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宮城県仙台市に全国各地から208名の麻雀段位高段者が集結!
「第19回全日本高段者麻雀競技大会」五木田幸一選手(東日本競技麻雀研究会)が優勝!
2024年(令和6年)7月14日(日)、宮城県仙台市において「第19回全日本高段者麻雀競技大会」(主催:一般社団法人全国麻雀段位審査会、協賛:株式会社大和心・株式会社ウインライト・株式会社雀卓サービス・グランド麻雀ホール藤、運営:宮城県麻雀段位審査会)が開催された。この大会は、主催の一般社団法人全国麻雀段位審査会をはじめとして、各麻雀競技団体が認定する麻雀段位の4段以上を有する麻雀段位高段者が全国から宮城県仙台市に集結し、実力者がその技を競い合う全国大会。主催の一般社団法人全国麻雀段位審査会は、「正しい健全な麻雀の普及、麻雀競技の品格、技術の向上を図る」を目的として、麻雀段位免許、競技規定、競技会、麻雀教室の運営及び、指導者の育成等を事業として行い、競技会においては、全日本麻雀競技大会は39回目を迎え、全日本高段者麻雀競技大会は今回で19回目を迎えることとなった。
一般社団法人全国麻雀段位審査会の免許事業においては、令和6年度における麻雀段位有段者は3万7千名を有しており、このような免許制度の理解と、普及活動を通じて、麻雀技量とマナーを若い世代に継承し、指導者の育成を目的とし、あわせて、さらに『健康マージャン』が、全国に広がりを見せることを期待しての「第19回全日本高段者麻雀競技大会」の開催となる。大会の競技に際しては各参加者が◎麻雀段位高段者としての技量を相互に研鑽する。◎一般愛好者の範となるべく正しいマナーを身につける。◎全国高段者間の交流を深め、親睦を図る。ことを目的として対局に臨み、これを通じて名実ともに、この大会がアマチュア競技会の最高峰に位置し、競技マージャンの範となるような大会に育っていくことが望まれている。今大会では宮城県仙台市の『グランド麻雀ホール藤』(第1会場)、『定禅寺クラブ』(第2会場)が戦いの舞台とされ、北は北海道、南は佐賀県から208名の麻雀段位高段者が参加した。『定禅寺クラブ』(第2 会場)のようす
大会は、高木輝延・一般社団法人全国麻雀段位審査会委員長の司会で進行。最初に山岸次雄・一般社団法人全国麻雀段位審査会会長が開会の挨拶を行った。続いて、宮城県麻雀段位審査会顧問である野田譲・仙台市議会議員の祝辞に続き、一般社団法人全国麻雀段位審査会最高顧問である鈴木宗男・参議院議員の秘書である菊地文博氏の挨拶の後、鈴木宗男・参議院議員の祝電が披露された。祝電では「第19回全日本高段者麻雀競技大会が盛会に開催されますことに、改めて山岸会長をはじめ関係各位の皆さまのご尽力に、心から感謝お礼申し上げます。また、一般社団法人全国麻雀段位審査会の名誉総裁に山東昭子先生(参議院議員)が加わって戴き、益々麻雀競技が全国に普及されるものと期待しております。全国各地から老若男女を問わず、幅広い世代の皆さんが一同に開催され、競技を通じ親睦を図りながら日頃鍛えられた力量を試されることは、長寿、健康維持に繋がるものであり、人生百年の時代に相応しいものと考えます。私もその取り組みに貢献して参りますことをお誓いし、ご参加される皆さんの更なるご健勝を心から祈念申し上げ、私からの挨拶と致します」と述べられ、参加者を激励した。
山岸会長の挨拶
その後、大会役員ならびに協賛商社の紹介に続いて、望月雅継・一般社団法人全国麻雀段位審査会副委員長が競技規定の説明が行われ、半荘全6回戦(各回戦50分打ち切り)の競技に入った。この大会では、ドラは表ドラ(表示牌のネクスト牌をドラとする)のみ。一発・裏ドラ・カンドラなしのルールが採用された。さすが、全国の高段者が戦う対局だけに、ピンと張り詰めた緊張感が会場を包んでいるが、局や回戦の合間でおしゃべりをして、同卓した選手同士で交流『グランド麻雀ホール藤』(第1 会場)のようすを深めるようすを見ていると、このような全国大会の素晴らしさを大いに感じ取ることができた。対局では役満も登場。地元宮城県の小平さち子選手(宮城県麻雀段位審査会、4段)が見事四暗刻をツモりアガり、会場を沸かせた。また、今大会に神奈川県から出場され、普段は健康マージャンの講師もつとめている遠又千秋選手から、ご親族が描いた記念の色紙が大会に寄贈され、優勝・準優勝の選手に贈られることとなった。全6回戦の長丁場の競技の終了後には、成績集計の時間を使って、宮城県麻雀段位審査会顧問である佐々木幸士・宮城県議会議員が大会講評を行い、参加選手の健闘をねぎらった。
