埼玉・大宮「大越」

JR大宮駅から徒歩5分。道路を挟んで目の前に、大宮市役所がある。また銀行や保険会社などが林立する

写真中央のビル地下1階が「大越」。置き看板はなく、袖看板のみ

店内ピカピカ掃除のプロ

6階建のビルの地下1階が「大越」。入口ドアには「土足厳禁」とはっきり表示されている。これは、店内を清潔に保つための対策の一つ。天井の入り替えを1度しただけで、改装は一切していない。しかし開業から15年が経っているとは思えないほどキレイな店内だ。「毎日の掃除は専門の業者に依頼する」。それがキレイな店にする秘訣のとうだ。

業者の人が来るのは月曜から金曜、朝8時から11時までの3時間。じゅうたんに掃除機をかけ、キッチンを磨く。トイレをピカピカにし、手を拭くタオルも交換。エアコンや空気清浄機のフィルターは、3ヶ月に1回、玄関マットも定期的に交換してくれる。また、エレベーターや階段など、店の外も掃除の対象となっている。
1ヶ月の掃除料金は8万円。「バイトを雇うよりは経済的」とオーナーの阿久沢スイさん(60)。娘さんの徳子さん(32)と二人で営業しているが、確かに毎日のように店内をピカピカするのは一苦労。掃除のプロにお願いすればガンコな汚れも問題なし、隅々までキレイにしてくれる。

食後に果物おしぼり3回

セット専門で、ゲーム料金は500円。銀行や保険会社の方が接待で使うことが多い。37坪の店内に10卓。隣を気にせずゲームができるように、ゆとりを持って配置されている。
「自分たちだけの空間という感じが気に入って、常連になってくれるお客様が多いですね」。高級感があり、清潔な店内。新規客に「料金高くない?」と聞かれることも少なくない。
食事はすべて出前。「寿司ならあの店、トンカツはあそこ」というように、店にこだわるお客様が多い。そのため、あえて手作りの食事は出さない。その代わり、食後に果物をサービスしたり、おしぼりは来店時と食後、お帰りの時と3回出す。また、「ビールはサントリーしか飲まない」という人のためにその銘柄を入れたり、「白ワインが飲みたい」と言われメニューに加えたり、お客様一人ひとりの要望に応える姿勢を忘れない。
「黙っていてお客様が来る時代ではないですよね。宣伝をしようとも思いますが、来てくれたお客様を大事にするのが今やるべきことなんです」
転勤しても、新しい職場の人と以前のように通ってくれる。また、地方に転勤になった人でも年に2、3回は来てくれるという。

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