だいぶ寒く感じる日が増えてきて、今年もあと2か月を切りました。2050年には100歳以上が100万人になると言われていますが、10年前より若い90代の方が今はいっぱい周りにいらっしゃる世の中になりました。今回は、そんな方々に負けないように、臓器を活性化させる「オステオカルシン」についてお話します。
この物質は、骨が作られる時に分泌されます。骨は古くなった部分から新しく作りかえられて新陳代謝を繰り返して約5年で新しくなるそうです。オステオカルシンは、骨を作る時に骨芽細胞で産生される骨基質たんぱく質で、大切なメッセージ物質として、脳、精巣、筋肉、すい臓などに働きかけ、記憶力、筋力、精力などをアップさせることが知られています。また、血糖値の上昇を抑えて糖尿病を予防することも知らせています。これは、すい臓の働きを高め、インスリンの合成や分泌を増やすことで血糖値の上昇が抑えられるからだそうです。さらに、脂肪を燃焼させてエネルギーに変える体内のメカニズムを活性化させ、メタボリックシンドロームの予防や改善効果があるそうです。また、体内で過剰に産生されると細胞を攻撃して老化や生活習慣病の一因となる活性酸素を抑えるため、アンチエイジングや免疫機能の向上が期待できるそうです。
では、どうしたら増えるのか、なのですが、骨への適度な負荷や刺激を加える運動をすることだそうです。また運動か、と思ってしまうのですが、ジョギングをしたりジムに通わなくても、かかと落としでも大丈夫だそうです。やり方としては、椅子の背もたれやテーブルなどを両手でつかんで立ち、両足のかかとをあげ、つま先立ちをします。そして、力を抜いて勢いよく、両足のかかとをドスンと落とします。かかとへの衝撃が適度な刺激となって全身の骨に伝わるそうです。ドスンと落とすとかかとに3Gくらいの重力がかかります。テレビを見ながらや家事の合間に1日50回を目標にやるといいそうです。なるほどこれなら簡単です!私達の体には、いろいろな物質が巡っていますが、生きていくために大切な臓器の活性化もしてくれるオステオカルシンをたくさん作って、病気にならずにいつまでも健康でいられるよう、皆さんも麻雀仲間とかかと落としをやってみませんか?