各卓で熱戦が繰り広げられた
成績発表・表彰ではまず、今大会からスタートした「特別昇段戦」【高段位免許状普及事業】、「上級高段位戦」【名人位(十段・九段)認定事業】の表彰が行われた。この試みは、麻雀段位免許事業の促進を通じて競技マージャン・健康マージャンの普及や麻雀の技術・マナーの向上や理解を促すための施策として始まったもの。「特別昇段戦」は4段・5段位取得者が対象のランキング表彰で、該当者のうちの成績上位者4名に1段位昇段の段位免許状が贈られ、また、「上級高段位戦」は、6段〜8段位取得者が対象のランキング表彰で、該当者のうちの成績上位者4名に1段位昇段の特別認定書(免許料金一部補助)が贈られることになっている。そして今大会の「特別昇段戦」では、五木田幸一選手(東日本競技麻雀研究会、4段)・小野寺信介選手(宮城県麻雀段位審査会、4段)、佐藤信宜選手(宮城県麻雀段位審査会、4段)、小賀隆選手(大阪、4段)の4名に1段位昇段の段位免許状が贈られた。また、今大会の「上級高段位戦」では、長谷川高章選手(大志会《仙台》、7段)・橋本浜子選手(日本麻雀団体戦競技会《北海道》、7段)・三島泰裕選手(宮城県麻雀段位審査会、7段)、門馬康裕選手(福島県麻雀段位審査会、8段)の4名に1段位昇段の特別認定書(免許料金一部補助)が贈られた。
左から山岸会長、優勝に輝いた五木田選手
続いて総合表彰が行われ、わずか数ポイントを争う大接戦を制し、見事優勝に輝いたのは、五木田幸一選手(東日本競技麻雀研究会、4段)だった。優勝の五木田選手には、賞状・トロフィー・金メダル・副賞・記念の色紙、そして2024年(令和6年)12月8日に東京都で開催される「全日本麻雀フェスティバル」への招待権利が贈られた。そして準優勝は小野寺信介選手(宮城県麻雀段位審査会、4段)、第3位は佐藤信宜選手(宮城県麻雀段位審査会、4段)となった。準優勝の小野寺選手には賞状・銀メダル・副賞・記念の色紙が、第3位の佐藤選手には賞状・銅メダル・副賞がそれぞれ贈られた。
左から佐々木・宮城県議会議員、準優勝の小野寺選手
第3位の佐藤選手
最後は、中庸雄・一般社団法人全国麻雀段位審査会副会長が閉会の挨拶を行い、来年またこの大会での再会を約して、大会はつつがなく終了した。【第19回全日本高段者麻雀競技大会成績上位者】①五木田幸一②小野寺信介③佐藤 信宜④武藤 由作⑤小賀 隆⑥及川 克人⑦長谷川高章⑧高杉 伸一⑨高津 靖史⑩橋本 浜子(敬称略)
また、「第19回全日本高段者麻雀競技大会」翌日の2024年(令和6年)7月15日(月・祝)には、毎年恒例のイベントとなっている「北海道・仙台交流戦」が開催された。このイベントは今年で10回目となる恒例のイベントで「高段者麻雀競技大会」の翌日に北海道の選手と宮城県仙台市の選手が七夕よろしく年に一度の麻雀大会で交流を深めるもの。10年にわたって交流を重ね、今では遠く離れた友人のように抱き合って久々の再会を喜ぶ姿はとても微笑ましく、麻雀がこのような縁をつないでいるのは麻雀に関係するもののひとりとして誠に喜ばしいものである。今大会には双方合わせて56名の選手が参加。最初に山岸次雄・宮城県麻雀段位審査会会長が歓迎の挨拶を行い、それに応えて北海道の中庸雄・日本麻雀団体戦競技会代表が挨拶を行って、半荘4回戦の競技に入った。あちらこちらの卓で笑い声が絶えない楽しい雰囲気で行われた競技の結果、見事優勝に輝いたのは伊藤康朗選手(仙台市)だった。
大会終了後は懇親会を開催。実はこの懇親会が見もので、双方が工夫を凝らした出し物のカラオケ大会で、会場は熱気に包まれるほどの盛り上がりを見せるのだ。そして一夜明けた翌日にはみんなで福島県の会津を旅行するとのこと。このような麻雀をスタートとした地域交流がぜひ各地で行われるようになることを大いに期待したい!
左から大会代表幹事(仙台)の竹内幸代さん、交流戦優勝の伊藤選手、山岸会長 「北海道・仙台交流戦」のようす 北海道から参加の選手の皆さん