
「全日本麻雀競技大会2024」の上位50名などが招待され、Mリーガーをはじめとした人気ゲストプロと麻雀で交流できる、いわばご褒美的な交流イベント「全日本麻雀フェスティバル2024」が開催されました。
このイベントは、全国36会場・1064名が参加したワンデー大会「全日本麻雀競技大会2024」の上位50名に加えて、さらに参加できる新設イベントです。
2024年(令和6年)12月8日(日)、東京都港区新橋の「新雀荘」にて、「全日本麻雀フェスティバル2024」(主催:一般社団法人全国麻雀段位審査会、協力:全国麻雀業組合総連合会)が開催されました。
このイベントは、2024年(令和6年)11月24日(日)に開催された「全日本麻雀競技大会2024」の結果を受けて企画されました。
参加者全員で記念写真が撮られました。
先に行われた「全日本麻雀競技大会2024」は、大きくリニューアルされ、北海道から沖縄まで全国30会場で同日開催され、1064名を超える麻雀ファンが同時に参加し、その腕前を競う1DAY大会として開催されました。
今回の「全日本麻雀フェスティバル2024」には、「全日本麻雀競技大会2024」の上位50名、50位入賞者が出なかった会場(9会場)のトップ者9名、各地区麻雀段位審査会の推薦13名、「全日本麻雀競技大会」前回優勝者1名、「ALL JAPAN 麻雀チャンピオンシップ」選抜1名の全員が参加しました。さらに、10名のゲストプロを加え、東風戦6回戦の大会が行われました。
大会は、望月雅継・競技委員長の司会で進行しました。最初に石端伸次郎・実行委員長が開会宣言を行いました。
続いて、山岸次雄・一般社団法人全国麻雀段位審査会会長があいさつを行いました。 彼は、「11月24日に全国35会場で1064名の参加をいただき、その中の上位成績50名の方に今回の新設された『全日本麻雀フェスティバル2024』にお越しいただきありがとうございます」と述べ、コロナ禍による中断からの復活と、全国一斉開催という新たな試みについて触れました。また、参加者にプロとの対戦を通じて交流を深め、良い成績を勝ち取ってほしいと激励しました。
続いて、高橋常幸・全国麻雀業組合総連合会理事長があいさつを行いました。 彼は、コロナ禍で多くの麻雀店が閉店に追い込まれた中で、今回の全国同時開催という初の試みが成功し、1000人以上の参加者が集まったことに感謝を述べました。また、麻雀プロの活躍や健康マージャンの発展で麻雀が盛り上がっていることに触れ、「この大会を日本一の大会にできれば」と抱負を語りました。 そして、「今日はナンバーワンを決める大会ではなく、すでに11月24日にナンバーワンを決める大会があったので、今日はこれほど一同にプロが集まる機会はなかなかないので、この空間を楽しんで今日の思い出にしていただければと思います」と述べ、参加者に大会を楽しむよう促しました。
その後、本日のゲストプロが紹介され、あいさつを行いました。
- 新津潔プロ(最高位戦)「最高位戦の代表の新津です。今日はうちでやってるペアマッチみたいな、懇親会が目的のようです。ちょうど今日最高位戦の代表選挙をやっていて、明日は代表じゃないかもしれませんが。今日は間違いなく代表なので(笑)そのつもりでやっていきますのでよろしくお願いします」
- 滝沢和典プロ(日本プロ麻雀連盟)「日本プロ麻雀連盟の滝沢です。MリーグではKONAMI麻雀格闘倶楽部に所属してます。試合と同じような気持ちでやっていきます。最後まで楽しんでいってください。よろしくお願いします」
- 渋川難波プロ(日本プロ麻雀協会)「こんにちは、日本プロ麻雀協会所属、MリーグではKADOKAWAサクラナイツの渋川難波です。こうやって豪華なゲストと皆さまと卓を囲めることが本当に楽しみです。6回の東風戦なんで僕と同卓した人は麻雀をぜひ嫌いにならないよう最後まで楽しんで帰ってください。よろしくお願いします」
