「令和六年 東京都麻雀協同組合 新年祝賀会」

東京都麻雀業協同組合(高橋常幸理事長)は2024年(令和6年)1月17日(水)、東京都港区赤坂『マリーグラン赤坂』にて「令和六年 東京都麻雀業協同組合新年祝賀会」を開催した。

会場には、国会議員、都議会議員、麻雀プロ、麻雀業界関係者、そして東京麻雀協同組合会員など多くの方が足を運び、新年祝賀会は賑々しく開催された。

新年祝賀会は、松田麻矢プロ(日本プロ麻雀協会)の司会で進行。

最初に高橋常幸・東京都麻雀業協同組合理事長が新年の挨拶を行なった。

 

【高橋理事長新年挨拶】

「皆さま、新年明けましておめでとうございます。非常に大変な新年になってしまいました。能登半島地震で亡くなられた皆様に心よりご冥福をお祈りするとともに、今なお被災されて大変な思いされている皆様に心よりお悔やみ申し上げます。

新年の挨拶ということで、お祝いメッセージをいろいろ考えてきたんですけれども、今日初めて新年会にいらっしゃる方や、大変お忙しい中、議員の先生たちにもおいでいただきまして、簡単ながら麻雀業界の今の実情と課題についてお話しさせていただきたいと思います。

現在の警察庁の発表ですと、全国の麻雀店舗は約7000店舗、おそらく許可返納してないお店や実際やっているけれどもお客さん来ていないようなところもあるので、だいたい我々の感覚ですと3500から4000。仮に4000店舗として1つのお店にどれぐらい顧客がいるか。少なく見積もって仮に500人の顧客がいれば4000店舗の500人で、そうするとだいたい麻雀人口が200万人、『レジャー白書』の方では800万人って言われてますけれども、それに今全国に自治体が約1700あったと思うんですが、半分ぐらいの自治体の中の公共施設とか、公民館で健康マージャンサークルがあると思うんですけども、仮にそこにも40〜50人会員さんがいて麻雀をしていると。加えて、先日麻雀卓の会社さんともお話しましたが、家庭で非常に麻雀卓が売れているということで、家族で麻雀をやられる方が非常に増えていると。そういった方たちもいろいろ含めると麻雀人口ってまあリアルでやるメンバーは300万人ぐらいなのかなっていう風にちょっと書いております。

それにインターネットの麻雀層、麻雀番組・インターネットを観るだけの楽しみ方もあって、まあ、そういう人たちが人口の底上げをして、800万人になってるのかなと。で、さらに麻雀業界の場合、麻雀プロの方、プロ団体もありまして、今だとそのトップリーグのMリーグ等ありますけれども名だたる企業が参画して、さらに麻雀企業対抗戦っていうリーグ戦もあって、クレディセゾンの林野会長が会長としてリーグ戦を進めており、そう考えると麻雀業界に関わっている企業とか、本来であれば何て言うか経済力のある世界なのかなと。

でもその割にその産業規模っていうとせいぜい、何百億ですかね? はっきりとはわからないですけれども、およそ300億ぐらいの経済規模なのかなと感じております。ですので、もっともっと多分麻雀のポテンシャルを上げれば、これは何千億円の経済規模になるのではないか。それだけまあすごいファンがいて、麻雀店もなんだかんだで1つの娯楽で4000店舗あるっていうのは大変すごいことだなと感じております。

ただ、やっぱりどうしてそのビジネスが発展しないかの理由の1つとして、やはり風営法というのが非常に多くひっかかっているのかなと。今規則で深夜をやれませんし、もちろんその賭博行為は刑法で禁じられてますから、ダメだとしても、まあ深夜営業はなんでダメなんですか?と。「地域の良好な風俗環境を乱すから」いろんな規制があるんですけれども。多分みんな普通に楽しく、深夜もカラオケのように楽しんでるだけだと思うんですけれども。でも深夜はやっちゃいけません。

あるいは1ゲームあたりの遊技料金1時間600円。今話題になってますホストクラブとか1本何十万、何百万というシャンパンを開けて、それは全然規制されてないんですけども麻雀店の場合は1卓1時間2400円がマックス。

これも非常にビジネスの成長の妨げの要因なのかなっていうふうに今感じております。なので麻雀組合の使命として、皆さん、今日いろんな組合長様、麻雀関連事業者の皆さまが参加されていますが、これが一致団結して、この壁を何とか乗り越えていけばものすごい産業になっていくのかなっていうこともまた感じております。

本日は大変お忙しいなか、1月もものすごい数の新年会とか行事がある中で、わざわざこの麻雀組合の会合に議員の先生方にもご出席いただきまして、麻雀業界のことを後押しいただいております。おかげさまで麻雀教室営業ということについて、今警察庁と話し合いをして、一定の道筋ができつつあります。また、昨年11月には自民党の政策懇談会において、遊戯料金についても陳情させていただきまして、今賃上げ価格転換についていろいろ政府からの方針もありまして、これについても警察庁は次しっかり麻雀業界との話し合いを進めますので、という回答をいただいております。

ですので、今日も本当にいろんな方々にお集まりいただきました。ぜひいろんな団体、いろんな企業を皆さんそれぞれの組織の成長第一ですけれども、連携しながら業界全体を活性化できるようになっていければと思います。またそれが麻雀組合の使命と思っておりますので、何卒ご協力のほどよろしくお願いいたします。

最後に、本日ご出席の皆さまのご健康とご多幸を祈念いたしまして、ご挨拶に替えさせていただきます」。

 

続いて、来賓の片山さつき・参議院議員、和田政宗・参議院議員、丸川珠代・参議院議員、平沢勝栄・衆議院議員(代理)、菅野弘一・東京都議会議員、入江のぶ子・東京都議会議員が祝辞を述べた。

その後、齋藤正・全国麻雀業組合総連合会会長の発声で乾杯が行われ、新年を寿ぎ、歓談に入った。

歓談の合間には、勝俣茂・東京都麻雀業協同組合特別顧問が挨拶を行い、続いて余興としてクイズ大会が行われ、会場は大いに盛り上がった。

最後に柳田誓也・東京都麻雀業協同組合理事が閉会のことばを述べて、新年祝賀会はつつがなく終了した。

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