大阪・西区新町「ファースト」

明るくきれいな個室店は2階にある

しんどいけど喜びも大きい

「ファースト」は、地下鉄・本町駅周辺のビジネス街の一角、西区新町1丁目にある。オーナー・池永昌弘さん(39)が5年前、結婚を機に自力で店を買い取り、改造して開業。
「もともと商売をしたくて、手伝っていた父の店を継ぐかどうかというところだったが、自分の力でやる方が、しんどいけど、喜びも大きいだろう、と」
父親の猛さんは、すぐ近くで「壱番館」を経営している。

日替わりサービス店外掲示

この店(28坪)は、前の経営者の時13卓を設置していたが、「よそにはない個室の店」を作ろうと計画を進め、完全個室のVIPルーム1室と半個室5室の形に改造した。
「完全個室ではないが、仕切られているので落ち着けるし、高級感があると思う。「予約なしでは遊べません」という状態にするのが、最初からの夢です」
その後、景気が悪くなり、苦しい状態が続いてきたが、苦境打開のため店外へのアピールを考え、サービス内容を印刷したチラシを、置き看板に張りつけてある。DMも送った。チラシ配りもした。「ワンドリンクサービスについて調べたら、本当に喜んでいるのは3割。たった3割のお客さんのためのサービスでは意味がない」
そこで考え付いたのは、月・金曜が酒類全般の100円引き、火・水・木曜がソフトドリンク100円~150円引き、というサービス。チラシには「女性は料金半額」の表示も。これは、若い男女2人ずつのグループの来店がきっかけだった。

女性主導の来店に期待して

階段の下から声が聞こえてきた。男の子が「どこか飲みに行こうか」。いろいろしゃべっていて、そのうち女の子が「飲みにいくんやったら、マージャンしよ」。それで店へ上がってきたんです。そんな感じで女性に来てもらえれば、と…」
平均6割稼動。日祭日だけは休み。土曜は休みの店が多いので、入りがよく時間も長い。半個室の5室は最初500円だったが、その後、他店と同じ450円に値下げした。VIPルームは上限いっぱい。家賃は20万。
「少しずつ、特に若い人が「同じ料金やったら、個室のほうがええ」と、お見えになるようになりました。どこよりもキレイにしているつもりですし」
レッスンプロの資格を持つ池永さんは、大阪府下の若い経営者の集まり「ヤング会」でも、主導的な役割を果たしている。

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