バブルの崩壊と共にジュリアナ東京のような大型ディスコが衰退

バブルの崩壊と共にジュリアナ東京のような大型ディスコが衰退を余儀なくされたその後の時期。ディスコ運営会社の面々は次なる一手を考えていました。

荻原センムもその1人で、高級ディスコで培ったノウハウを基にノリのいい高級クラブを展開し始めました。キャバクラというネーミングが定着する前の頃で、荻原センムは「ニュー・クラブ」という名称でチェーン店を展開。東京の城東地区を中心に「どこにそんな資金があるのだろうか?」と思われるほど金に糸目を付けない絢爛豪華な内装の大型店を毎月のようにオープンしてゆきました。

そんな荻原センムのニュークラブの許可申請は、知人の弁護士からの紹介によるものでした。ピンストライプの細身スーツを着こなす荻原センムの要求はいつも「はやく!」でした。申請は荻原センム個人名によるものや、部下の部長や課長、店長によるものばかりで、1年もたたないうちに「申請者がやめてしまうので」とか「いなくなってしまったので」とかで、申請をやり直すこともしばしば。あまりにも申請の無駄と名義貸しの問題もあるので、私が老婆心ながら、センムに法人申請を薦めるものの一向に意に介せず、思いつきのように店名もしょっちゅう変え、むだな個人申請の連続。

「おかしいなあ?」と思っていると…どうも「消費税逃れをしているのでは?」と思えるふしが。そればかりか「税務申告自体していないのでは?」という疑念もわいてきました。そんな私の思いを察知したのか、その頃からセンムからの依頼がなくなってゆきました。
ここ最近感じているのですが、1~2年で店の名義を代えるキャバクラなどの大型店舗が増えています。大型店故に経費が掛かりすぎ、採算が取れないのかと思いきや、どうもそうではない様子。

年間売上1億円以上のキャバクラの消費税は?消費税が5%だったら?…8%では?…10%にでもなったら?おやおや、どうも荻原センムの亡霊が蘇っているようです。

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