麻雀AIと人間の対局「爆打vs鳳凰民」、「天鳳」で実現!

去る2月14日、マージャン界において注目の対局があったことを皆さまはご存知だろうか。

それが行われたのは本紙でもおなじみのオンライン対戦麻雀「天鳳」上でのこと。「爆打vs鳳凰民」と題されたその対局は、麻雀AI(人工知能)として鳳凰民(七段以上かつR2000以上)という360万IDのうち2000人ほどという狭き条件をクリアした麻雀AI「爆打」が、その360万のうちいまだ9人しか到達していない天鳳位に最初に到達したASAPIN氏をホスト対局者にゲストとして木原浩一プロ(日本プロ麻雀協会)、渋川難波プロ(日本プロ麻雀協会)、そして有志の鳳凰民プレイヤーたちと対局するというもの。
この麻雀AI「爆打」に関しては「天鳳」内でも様々な意見があり、現在は鳳凰卓でのトップレベルの選手との対局には制限が設けられているという状況。というわけで今回、天鳳位のASAPIN氏をはじめとする天鳳エリートやプロと初めて対局するということになるのだ。

また、これはネット上の対局とはいえ、人間vs麻雀AIとの対局。現在、あの複雑極まりない将棋の世界においてもコンピューター将棋用ソフトウェアのAIとの対戦で将棋プロが負け越すようになってきている中、果たしてマージャンというゲームではどのような結果になるのだろうかとネットユーザーのみならず多くのマージャンファンが注目した。
対局は全13半荘行われ、「爆打」とホストのASAPIN氏は全半荘に参加し、他の対局者はそれぞれ数回ずつ参加するシステムとなった。

対局の結果は「爆打」が1位3回・2位3回・3位2回・4位5回、ASAPIN氏が1位5回・2位2回・3位4回・4位2回となった。
もちろんこれをもって人間とAI、どちらが優れているという話はナンセンス。ここは両サイドの感想を記すことに止めたい。
ASAPIN氏の率直な感想は、「「爆打」だからといって打っている時に人間とは違うなという感じはまったくしませんでした。ただ、後で手牌を開けてみると、不可解と思えるような場面が結構あったので、そのような対応面でまだ多くののびしろがあるような気がします。また、今回はいつも通りの「平均着順重視」の打ち方の設定になっているので、短いスパンでトップを取りにいくような設定にしたらどうなるのか楽しみですね」と語った。

一方「爆打」サイドは「まずはトラブルもなく対局を終えたことにホッとしています。やはり鳳凰卓の人たちは強いですね」ということだ。
なんとこの対局は次回も予定されているとのこと。そのときは「爆打」制作者の解説対局が実現する予定だそうだ。
こうして、日々膨大な対局をこなしてどんどんアップデートしていく麻雀AI「爆打」の今後のさらなる成長に大いに期待すると同時に、いつの日かリアルな場での麻雀AIと人間の真剣勝負が行われることを楽しみにしたい。

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