【第八回】e’sグループ 広川 宰有 氏 ⑧【麻雀に関わる人々】

麻雀に関わる人々

第八回:e’sグループオーナー 広川 宰有 氏⑧

 前回に引き続き、「広川ヒロカワ 宰有タダスミ」氏にインタビューを行い、お話を伺った。
 広川氏の経営する、e’sグループといえば、難波店e-sou(イーソウ)と梅田店estar(イースター)の両店舗のことであり、より詳しい情報を求める場合は、以下から参照してほしい。

 *以下本文中、敬称略
 *当記事のまとめが、2018年2月10日に発刊される 麻雀新聞2月号 に掲載予定


広川

 あとは、業界を盛り上げるために具体的な取り組み……。まぁ、いろんな人と仲良くして、いろんな事やろうと思ってます。成功する失敗する別にして、新しいことをやろうとはしてます。
 天鳳の有名プレイヤーのZさんに参加してもらうイベントも企画中です。
 うまく事が運ぶ運ばないはありますけど、まぁ、自分のとこの店が残っていくためにというのも含めて、新しいことをやっていこうとはしています。禁煙フロアを設けたり。ニーズにある程度合うように。ただ、商売は厳しくなってます。
 なんでもかんでもなれ合うができない性分です。嫌なものは嫌とすぐ言ってしまうんで、でも、僕はその方がいいと思ってますね。

 盛り上がるため、盛り上がるため……なんでしょうねぇ。

記者

 逆にいえば、何をしたら盛り上がると、思いますかね……

広川

 なんだかんだ言いながら、テレビの力は強いと思いますよ。テレビでゴールデンタイムに麻雀番組やったら、きっと麻雀ブームになります。
 十数年前に、よしもと麻雀倶楽部というのがサンテレビであったんです。よしもとの芸人さんたちが、――番組のスポンサーが大阪麻雀連合会、日本酒の株式会社Oと麻雀用具の株式会社Mだったんですけど――日本酒を呑みながら、プロ麻雀連盟の灘麻太郎さんが特別顧問で、前田五郎さんが店主って感じで、四人でぐだぐだしゃべりながら、半荘一回を二週間でという具合で。十数年前の番組なんですけど……サンテレビで一番視聴率高いのが、もちろん、阪神戦。(よしもと麻雀倶楽部は)二番目だったんです。深夜一時くらいの番組で。
 だからニーズはあるんですよ。当時から、今に至るまできっとあると思います。
 ただ、やっぱりね、テレビの放映の話は、むかし僕らにも来たんですけど。三十分番組の一コマ五分くらい、スポンサーなって、そこで新人アイドルとかを、麻雀プロにするような企画やりませんか、って声かけてもらったんですけど、放映料とかいろいろあって、それを考えると、一回の放映で何十万。ワンクールで、何百万。麻雀店の資力でそうそう出せる額じゃない。

記者

 面白そうな企画ではあるんですけどね。

広川

 そう。盛り上げるには、テレビ放映ですかね。うーん……。
 業界が変わる一番の黒船が来てるとすれば、やっぱりサイバーエージェントの藤田社長。麻雀好きですし、実は雀鬼流にも在籍していたそうです。藤田社長には、大いに期待しています。

 


 以上で、e’sグループオーナー 広川宰有氏とのインタビューは終了となります。
 次回は、健康麻雀サロン・阿倍野の代表である 仲内豊 氏とのインタビュー内容を掲載予定。

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