けだったかなというふうには思ってます。何をどうすればよかったのか?とか。そんなのはもう試合が終われば、いつもみんな考えて反省して、次こそはっていう気持ちで試合を望むんですけど、本当に後半はみんなでなんか苦しい状況になってしまった。これの原因がわかればね、こんな苦労しないんですけど。やっぱなかなかわかるもんじゃなくて、その中で僕も僕なりにいろいろ自分の麻雀とか、あとこのMリーグでどう存在していくべきなのかとか。現時点で前提としてこの同じチームでやると前提で話すならばいろいろまた考えて。ありがたいことにこんなになかなか勝てなくても求めてくれるファンたちがまだいるので、その期待に答えられないまま終わるのはやっぱり自分の人生としては非常に悔しいものが残るし、残された時間の中でしっかり麻雀に向き合いたいなという気持ちにはなりました。今の現状で一番バーンと盛り上がるのはうちが優勝することです。それ以外ないと思います。申し訳ないですけど、うちが優勝した時はそれこそカーネルサンダースが道頓堀に落ちるような盛り上がりがあるんじゃないかと。可能性として盛り上がるのは、とにかく雷電が優勝することだなと思ってます。
◎本田朋広選手
「本当に自分が良かった時は、やっぱり1年目の失敗を修正して良くなったと思うんですけど、その修正が今年は修正しすぎたというか、やっぱり周りの選手に対してのリスペクトというか、調子に乗りすぎたというか。修正したはずなんですけど、逆に良くない方に少し行ったかな?っていうのは自分の感想にはあります」
◎瀬戸熊直樹選手
「良かった半荘も、良くなかった半荘も混同するシーズンだったなと思っています。一番後悔が残るのは、トップ取った後の次の半荘。ラスト引かなければスコアが伸ばせたのにそこで無理してラスを引いたことが多かった。後半は1回大きなトップがありましたけど、前半でスコアが伸び悩んでまして、自分が調子いいと早めに気づいていれば、スコアを伸ばせたと思います。もともと素点が持ち味の麻雀なのに、平均着順ぐらいで終わったと思うんで、そこは大きなトップと小さなラスをミックスして、自分が求められるスコアを叩き出せるシーズンにしなきゃいけなかったなと思っています」
【9位:セガサミーフェニックス】
◎魚谷侑未選手
「今年は私の雀風を変えて挑んだ1年だったんですけど、だんだん元に戻ったりしてバランスをとってもう少し考えながら、やりすぎたところもあったので調整していけたらいいなと思っています。今年の自分が悪かったところを少しづつ改善をしていき、来シーズンを迎えたいと思います」
◎茅森早香選手
「前半でだいぶマイナスしてしまったので、それをなんとか取り返すような感じになってしまって。後半よくなってきたんですが、もうちょっと早く来てほしかったですね。打点が作れない場面も多く、そこをどうすればよかったかなっていうのがありました。アガリ率も平均よりちょっと良くて、放銃率も平均より少しあったので、放銃率を下げれば、打点が無くてもプラスに持って行けたかなとは思っています」
◎東城りお選手
「正直1年目2年目っていうのはすごく優遇されていて、ちょっと他の選手に支えてもらっていて、自分が調子悪い時は出ないとか、調子が良いときは出るっていう感じで。凄いバランスをとってもらって1、2年目は上振れた、奇跡的でした。その中で3年目でマイナスっていうのは、普通っていうのは失礼なんですけど、すごくみんなに甘えてたんだなというのがわかりやすく出たんじゃないかなと思います。ただ正直私の中では3年目の内容は悪くなかった、成長ができたなと実感するところが多かったです」
◎醍醐大選手
「最初のほうはトップ取れるような展開がなかったですね。結構気持ち的にきつかったんですけど、今はあの時からは結構数字がついてきていて、最後はまあどうしようもなかった部分もあるんですけれども。今まで個人戦はやってきたんですが、チーム戦となると全然違う。関係者やチームやサポーター、自分だけじゃすまないと、そういう感じはありましたね」
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