風適法の許可を取ると深夜の営業はできない

早乙女社長は都内の繁華街に10店舗めのガールズバーを計画中です。

早乙女社長は六本木でクラブを経営していた経験があるものの、ここ数年はガールズバーの経営に切り替えたようです。都内有数の繁華街を抱える六本木では土地柄か芸能人や外国人客が多く、しかも深夜を中心に街がうごめいているため、勢い社長の店も深夜型の経営となり、しかも音楽やダンスが中心の経営になっていました。

六本木界隈では歌舞伎俳優の事件やら、先日殺人事件があったように、深夜のDJ、ダンスクラブ、外国人ショークラブが軒を連ねています。私は、これから風俗営業許可を取ろうとしている人から必ず「これらの店はどんな風俗営業の許可を取っているんですか?」と聞かれます。

ホステスさんが(ニューハーフやおなべさん、ホストもいますが)接待を行ったり、DJの音楽に合わせてダンスを踊ったり、金髪女性のポールダンスを見せたり、…これらは全て風適法の許可が必要になります。しかし、風適法の許可を取るということは、深夜の営業はできないと言うことになります。ならばどうして六本木は夜中中心の営業になっているの?

「六本木特区です!」…ということはありません。実は多くの店が保健所の「飲食店営業許可」と、接待やダンスを行わない「深夜酒類提供飲食店」の届出で営業を行っているのです。厳密に言えば多くの店が風適法の無許可営業で、恐る恐るも「堂々と」営業を行っているのです。

夜型の顧客に加え、高額の家賃、高額な人件費では風適法の許可では営業が成り立たないようです。それでは、警察がお目こぼしをしているのか?といったらそんなことはありません。早乙女社長の店も度々風適法での摘発を受け、もうやって行けない状況になっていました。その時、抜け道に近いような形でガールズバーが流行り始めたのでした。

カウンターバーのバーテンダーが女性であることは何も問題はありません。そう考えると夜中の女性バーテンダーの店、ガールズバーは風俗営業の「許可」から逃れた「届出」で済むのでした。そこから早乙女社長の快進撃が始まったのでした。

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