麻雀コラム「いきいき人生」第126回 行政書士・中野千津香

今年もいよいよ1か月を切りました。毎年、1年経つのがどんどん早くなっていく気がしていますが、皆さんの1年はいかがでしたか。新型コロナウイルスが5類になり、マスクをする人が減ってきたからか、私の友人数人は今年初めてコロナに感染して辛い思いをしていました。そのうちの一人に「いくつでも、まだ早いと思わずに遺言書を作っておくほうがいいよ」と言うと、「そうだね、今回のコロナで通帳やカードの場所を誰にも教えてなかった、どうしようと思った。近々一番信頼している従妹に話しておいて遺言も作るよ」という友達がいました。できれば公正証書がお金はかかるけど安心なのですが、自筆証書も財産目録はパソコンで作れることもあり、前よりも作りやすくはなりました。でも、やっぱり手書きだとミスしたり書き直す時が面倒です。そう思っていた矢先、10月のニュースでパソコンやスマホなどを使った遺言書の作成を認める方針を法務省が打ちだし、これについて有識者会議を設置して具体的な内容を検討することにしたことを知りました。ただし、デジタル機器を使って作成は簡単になりますが、遺言者の真意を確認し、改ざんを防ぐ仕組みが必要となります。具体的には、手書きの署名に加えて電子署名や入力の録画が検討されているそうです。録画だとそもそも最初からなりすましで作ってしまえそうな気もするのですが、本人確認を高齢者でもできるようにしてもらえないと、パソコンで作成した後のハードルが高くなってしまいます。法制度が整うまで時間がかかると思いますので、年末年始、お休みがある方は、今できることをやっておくようにするといいかもしれません。

では何を?と聞かれたら、今話題になっている「デジタル遺品」と答えてしまいます。なぜかというと、先日、若くして亡くなった方の預貯金は通帳で分かったのですが、インターネットバンキング、メールアカウント、SNSのアカウントなどがまったく分からなかったからです。まず皆さんにやっていただきたいことは、パスワードやアカウントなどのリストを作ることです。私は小さいメモ帳にまとめて書いておき、パソコンのメモにも残してあります。デジタル遺品をまとめ、2024年もご家族や仲間との麻雀を楽しみましょう!

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