近代麻雀プレゼンツ 「麻雀最強戦2023」 ファイナル開催 日本プロ麻雀連盟の新鋭 桑田憲汰プロが優勝! 2023年麻雀最強位の座に! | 麻雀新聞

近代麻雀プレゼンツ 「麻雀最強戦2023」 ファイナル開催 日本プロ麻雀連盟の新鋭 桑田憲汰プロが優勝! 2023年麻雀最強位の座に!

近代麻雀プレゼンツ「麻雀最強戦2023」ファイナルが2023年12月9日(土)・10日(日)の2日間で開催され、日本プロ麻雀連盟の桑田憲汰プロが初出場初優勝の快挙を達成した。

「麻雀最強戦2023」ファイナルは、9日の1stステージでファイナル進出者が4卓に分かれて激突、1戦勝負で上位2名が翌日に行われる2ndステージに勝ち進めるシステムで行われた。

【A卓】

松嶋桃プロ(最強&インフルエンサー決戦)

高宮まりプロ(ザ・リベンジ)

園田賢プロ(Mリーグスペシャルマッチ)

内川幸太郎プロ(因縁の決着)

A卓はMリーガー3名にMリーグ公式実況・松嶋プロというMリーグ色の強い一戦に。園田プロが一人出遅れて高宮プロ、内川プロ、松嶋プロによる三つ巴の様相を呈するが、南1局の親番で高宮プロが松嶋プロからリーチチートイツドラドラの満貫を直撃して均衡が崩れ、高宮プロが1位、内川プロが2位で翌日の戦いへと駒を進めた。

1位:高宮まりプロ

2位:内川幸太郎プロ

3位:松嶋桃プロ

4位:園田賢プロ

【B卓】

浅井堂岐プロ(タイトルホルダー頂上決戦)

鈴木大介プロ(最強レジェンド決戦)

和久津晶プロ(打倒最強位決戦)

須貝駿貴プロ(超頭脳バトル)

B卓は大介プロが東1局の親番で倍満をツモり、いきなり一人抜け出す展開に。最強位になったこともあり、これが5年連続の麻雀最強戦ファイナルとなる強豪が、早々に準決勝進出の1枠を確保した。残る1枠は浅井プロ、和久津プロ、須貝プロが最後まで争う形となったが、和久津プロが辛くも逃げ切って勝ち上がった。

1位:鈴木大介プロ

2位:和久津晶プロ

3位:須貝駿貴プロ

4位:浅井堂岐プロ

【C卓】

篠原冴美プロ(女たちの殴り合い)

瀬戸熊直樹プロ(現・最強位)

桑田憲汰プロ(全日本プロ選手権)

鈴木たろうプロ(骨肉の争い)

C卓には現最強位・瀬戸熊プロが登場。3連覇への期待がかかる瀬戸熊プロだったが、南2局のリーチ対決で桑田プロにハネ満を放銃し劣勢に追い込まれ、逆転を目指すも一歩及ばず。2位にはたろうプロが滑り込んで、桑田プロと共に準決勝に進出した。

1位:桑田憲汰プロ

2位:鈴木たろうプロ

3位:篠原冴美プロ

4位:瀬戸熊直樹プロ

【D卓】

猿川真寿プロ(最高勝率決戦)

本田朋広プロ(最強ハンサム決戦)

堀慎吾プロ(男と女のデスゲーム)

ももたん(全国アマチュア最強位決定戦)

D卓では、2年連続のアマチュア最強位となったももたんが序盤からリードしながらゲームを進める。堀プロ、本田プロ、猿川プロのMリーガー3名による2枠目の争いは南1局の猿川プロの満貫ツモが決定打となり、ももたんと共に翌日の戦いに向かうこととなった。

1位:猿川真寿プロ

2位:ももたん

3位:堀慎吾プロ

4位:本田朋広プロ

1stステージ終了後には組み合わせ抽選会が行われ、翌10日に行われる準決勝の対戦カードが決定した。

【準決勝A卓】

高宮まりプロ

鈴木大介プロ

鈴木たろうプロ

ももたん

準決勝A卓では、共に最強位戴冠経験を持つたろうプロ・大介プロが親番で大物手をツモって加点、高宮プロ・ももたんには厳しい展開となる。しかし高宮プロが南3局の親番で驚異的な粘りを見せ、上位2人を猛追。一気に逆転するかに見えたが、最後はたろうプロがハネ満ツモで引導を渡し、鈴木姓の2人が共に決勝進出を決めた。

1位:鈴木たろうプロ

2位:鈴木大介プロ

3位:高宮まりプロ

4位:ももたん

【準決勝B卓】

内川幸太郎プロ

和久津晶プロ

桑田憲汰プロ

猿川真寿プロ

準決勝B卓では桑田プロが序盤から積極的な攻撃でアガリをもぎ取り、大きく加点していく。南3局、トップ目で迎えた親番でも攻め手を緩めず、大量リードで1位通過を決めた。一発逆転を狙った猿川プロが役満・国士無双のテンパイを入れるもアガリには至らず、その猿川プロから満貫を直撃した和久津プロが2位に食い込んで決勝卓へと勝ち進んだ。

1位:桑田憲汰プロ

2位:和久津晶プロ

3位:猿川真寿プロ

4位:内川幸太郎プロ

そして、決勝卓の組み合わせはこのように。

鈴木たろうプロ

鈴木大介プロ

桑田憲汰プロ

和久津晶プロ

決勝卓は、東場では点数が大きく動かず終了。迎えた南1局、親番の桑田プロがフリテンリーチを見事にツモって満貫を決め、加点に成功する。しかし直後にはたろうプロがハネ満ツモで桑田プロを逆転し、トップ目でオーラスへ。満貫ツモ条件の桑田プロはタンヤオのテンパイをすると、ドラ引きなどでの手変わりを待たず、ツモって一発か裏条件のリーチを選択。これを見事一発でツモって、関西から来たプロ歴5年の若武者が麻雀最強戦初挑戦で最強位に輝くという偉業を成し遂げた。

今年の麻雀最強戦も、数々のドラマが繰り広げられた。この戦いには、プロはもちろんアマチュアのみなさんも参加することができる。すでに「麻雀最強戦2024」の予選は始まっているので、対局を観て心をかき立てられた方は、ぜひ最強戦の舞台に挑んでみていただきたい。

(文・東川亮)

■麻雀最強戦HP(https://mahjong-saikyosen.com)

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