飲食店営業の名義人で風俗営業の許可申請

廣田さん(仮名)という女性が飲食店営業許可証を持って私の事務所にやってきました。

林梅花さん(仮名)名義の許可証で、この人の名で風俗営業(第2号営業・社交飲食店)の許可を取ってほしいとのことでした。林さんは中国人ということなので「外国人登録証明書を持ってきてください」と言うと、「台湾に住んでいるので外国人登録はしていません」と廣田さん。

私が詳しい事情をたずねると、廣田さんが経営している台湾バーは、実は廣田さん(日本に帰化をしている)のお母さん(林さん)名義で保健所の許可を取得し営業。
その後、入国管理局と警察の立入り調査の結果、外国人従業員6名が逮捕され、その時店にいなかった廣田さんは警察の呼び出しを受け、風俗営業の無許可営業で逮捕。
10日間の拘留の後、100万円の罰金刑を受けたそうです。警察の事情聴取に対し、廣田さんは、経営者は台湾在住の母親であり、私は経営者ではないと主張したそうです。

すると、警察から母親の出頭を求められたため、自分が経営者であることを認め、逮捕されたようです。その結果、風俗営業の許可を取得することになったのですが、いかんせん風適法違反の罪を受けた廣田さんは、風適法の欠格要件に該当しているため許可を取得することができません。

そして、飲食店営業の名義人である母親の名で風俗営業の許可申請をしようと考えたのでした。しかし、そんな浅はかな考えが通るはずもありません。外国籍の人が風俗営業の許可を取得するには、就労可能な在留資格を持っていなくてはなりません。ましてや日本にいない人での許可申請などまったくできません。
要は、外国にいる人を経営者にしておけば、自分は逮捕されないと考えたようです。

そして廣田さんが次に考えついたのは、日本の国立大学大学院に留学している弟を申請人にしようとすることでした。彼は優秀で留学生の奨学金ももらっているということでした。留学生は風俗営業の仕事はできないということを教えると「実は弟も帰化をしている」とのこと。

日本人になっても留学生の奨学金をもらっているの?こんなインチキな人たちの手助けはできません。おことわりです!

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