正しい敬語を使うのがサービスの最低条件
- 2010/6/11
- 麻雀ニュース
正しい敬語を使うのがサービスの最低条件
サービス業であれば正しい敬語を使うのは最低限必要な条件です。
もしあなたが敬語も使えないなら、それはサービス以前の問題であり社会人としても通用しないでしょう。さらにプロのサービスマンとして仕事をしていくためにはそれ以上のレベルが求められます。
その1つが上手な言い回しです。内容的には間違いがないにしても、お客さまが「お水を下さい」と言っているのに「お冷ですか?」と言い返すのはサービス精神に反するだけでなく、失礼にあたります。この場合は「ハイ、お水ですね」と軽く確認を取るのが最良の方法です。
理想的には、個々の相手を見てそれぞれに合った言い回しをする工夫が必要です。同じあいさつでも、「まいど……」という場合と深々と頭を下げる場合とがあります。サービス業の基本を十分に踏まえた上、ケースバイケースで対処することは、自分自身の勉強にもなると思います。
あうんの呼吸が大切
~上手なサービスのしかた~
良い従業員の条件
大手企業の間で「企業は人なり!」という言葉を耳にします。これは人材の豊富な大手企業だけのことではなく私たちのような個人的家内商店でも、十分に考えていかなければならない問題です。
直接お店に出ているマスターやママさんに代わり、十分なサービスが出来てお客さまからも絶大なる信頼を得ることのできる従業員、アルバイトを多くそろえることが、これからの厳しい時代を乗り越える唯一の方法だと確信しています。しかしながら良い従業員・アルバイトを求人、確保することは大変難しいことです。妥協や慣れで日々のサービスを低下させることのないように、この稿のことを実行してください。
自己の抑制
お客様には、いろいろなタイプがあってその日の気分で不機嫌な方もいます。しかし、サービスを提供する立場の者が、その日の気分や体調でサービスが大きく違ってしまうようでは、プロの仕事としては、困ります。
風邪をひいたとか二日酔いで頭が痛いとか徹夜マージャンで寝不足になった時など、いくら笑顔でお客さまに接しなければならないと頭では理解していても、本当に良い接客業務は出来にくいものです。また、朝1番にクレームや前日の反省などを強く求められた時など、1日中、不愉快な気分になりがちですから、なるべく短時間で気分を切り替える方法を考えるべきです。
休みの日に夜中まで遊び回って、寝不足になってしまうようでは、やはり自己の抑制と自己管理が出来ていないといえるでしょう。
制服・服装は清潔に
最近では、黒いズボンに白いワイシャツと蝶ネクタイのスタイルが、都心部を中心に浸透しています。その反面、サービスに関心の無い店では、薄汚れたジーンズによれよれのシャツを着た従業員が接客業務を行っている店も少なくありません。そんな店に十分なサービスを期待するのが、そもそも間違いです。店の掃除や道具・設備の手入れも出来てないでしょう。
お客さまも「なんだこの店は!もう来ないぞ」と感じてしまうでしょう。高価な物ではなくてもいいから、プレスの効いたシャツやズボンで気持ちを引き締め、余裕を持って気持ち良くお客さまをお迎えください。制服ひとつでその店の評価や従業員の接客に対する気持ちも高まるはずです。
サービスは客と共同作業
お客さまを、良い客、悪い客などと差別は出来ません。サービスは提供する側の一方的なものではなく、受けるお客さまとの「あうん」の呼吸の共同作業でもあります。
また、サービスは「し上手、され上手」があり、扱いにくいお客さまにはサービスはおろそかになりがちです。しかし、そんな、客ほど内心では「構ってほしい、注目してほしい」と強く思い訴えているものなのです。ですから、特に繊細な気持ちで接してください。きっとあなたの気持ちが通じて最高の常連さんになってくれるでしょう。
サービスは平等に
マージャンは3、4人で遊ぶものです。常連Aさんが新規のお客さまを連れてきてくれた時、なじみのAさんにはお礼をのべますが、他の3人にはほどほどにすませる場合があります。しかし、それではその3人が、また来店してくれるとは限りません。
特に接待で来られた場合、その時の主賓は誰であるかをすばやく的確につかみ、Aさん以外の3人の方に、重点的なサービスをすべきでしょう。