新宿東宝ビルが4月17日にオープン

新宿歌舞伎町、旧新宿コマ劇場跡地に建設された地下1階地上30階建て(地上130メートル)の新宿東宝ビルが4月17日にオープン。

1階が飲食店関係、2階がパチンコのマルハン(1160台設置、4月オープン予定)、3階~6階が12スクリーン、2300席のTOHOシネマズ、8階から30階までが970室のホテルグレイスリー新宿(4月24日オープン)となっています。
街の新しいシンボルができると思い出すのが、六本木ヒルズ開業直前の事です。近くで営業していた20坪にも満たない小さなDJクラブに、40名近い警察官による取り締まりが行われました。

その経営者曰く「暴力抗争も無ければ、クスリもやっていないのに何故?」と言うことでした。結果、深夜酒類提供飲食店で営業していたその店は、風俗営業の無許可営業ということで、廃業に追い込まれました。経営者の言葉を全面的に信じるわけにはゆきませんが、新しいランドマークができる時には、往々にして街の浄化を名目にそのような取り締まりが行われることがあるように思われます。
かつて石原東京都知事時代にも街の浄化作戦が行われたこともありました。

それでは今回の歌舞伎町は?というと、大々的な浄化作戦は行われていません。街が安全になったのか、はたまた活気づいていないためなのか。実際、アベノミクスの影響はまだまだ歌舞伎町には及んでいません。

歌舞伎町にあった銀行は、パチンコ店、テナントビル、ドン・キホーテに様変わりし、東南アジアの観光客がガイドに伴われ、大量のお土産を買い込み、ホストクラブの看板を物珍しげに写真に収めています。歌舞伎町と言っても、パチンコ、カラオケ、居酒屋といったどこの繁華街でも見られる店並みが続き、夜ともなれば、若干の風俗店とキャバクラ、ホストクラブの客引きがうごめいているという、何の変哲もない繁華街になっています。
歌舞伎町はジャズやロック、大衆演劇にアングラ演劇、芸術家や文化人が集う飲み屋街といった、猥雑だがエネルギーのほとばしる「新宿の顔」でした。

新しいランドマークが新宿の街に活気を取り戻してくれることを期待しましょう。

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