大阪の麻雀卓メーカー・株式会社鳳凰が主催する3人麻雀店舗対抗麻雀大会「鳳凰杯」の決勝が6月19日大阪市の鳳凰ショールームにて開催され、大阪塚本の麻雀ピースが優勝した。
3人麻雀(三麻)は主に西日本で嗜まれており、関西では2~8の萬子を抜き、ドラ扱いの華牌を4枚入れて行われる。更に5の牌が全て赤ドラになり、ドラが合計16枚と打点が非常に上がりやすくなっているのが特徴だ。
今年で5回目を迎える鳳凰杯には過去最大の50店舗が参加した。1回戦から役満がぶつかり合うなど3人麻雀ならではの展開が視聴者を魅了し、ニコニコ生放送でも毎回1000人以上の視聴者を集めた。
激戦の中、決勝へと駒を進めたのは、前年度優勝枚方市の麻雀倶楽部くまさん・大阪市塚本の麻雀ピース・唯一関東からの出場、埼玉県蕨の麻雀グリーンの3店舗。
決勝はまずピースが優勢に進め、前半をトップで終える。しかし、5半荘目、後がないくまさんが前年度優勝の粘りを見せる。ピースを飛ばしてのトップを取り、最終戦のピースとのトップ取り条件まで持ち込んだ。しかし、最終戦の南1局。ピースが3巡目立直の七対子ドラ10の三倍満をくまさんから出和了り勝負あり。残り2局をピースが流し、第5代覇者へと輝いた。ピースは1回戦・2回戦・準決勝・決勝と全て違う選手が打つ「全員野球」を繰り広げチームワークで勝ち取った栄冠となった。
左から埼玉県蕨「グリーン」・大阪市塚本「ピース」・枚方市「くまさん」
株式会社鳳凰の水野修社長は「昨年以上の参加店舗様が集まりとても感謝しております。最後まで白熱した戦いは視聴者の目を釘付けにしかたと思います。来年以降も開催予定ですので、興味を持たれた店舗様は一度お問合せいただけますと幸いです」と語った。
毎年盛り上がりを見せている鳳凰杯。次回優勝はあなたの通う店舗かもしれない。