トルコ風呂、ファッションヘルスなどが昭和60年の風営法大改正で届出業種へ

ゲーム機械メーカーのタイトーやセガが飛ぶ鳥を落とす勢いだった頃、タイトーやセガの創業者がユダヤ人だったこともあるのか、ゲームセンターの一部にはカジノコーナーを設けている店舗がありました。

歯科医師になった富沢くん同様、W大学の中山くんも夜な夜な歌舞伎町のゲームセンターを徘徊していました。もっとも中山くんの場合、ゲームコーナーで遊ぶ以前に角帽、学生服の応援団員風いでたちで、風俗店の紹介アルバイトをしていて、「W大生、歌舞伎町フーゾクの応援団長になる」とマスコミに取り上げられていました。

トルコ風呂がソープランドと名称を変え、のぞき部屋やらビニ本屋、ファッションヘルスなどが昭和60年の風営法大改正で届出業種となり(許可業種ではありません)、晴れて(?)社会の認知を受け、歌舞伎町がピンク色に染まった時代でした。学生運動の嵐が過ぎ去り、硬派の代表格であったW大学の学生がピンク産業の客引きをしているということで中山くんは話題の主となったのでした。

ピンク産業で稼いだお金を握り、中山くんもカジノゲームの虜になり、ルーレット、ブラックジャックと遊びを覚え、セブンスタッドポーカー、ハイローポーカーと高度な遊びに挑戦していきました。ゲーム性が高度になるにつれ、彼はより大きな刺激を求めることとなり、ついにはアンダーグラウンドの博打場へ足を向けるようになってしまいました。
その後元プロ野球選手や元ラグビー選手の有名人が逮捕される事件が起こったものの、中山くんの逮捕は耳にしませんでした。後に中山くんが株式新聞の記者になったという噂を耳にするも、何故か当然と思えました。

現在もお台場や銀座のゲームセンターではゲームとしてのカジノコーナーを設けているところがあり、秋葉原ではメイドカジノが繁盛しているようです。

石原東京都知事が日本でも本格的なカジノを開催したいと提案したものの実現には至っていません。しかし、カジノ議員連盟なる超党派の国会議員の団体が今でも存在し、カジノの開催を目指しているようです。日本でカジノが認められるようになると富沢くんや中山くんの現役復帰があるのかも知れません。

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