- 仲林圭プロ(日本プロ麻雀協会)「こんにちは、日本プロ麻雀協会所属、MリーグではU-NEXT Piratesの仲林です。私、昨日雀王戦の決定戦がありまして、めちゃくちゃイライラしていますので(笑)同卓した方はお気を付けください。よろしくお願いします」
- 魚谷侑未プロ(日本プロ麻雀連盟)「日本プロ麻雀連盟の魚谷です。毎年1つはタイトルを取りたいと思っていますがまだとれていませんので、今日は前哨戦だと思って一生懸命頑張っていきたいと思っています。皆さま今日は一日よろしくお願いいたします」
- 丸山奏子プロ(最高位戦日本プロ麻雀協会)「最高位戦日本プロ麻雀協会所属の丸山奏子です。私がプロになったきっかけというのが皆さまと同じようにいろいろな競技大会に出てみたりだとかしていく中で、麻雀の魅力に引き込まれてプロになったという経緯があります。アマチュアの時に出ていた大会とかで出会った方でプロになった後に対局会場でお会いする方とかも今でもいらっしゃるぐらいなので、きっと皆さまも今後の大会とか、いろんなイベントでもまた繋がっていくものかなと思います。あとはプロと皆さまだけだけではなく、皆さま同士もなんかコミュニケーションとかとれて良い一日になったらいいなと願っております。今日はよろしくお願いします」
- 小林未沙・Mリーグ公式実況「こんにちは、Mリーグでは公式実況を務めさせていただいています、小林未沙と申します。今日のこの並み居るゲストの中で唯一のアマチュアでございまして、ちょっとドキドキしています。けれども、プロの皆さんと全国の大会で良い成績を収めた皆さんとの対局ということで、今日は胸を借りるつもりで精一杯楽しませていただきたいと思っています。先ほどパンフレットを見ていまして、本当に全国からいらしてるんだなと驚きました。いろんなところからいらっしゃった方とお話できるのを楽しみにしています。皆さんも今日もめいいっぱい楽しんで、その思い出を地元に持ち帰って、周りの人におみやげ話をたくさん話したりしていただければなと思います。本日は1日よろしくお願いいたします」
- 松田麻矢プロ(日本プロ麻雀協会)「日本プロ麻雀協会の松田麻矢と申します。普段は『はっぷー』という挨拶で始めてるんですが、今日は初めましての方もたくさんいらっしゃいますので。皆さんはもうすでに全国から勝ち上がってこちらにいらっしゃったということで、あとは楽しむだけですね。本日は6回戦までございます。最後まで楽しく全力で一緒に麻雀楽しんでいきましょう。本日もよろしくお願いいたします」
- 椿彩奈プロ(日本プロ麻雀協会)「日本プロ麻雀協会の椿彩奈と申します。麻雀は祖父が教えてくれた私の人生においてはとても宝物なんです。麻雀なければ本当にこんなたくさんの方と知り合う機会もなかったと思いますし、今日も皆さんと楽しく麻雀をして人生の、そして私のプロ活動の宝物にしたいと思います。今日はどうぞよろしくお願いいたします」
- 田口淳之介プロ「『いりぐちでぐちたぐちです』。僕自身まだプロ歴3年というわけですけれども、並みいる先輩の方々と、今日は全国各地から集まっていただいた皆さんと楽しい時間を過ごせたらなと思っていますので、1局1局大事にしたいと思います。皆さん、今日は楽しんでいきましょう!」
次に、「全日本麻雀競技大会2024」の表彰式が行われ、上位10名が表彰されました。
- 優勝: 工藤久(神奈川・麻雀クラブロン)
- 2位: 鈴木慎九郎(富山・健康マージャンスタジオ)
- 3位: 宮本新吾(富山、健康マージャンスタジオ)
- 4位: フジタ(長崎麻雀クラブ)
- 5位: 福井(兵庫・ビックドラゴン)
- 6位: マツムー(香川・雀のお宿)
