〇〇と麻雀 第13回 | 麻雀新聞

〇〇と麻雀 第13回

〇〇と麻雀

みなさまごきげんよう。ごっさんです。秋はどこかもの寂しいものですね。

寂しいというと、今年の年末に国民的アイドルグループの解散が決まりました。そうです、あのSMAPです。日本に住んでいる人ならば、老若男女問わずSMAPを知らない人はいないのではないでしょうか。あのNHKでさえ解散決定のニュースを速報テロップで流したほどです。
私は個人的にSMAPが大好きで、各メンバーからたくさんの影響を受けてきました。特にキムタクこと木村拓哉さんが出演していた『ビューティフルライフ』や『GOOD LUCK!!』、『HERO』には大きな影響を受けました。あまりにもその内容に感化された幼い私は、劇中で木村拓哉さんが演じていた職業を将来の夢に据えるほどでした。美容師、パイロット、検事と夢の変遷をたどった私はいつしかマスコミの仕事に就いています。不思議なものです。

そんなSMAP、メンバ一1人だけでも十二分に存在感を発揮するのですが、一番のポイントは5人全員が揃った時のあの無敵感だと思うのです。

個性豊かなあの5人が一同に介したときの、無限の可能性を感じさせる風格は流石国民的アイドルといったところでしょうか。その解散を惜しむ声は日本中から届いているそうです。
はてさて、ここで麻雀へ話を移してみましょう。麻雀は端的な言い方をすれば、4人全員が揃ってこそ楽しめるゲームです。もちろん3人で楽しめる三麻もありますが、一番の魅力は4人で卓を囲んでこそ生まれる無限の可能性だと思います。麻雀牌とメンツが揃えば、そこに1つの宇宙が生まれるゲームが麻雀です。日本へ麻雀が伝わってから100年余り、ここまで人々を惹きつけてやまない理由の1つは、この無限の可能性を秘めた宇宙にあることでしょう。かつて古代の人々が星空を見上げて神々の存在を感じたのと同じく、麻雀においても時の運を司る神の存在を感じることがあります。

個人的には、SMAPがいろいろとぶっちゃけ話をしながら麻雀を打つ番組を放映してくれれば、視聴率並びに麻雀の普及率も爆上げ間違いなしだと思っています。え、麻雀である必要はない?その指摘はこの新聞ではごタブーです。
ちなみに、私が雀荘で働いていたころ、1度だけ雀荘で新年を迎えたことがありました。そのとき、運命のいたずらなのか粋な計らいなのかわかりませんが、店内の有線からSMAPの『世界に一つだけの花』が流れてきました。新年初ラスを喫した私を慰めてくれたのは、オンリーワンの大切さを説くあの歌詞でした。

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