女流プロという言葉が不自然なく受け入れらるようになったのはいつ頃からだろうか?
マージャン業界では、きらびやかな女流プロがマージャン店に出入りするようになり、最近では女流プロで結成したアイドルユニット「More」も誕生した。
また、東京中心だった女流プロの活動も、地方で誕生して活躍できるフィールドが少しずつ整ってきている。
今やマージャン業界のあらゆる場面において女流プロが華々しく活躍し、マージャンのイメージアップに大いに貢献している。
例えば、1月17日に兵庫県神戸市「マーチャオε神戸三宮店」で開催された「第5回関西女流スプリント」の決勝戦等も昨今の女流プロ事情を象徴する大会といえるのではないだろうか。
この大会は日本プロ麻雀協会関西本部が主催するタイトル戦で、関西をホームグラウンドとする日本プロ麻雀協会所属の女流プロにとっては是が非でも獲得したいタイトルとなっている。
「スプリント」と銘打たれるように、2日間の予選を2回行い、その上位4名によって半荘5回戦の決勝戦が行われた。
過去の優勝者を振り返ってみると、過去4回の優勝者は、
水瀬千尋プロ
可南プロ
天野すずめプロ
水瀬夏海プロ
水瀬姉妹の初タイトルとなったのがこのタイトル戦である。
これまで、個人で初の決勝進出者が優勝、前期首位の選手が優勝、などなどさまざまなジンクスが存在する大会でもある。
今年の決勝戦のメンバーは、
第2回女流スプリント優勝の可南プロ
大島麻美プロ
第3回女流スプリント優勝の天野すずめプロ
鳥井ゆうプロ
この大会を制した経験のある可南プロと天野すずめプロに、大島・鳥井プロが挑戦するという図式となった。
会場には熱心なファンもかけつけ大いに盛り上がる中、天野すずめプロが最後までくいさがる鳥井ゆうプロを振り切り2回目の優勝を果たした。