汚れにも各種の性質があり、この汚れの性質によってそうじ法も変わる
- 2010/6/10
- 麻雀ニュース
水性の汚れ、油性の汚れ、カビ・細菌塵芥など、汚れにも各種の性質があり、この汚れの性質によってそうじ法も変わるわけです。
そこで、今度はこれらの汚れを取る効果的方法に話を移したいところですがちょっと待ってください。その前に、これら汚れがどんな材質についているかを見極めなければなりません。
同じ汚れでもその汚れが付着している材質が違えば、自ずとそうじ法も変わってくるのです。木材、プラスチック、ステンレス、ガラス、布など、それぞれの材質に個性があります。材質の特徴をしっかりつかめば、それだけ効果もアップします。汚れの質、汚れのついた材質を十分に心得た上で、そうじ対策へと進んでいきます。第2回は、汚れがつくモノをみます。
吸水性の材質
吸水性の材質には、布、紙、白木、畳、などがあります。布張りのソファ、紙製のクロス、白木の柱などが吸水性の材質の製品ということになります。これらの吸水性のものは、むやみに水ぶきすることは関心できません。水ぶきすることで、汚れが溶け込んだ水分を逆に吸収してしまい、汚れが内側に染み込む可能性があります。
まず、はたき、カラぶきで細かい塵芥類を十分に取り除いて対処してください。その上で、染み付いた汚れの除去に取り掛かります。染みや頑固な汚れについては、ページを改めて解説します。
耐水性の材質
タイル、金属、プラスチック、ガラスなど、水を吸収しない耐水性の材質には水ぶきや洗剤を使ったブラッシングが中心になります。ただし、表面塗装が施されている場合、洗剤による色の変化の危険がありますので、まず最初に目立たない箇所でのためしぶきを心がけてください。
また塗装がはげている場合は、塗り直しの作業が必要になりますが、これについても別の機会に説明することにしましょう。
表面塗装があるもの
表面加工のないものは基本的にこすっても大丈夫です。白木のようにサウンドペーパーで削ることで表面が生きかえる材質もあります。しかし、表面塗装のあるものは、注意をしないと誤って汚れと一緒に塗装部分まで削り取ってしまうことになります。
特に色塗りされているものや樹脂加工されているもの、表面に光沢を持たせるニスやウレタン塗装されているものは、力を入れすぎたり、鋭利なものでこびりついた汚れを削る作業は禁物。塗装面が剥げ落ちてキズとなったり、光沢を失ってしまいます。逆に、ツヤ消しのペンキの場合は、表面の汚れを薄く削って新しい部分を出すことで表面を再生することが出来ます。
材質の硬度に注意
最後に材質の硬度を考えましょう。ふきそうじは表面を軽くなでているだけでは、なかなか汚れを落とすことができません。ある程度力がいる作業です。だからといって、力まかせにこすっていいというものではありません。モノにキズをつけてしまえば逆効果。材質の硬度を常に念頭に置く必要があります。ついた汚れよりも硬く、ものの表面よりも柔らかい道具を使うことがベストなそうじ法になります。
ワンポイントレッスン
紙や布製の壁クロスは変色すると再生は困難。下手に手を出して汚れがかえって広がることも。でも、ビニールクロスなら、弱アルカリ性の洗剤でふくだけで驚くほどきれいに。ススやヤニで汚れやすいマージャン店内の壁には、ビニールクロスを利用するのも一考です。