ごきげんようみなさま!ごっさんです。夜は幾分か涼しくなり、散歩やランニングには最適な季節です。みなさまいかがお過ごしでしょうか。
散歩といいますと、世界中の人々を“歩かせた”とあるアプリがありましたね。そうです、リリース初日から連日メディアを賑わせた、「PokemonGO」(以下ポケモンGO)です。
ポケモンという虚構の存在と現実世界をリンクさせることで、一味違った世界観を提供したポケモンGOは、国境を越えて爆発的な大ヒットとなりました。私は平成生まれなのですが、ここまで老若男女問わず大流行したものを見たのは初めてです。補足しておくと、ポケモンGOとは、スマートフォンを通して現実世界を覗くとその土地に合わせたモンスターが出現し、それらを集めていくゲームです。そのため、より多くのポケモンを集めるためにはより長く歩かねばならないのです。ちなみに私はポケモンGOのリリース初日に友人と40km歩きました。
さて、このポケモンGOはどうしてここまでヒットしたのでしょうか。
昨今、インターネットやスマートフォンの発展に伴ってバーチャルな娯楽が急増しました。CGや3D技術が著しく進歩し、テレビゲームはその質を日々高め、スマートフォンのゲームも一大市場へと成長しました。これらの娯楽がバーチャルな世界に軸足を置く一方で、ポケモンGOは「現実」を舞台にする点が大きな違いです。ポケモンGOでは、ゲームを進めるためにプレイヤー自らが動かねばなりません。例えば今まで駅から家までまっすぐ帰っていたところが、ちょっと違う道を歩いてみたり、あえて遠回りをしてみたりするわけです。すると、いつも歩いていた道のすぐそばに面白そうな本屋や美味しそうなレストラン、歴史を語る石碑などを見つけたりすることがあります。このように、ポケモンGOは私たちが生きる現実世界そのものに楽しさを提供してくれるのです。
さて、麻雀ではどうでしょうか。
ここ数年、ネット麻雀の普及が進み、「ネットやアプリでは麻雀を打ったことがあるけど実際に牌を握ったことはない」という人が増えています。たしかにネット麻雀は点数計算のミスやチョンボといったトラブルが発生しないため、便利かもしれません。しかし、実際の牌を握ってこそ味わえる楽しさが存在することも確かだと思います。例えば、スマートフォンなどを通して卓を覗くと、派手なエフェクトや実況が楽しめ、点数計算などのアシストもしてくれるような麻雀アプリがあれば、もっと麻雀が楽しくなるかもしれません。そんな「麻雀×IT」をテーマにしたハッカソンで金脈を掘り当てられれば、麻雀も世界的なブームになるかもしれないな、と夢が広がるこの頃です。