いきいき人生 vol.61

いきいき人生 vol.61

マージャンを愛してやまない シルバー世代に贈る こころすこやかに生きる ためのささやかな処方箋

今までも何度もその大切さをお知らせしてきた財産目録や遺言書を気軽に作成しておくような時代になってきた!

 年あけましておめでとうございます。
 一年一年人それぞれ色々な出来事があり、今年はどんなことがあるのだろうか、
 と色々な思いに馳せながら新年をお迎えのことと思います。
 この連載をさせていただいて5年になりましたが、
 遺言の大事さを毎年お伝えする中で、今年は遺言についてのいいニュースをお伝えできます!

 お金をかけず、とりあえず自分で書いておこうという場合は自筆証書遺言になりますが、
 不動産の所在や地番、預貯金の詳細などを書くのが面倒だったり、
 書く時に間違えてしまうことがあります。
 私は、自筆証書の場合は、必ず下書きしてから書きましょう、とお伝えしていますが、
 それでも間違ってしまうこともあります。
 そこで、秘密証書遺言というものを作っていただいたこともあるのですが、
 パソコンで作ったものを公証役場に持っていき証明してもらう手間やお金がかかります。
 ハードルが低くならないと、なかなか遺言書を気軽に作っていただけないなぁ
 と思っていたのですが、なんとなんと、法改正が検討されているというではないですか!

 昭和55年以来30年以上改正されていないので、ついに! という感じです。
 改正される時期などは未定だそうですが、パソコン遺言を認める方向で検討されているそうです。
 といっても、「財産の特定」に限るそうで、最初に面倒だったり書き間違えたりすると言っていた部分(財産目録)のみ、
 パソコンで作ってもいいじゃないか、ということですね。
 高齢者もパソコンを使う時代ですから、気軽に財産目録を作って、自筆証書遺言を書くという時代になるのはいいことですね。

 一緒に住んでいないと相続人が
 「通帳がどこにあるかわからない」「いったいどれくらい財産があるのかわからない」
 と困ることが多々あるので、自分の財産目録をしっかり作っておくことも大切なのです。
 若い人でネットバンクやネット証券で取引をしており、妻も知らずに取引していて、
 妻が困ったケースもありました。

 まずは、遺言書を作成する前に、新年始まって早々に財産目録を作っておきましょう。
 さらに、遺言書があると相続税基礎控除からさらに控除をしようとする遺言控除の検討もされています。
 いよいよ、国民が遺言書を作成するような時代になりそうですね!

AUTHOR:中野千津香
PROFILE:行政書士。
2004年「なかの千津香行政書士事務所」開業。
介護福祉士、アロマの資格を持ち、
相続・遺言・成年後見など
高齢者関係の中心の仕事をメインとしている。
HP:http://nakano-office.net

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