明けましておめでとうございます。コロナ禍における経済不振が多くの店舗に大打撃を与えました。
昨年末に神楽坂を歩いてみて気が付いたのですが、老舗のお店がなくなっていたり、横丁の民家を改造した隠れ家的な創作イタリアンやフレンチのお店がなくなっていたりと残念でなりません。
円安のせいもあるのか、近頃やっと外国人旅行者の姿を数多く見かけるようになりました。
コロナがまん延する前には民泊等を含め、インバウンドによる経済効果を政府は期待し、外国人観光客をターゲットに《ナイトタイムエコノミー》政策を推し進めようとしていました。
都心の繁華街では深夜の時間帯の有効活用をすべくエンターテインメントビジネスが計画されていました。そのような状況を考えれば、市民生活様式も変わってきていることでもあり、麻雀店の深夜営業も認めても良いのでは?とも考えられます。
一昨年(2022年)末には歌舞伎町二丁目にある大久保病院、大久保公園周辺にスマホの画面を眺めている《立ちんぼ》の姿が数多く見られましたが、昨年は取り締まりが行われ、ホストクラブの売掛営業についても国会で討議され、地元新宿区でも対策を練ったりと社会問題化し、《立ちんぼ》の姿をあまり見掛けなくなってきたようです。
2023年12月13日午後2時30分には、新宿区とホストクラブ側の代表者たちが、ホストクラブの高額請求問題についての協議内容を発表しました。
ホストクラブ側の対応としては「①お客様の生活を破綻させるような営業は行わない。②高額な売り掛け被害に対しては、行政と連携し、真摯に対応する。③売り掛け金は1月以降、段階的に入金率を上げて4月以降はなくす【会計時入金率1月70% 2月80% 3月90% 4月100%】。④20歳未満の客について 20歳未満の客については、新規はお断りし、既存の顧客のみ受け入れることで、1年後には20歳未満の客は受入を廃止する。⑤反社会的組織との関係は断絶する。⑥上記の目的を達成するために、業界団体を設立する」(原文のまま)というものでした。
この発表は物足りないものではありますが、半歩前進ということでしょうか。しかし300店あるといわれる歌舞伎町のホストクラブで、はたしてこれらの実行がともなうのか?
協議は行われたが実行がともなわなかったということにならなければ良いのですが…。