関西発のビッグタイトル戦「第2回WEST-ONE-CUP」決勝戦開催!

関西で完結する規模の大きな大会を開催し、関西麻雀界全体の活性化につなげるとともに、地方のプロ選手に活躍の場を提供することを目的として創設された「WEST-ONE-CUP(ヴェストワンカップ)」

この関西発のビッグタイトル戦「第2回WEST-ONE-CUP」の準決勝・決勝が6月4・5日、大阪府大阪市「マツオカ株式会社」のショールームにて開催された。
この大会は、全国各地で行われる店舗予選(プロアマ混合予選)の参加者や各協力プロ団体からの参加プロ選手など1000名を超える参加者で競われる大会。大阪で5月28日に開催された本戦には約160名が進出。そして翌日開催された準々決勝を通過した15名の選手と昨年の優勝者である田内翼プロ(日本プロ麻雀協会)を加えた16名(プロ8名・アマ7名)によって4日の準決勝が戦われた。

準決勝からは観戦も可能となり、会場には多くの見学者も来場した。
そのような中で見事決勝に進出したのは、田内プロ、サイコロ太郎プロ(日本プロ麻雀協会)、植田康一さん、西村和貴さんの4人となった。特に昨年も決勝まで歩を進めたサイコロ太郎プロは最終戦に卓内上位者とのトップラスに加え、3万点差という厳しい条件をクリアしての大逆転で奇跡の決勝進出を果たした。
そして迎えた5日の決勝戦当日。田内プロの連覇か、サイコロ太郎プロの勢いに乗った戴冠か、それとも2名のアマが波乱を巻き起こすのかといった期待感の中、1・2回戦を田内プロがトップを奪取。配信解説の多井隆晴プロ(RMU)が「こんな26歳ありえない」と形容するほどの落ち着いた堂々とした打牌を見せた。
しかし、このままで済まないのがビッグタイトル戦というもの。
3・4回戦でアマの西村さんが猛追し、最終5回戦で田内プロとの着順勝負の一騎打ちまで持ち込んだ。
そして運命の最終5回戦も逆転につぐ逆転という緊張感あふれる打牌の応酬。最終局までもつれた対局を見事制したのは田内プロだった。
これで田内プロはこの大会を連覇。全国から実力派プロや剛腕のアマチュアが集う大会で、その実力を見せつけることとなった。

■「第2回WEST-ONE-CUP」優勝者・田内翼プロにインタビュー
―2連覇おめでとうございます。
ありがとうございます。
―まずは2連覇の感想をお聞きしましょう。
持ってるなぁと(笑)。
―第1回大会よりも強者が集まった印象のあった第2回大会。田内プロはベスト
16からの参加となりました。準決勝を振り返っていただきましょう。
卓組を見た時に1半荘目が山場やなぁと思ってました。結果的にミスもありましたが、運良くトップを取ることができ、良いスタートが切れました。2半荘目もトップを取ることができ、その後は余裕を持って打てました。
―今回はアマチュアからも準決勝進出した方がかなりいらっしゃいました。準決勝の面子を見た率直な感想をお願いします。
今年も厳しいメンツが揃ったなぁと。
―準決勝には7名のアマチュアが進出しました。この中には、小西さん、水島さん、高橋さん、山田さんといった競技麻雀の大会によく参加される方々も名前を連ねておりました。特別招待選手の忍田幸夫プロ(麻将連合)や阿部孝則プロ(RMU)、昨年ファイナリストの友添敏之プロ(最高位戦日本プロ麻雀協会やサイコロ太郎プロ(日本プロ麻雀協会)も進出されてました。準決勝では配信対局ですべてトップという結果でしたね?
たまたまです。配信対局は結構経験しているので、配信卓でも普通に打てたはずです。
―決勝戦の面子を見てどう思いましたか?
決勝戦はアマチュアの方2人でしたが、植田さん、西村さんともに準決勝ではやられた相手でしたし、何をするかわからないので怖さはありました。
―それでは決勝戦を振り返っていただきましょう。
2半荘終わった時点では理想的な展開だったのですが、3、4半荘で西村さんに追い付かれ最後は着順勝負。
最終戦も常にリードされる展開で苦しかったです。最後は運が見方してくれました。
―最終局の場面、1000・2000ツモ条件での西村さんが逆転を賭けたリーチをかけました。田内さんは流せば優勝という場面ですが、このときは何を考えていたのでしょうか?
ただただ長かったですね。ツモられず流局を迎えたわけで、最後は本当にツキがあったのだと思います。
所属団体の日本プロ麻雀協会関西本部の方々に聞いても、強いプロとして名前の挙がることの多い田内翼プロ。
この2連覇を機に彼がもっともっと大舞台に羽ばたいていく姿をこれからも注目していきたい。

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