高知県高知市「まぁじゃんグリーン」
- 2013/12/10
- 雀荘紹介
マージャン店は「マージャンを媒介としたサービス業」
・マージャンを楽しんだ末に…!
高知城を間近に臨み、地元では土電(とでん)と呼ばれる路面電車が走る街、高知市。この街の帯屋町のアーケード内で一際目立つ緑の看板を掲げるのが、今回紹介する『まぁじゃんグリーン』。
今年の9月1日に新規オープンした高知では珍しい4人打ちのマージャン店だ。
今回お話を伺った櫛橋孝平代表のマージャンとの出会いがすこぶる面白い。地元高知大学に入って、20歳くらいの時ゲームでマージャンを覚えて…とここまではよくある話だが、なんとここから一度も人とマージャンを打つことなくフリーマージャン店に飛び込んだのだそうだ。もちろん結果はボロ負け。こういう場面で人間は2つに分かれるに違いない。心が折れてマージャンに近寄らなくなるか、悔しくてすぐに戻ってくるか。櫛橋代表の場合はもちろん後者。悔しさをバネに3か月後くらいには勝ち組にまわっていたそうだ。
その後大学を卒業し、本人曰く10年くらい東京でマージャンを楽しんでいたということなので、相当マージャンにのめり込んで打ち込んでいたと想像ができる。その間にだんだん自分でマージャン店をやってみたいという気持ちがわき上がってきたところに、タイミングよく今回の店舗オープンへとつながっていったという。よってマージャン店での従業員経験もナシという変わり種の代表が誕生したわけだ。
そんなこともあってか「基本的に自分の今までのマージャン経験から来る、自分が本当に行きたいと思えるような店」を作り上げることが目標という。東京での10年間に様々なマージャン店を見て来た中で形作られてきたヴィジョンが、今後時間とともにカタチになっていくのが楽しみである。
・高知という土地で4人打ちを!
そのひとつとして高知でマージャン店をやるなら4人打ちマージャンをやりたいと考えていたそう。高知という土地柄は、親しまれているのも、店舗的にいっても3人打ちが主流。よって競合店の少なさや、4人打ちを求めて遠方からやって来るお客様の獲得など、メリットになる部分が多い。加えて現在では若者がゲームやネット環境でマージャンを覚えるケースが増えており、3人打ちが主流である西日本においても4人打ちの認知度が格段に上がってきているので、これからの若年層の取り込みには大いに強みになるというわけだ。
もちろんそこには内容が伴わなければならない。これから4人打ちやマージャン店を経験したことのない新規のお客様が増えていくことにいつでも対応できるくらいのサービスの充実、マナーを重視した安心感のある店舗づくりでリピート率を上げていくことを徹底していくという。
とにかくマージャン店は「マージャンを媒体としたサービス業」であるので、従業員には別のサービス業に行ったとしても、スタッフとしてしっかり機能できるくらいのスキルを身につけてもらいたいと考え、教育しているそうだ。
そして代表自身もふくめ、スタッフ全体の質を上げ、明るく開放的で、お客様が居心地の良い、ひとつのコミュニティのようなお店を作っていきたいと最後に語ってくれた。
【店舗情報】
まぁじゃんぐりーん
〒780-0841
高知県高知市帯屋町2-1-36 オビヤ角ビル3F
088-823-6600