新型コロナに負けるな麻雀! 万全な感染予防対策で営業を!

●深刻化する新型コロナの麻雀業界への影響

全世界を震撼させている新型コロナウイルス感染拡大の影響は、東京オリンピック・パラリンピックが延期となり、日本においてはついに2020年(令和2年)3月26日(木)時点で、先に成立した「新型コロナ特別措置法」に基づく「政府対策本部」が設置され、いよいよ「緊急事態宣言」発令も現実味を帯びる事態となってきました。 また同日には、感染が東京都で急拡大していることを受け、東京都、隣接する神奈川県・千葉県・埼玉県・山梨県の1都4県が住民に対して不要不急のの外出の自粛を求めるという事態に。 まさにまったく終息の兆しが見えない非常事態となってきた日本だが、その間、我ら麻雀業界も非常事態といえるほどの影響を受け、さらに今後も厳しい状況が続くという苦境に立たされています。 コロナウイルス発生から2月末の政府専門家会議や安倍総理の会見などを踏まえ、麻雀業界では3月・4月に開催予定であった大会やイベントはほとんどが中止・延期に。そして3月1日に厚生労働省・各種報道が「複数の感染者を発生させた」事例として「雀荘」を報道したことで、全国的に麻雀店・健康マージャン開催会場で来店者が激減。3月1日~14日の売り上げについて全国麻雀業組合総連合会が会員100店舗に行った緊急アンケートによれば、半数以上の店舗が5割以上売り上げを落としているとの報告がありました。

●「雀荘での クラスター発生」は確認されていない!

このような状況の中で、3月17日に自民党本部にて開催された「自民党 頭脳スポーツとしての健全で安全な麻雀を推進する議員連盟」(以下、略称:スポーツ麻雀議連)会議では、新型コロナ感染症拡大による業界への影響と対策についての現状ヒアリングが行われ、全国麻雀業組合総連合会・一般社団法人日本健康麻将協会・日本プロ麻雀連盟・一般社団法人Mリーグ機構の業界団体が現在の状況について報告。 その席で、先の「雀荘」の事例について、一般社団法人日本健康麻将協会・田邊恵三会長と全国麻雀業組合総連合会・齋藤正理事長の連名による「複数の感染者を発生させた雀荘の事例についての情報提供のお願い」という文書を、この議連の会長である平井卓也衆議院議員に提出。その中で、この会議の中では、出席の厚生労働省担当者から「雀荘でクラスター感染が発生したという情報はない」という発言もありました。よって営業者の方々を大変不安な思いにさせていた「雀荘でのクラスター発生」は現状確認されていないということになります。

●新型コロナウイルス感染予防対策

しかし、その時点から現状況はますます悪化。そして、麻雀店や健康マージャン開催会場という業態にあっては、感染リスクがないということは決してありません。そこで今後も新型コロナウイルス感染予防対策に万全を期した営業を行っていただくためのマニュアルを、全国麻雀業組合総連合会・一般社団法人日本健康麻将協会が作成し、営業者様に対してその徹底を要請しています。

【新型コロナウイルス感染予防マニュアル】

①施設内には空気清浄機を設置

②店頭にアルコール消毒液を設置

③マージャン器具、特にマージャン牌、卓、イス等のアルコール消毒

④店内のドアノブ及びトイレ等のドアノブ、他のアルコール消毒

⑤2時間ごとの換気(窓・ドアなど)の徹底

⑥スタッフの手洗い・マスクの着用

⑦スタッフの体調管理

とにかく換気と消毒は徹底的に。特にマージャン牌の洗浄は普段より念入りに行い、できれば2・3時間おきに牌を取り替えたいところです。そしてその換気や消毒はお客様の目につくように行うことでお客様の安心につながります。そしてスタッフは、自分の体調管理にしっかり留意し、勤務中の手洗い・マスク着用を徹底し、もし、体調不良があれば勤務を外れ、管理者はその管理を今まで以上にしっかりやっていただきたいと思います。そして万が一、店で感染の恐れが出た場合は、それを隠ぺいせず、保健所等に必ず速やかに連絡し検査を受けるようにしてください。

●新型コロナに関する事業支援対策の活用!

そして、この間、新型コロナウイルスの影響によって、来店客の激減・売り上げの減少によって事業の資金繰りに重大な支障が生じている麻雀営業事業者も少なくないことと思われます。そんな中で、政府は経済対策として業績が悪化している企業の資金繰りを支援するための融資や保証の枠を、少なくとも30兆円を超える規模とする方向で調整しています。 このような支援対策のひとつとして、経済産業省は、新型コロナウイルス感染症に係る中小企業対策として、セーフティネット保証4号の実施に続いて、危機関連保証の実施、そしてセーフティネット保証5号(全国的に業績の悪化している業種に属することにより、経営の安定に支障を生じている中小企業者への資金供給の円滑化を図るため、信用保証協会が通常の保証限度額とは別枠で80%保証を行う制度)の対象業種追加指定を行いました。当初、麻雀業は対象業種に入っていませんでしたが、先の「スポーツ麻雀議連」会議において、全国麻雀業組合総連合会より「セーフティネット保証の指定業種追加のお願い」の文書を提出。その後、追加業種として麻雀業(指定業種名:マージャンクラブ)が追加されました。 また、日本政策金融公庫では新型コロナウイルス感染症の影響を受けた中小企業・小規模事業者に対する融資制度「新型コロナウイルス感染症特別貸付」を創設・実施しています(詳しくは日本政策金融公庫HPまで)。 また、厚生労働省では、新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえた雇用調整助成金(経済上の理由により事業活動の縮小を余儀なくされた事業者が、労働者に対して一時的に休業、教育訓練又は出向を行い、労働者の雇用の維持を図った場合に、休業手当、賃金等の一部を助成するもの)の特例を追加実施しています。 以上のような事業支援については、今回の新型コロナの影響に関しては政府も、官民の金融機関に対して、関係各省庁を通して、企業の実情に応じた十分な対応を行うことを要請しています。ですので、特に今までなかなか麻雀営業にはハードルが高かった部分もありましたが、資金繰りに支障が生じている店舗様は、今回はぜひともこれらの事業支援を相談・活用していただき、お店の営業を守っていただきたいと思います。 以上の支援対策に関しては、《経済産業省ホームページ(meti.go.jp)→新型コロナウイルス感染症関連→相談窓口一覧》で各相談窓口の連絡先がわかります。

●全国麻雀業組合総連合会理事長・齋藤正より営業者のみなさまへ

新型コロナウイルスの感染が時事刻々と拡大している中、営業者のみなさまにおきましてはたいへん苦しい状況の下での営業を続けていらっしゃることだと思います。 一時、厚生労働省・一部報道で麻雀店がクラスターの発生場所として報道されましたが、現在は、その事実が確認されていないというお答えをいただきました。しかし、今後、麻雀店から感染者が発生しないという確証はもちろんあるわけがございません。 そこでみなさまには、徹底した感染予防対策をもっての営業を行うようにお願いいたします。それこそが自分のお店を守ると同時に「麻雀」を守るということになるのです。みんなで力を合わせてコロナに打ち勝ちましょう!

 

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