- 7位: 石本昌大(山口・ふくふく健康まぁじゃ2)
- 8位: 前田(大阪・大和クラブ)
- 9位: 五木田幸一(宮城・定禅寺クラブ)
- 10位: ヒマナッツ(大阪 A.rule)
(敬称略)
優勝した工藤選手は、優勝特典として第1回戦はゲストプロ3名とのスペシャル対局が行われました。また、参加者は6回戦のうちゲストプロと2~3回同卓できますが、これも「全日本麻雀競技大会2024」の成績上位の方のほうがプロとの同卓回数が多いように設定されて大会は行われました。
表彰式終了後、いよいよ半荘6回戦の競技に入りました。
普段の競技大会と違い、リラックスした明るい雰囲気が会場を包み、各卓から笑い声や楽しそうな会話が聞こえてきて、その交流のようすが今後この大会の風物詩となっていくことであろうと感じることができました。
全6回戦の競技終了後には、松田麻矢プロ、小林未沙・Mリーグ公式実況の進行で、プレゼント大会が開催されました。各ゲストプロがプレゼントを持ち寄っており、参加者の名前が入ったくじを引いて、当たった方に、ゲストプロ全員のサインが入った色紙とともにプレゼントし、会場は大いに盛り上がりました。
続いて成績発表と表彰が行われました。
なんと、第1位は魚谷侑未プロ、第2位は渋川難波プロとゲストプロがさすがの強さを見せました。
よって、以下の4名を入賞者として表彰しました。
- ①ショウテン(大阪府・A.rule)
- ②齋藤宗博(宮城県・定禅寺クラブ)
- ③漢松(福岡県・雀ケンポン)
- ④やまちゃん(大阪府・Jan-Soul)
(敬称略)
続いて新津潔プロが大会講評を行い、「今日はありがとうございました。あいさつで交流会、懇親会みたいな話をしたんですが、実際やってみるとね。なんか結構ガチな麻雀で皆さんやっぱり全国大会を勝ち上がってきた方々なので相当な腕前で、実際自分の成績どうなってるかちょっとはっきりわからないんだよね(笑)。今日は20人近くの人と麻雀で楽しむことができて、皆さんも楽しかったと思います、今日は本当にありがとうございました」と話しました。
次に中庸雄・一般社団法人全国麻雀段位審査会副会長が「皆さまお疲れ様でした。テレビでやっていたんですが、麻雀の大ブームが来ています。まさしくそうだなと。観る雀やMリーグ、ねんりんピックや国民文化祭など、本当にブームが来てるんだなと。プロの人たちは何のためにプロをやっているのか、麻雀人口を底上げする、ファンを増やすということなんですね、増やすことで麻雀店の営業、お客さんもどんどん来る、麻雀プロも共存共栄でね、そういう時代になってきたということを今日実感できたと思います。どんどんこういったことを増やして続けていくということに意味があるんではないかなと。また参加をいただければありがたいなと思っています。皆さん今日は本当にお疲れ様でした。『全日本麻雀フェスティバル2024』をつつがなく終了させていただきます」と閉会を宣言して、イベントは終了しました。
「全日本麻雀競技大会2024」「全日本麻雀フェスティバル2024」の実行委員長として企画・運営を務めた石端伸次郎・実行委員長は、この両イベントについて「準備期間も短く、何かも初めての試みということで不安な部分や至らないところもありましたが、1000人を超える麻雀ファンが参加してくれたことを本当にうれしく思います。また、これらのイベントに協力していただいた全段審の役員・スタッフ、会場となった全国の麻雀店舗の皆さん、麻雀プロの方々、皆さんに感謝を申し上げます。両大会とも2025年も開催させていただきます。まずは全国50会場・1500人参加を目指しますので、ぜひ、皆様もお近くの会場でご参加いただき、好成績を残してフェスティバルでお会いすることを楽しみにしております」と話してくれました。